本日の終着地は秋田県男鹿市。秋田駅から出てる電車の本数が1時間に1本くらいと意外にも少なくてビックリ!食いしん坊のわたしは鶴形駅から秋田駅への電車の中で、今晩のごはんについて頭をめぐらしていました。
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秋田ハタハタ事情
男鹿駅周辺には飲食店が少なく、年末だし食事にありつけるかとても心配・・・。それなら秋田駅周辺の居酒屋で男鹿発祥である「しょっつる鍋」(魚醤・塩魚汁の出汁にハタハタを入れた鍋料理)でもいただきながら地酒でもかっこみたい。最初はそんな風に思っていました。でも、今朝十文字駅からご一緒したおばあさまから、昔は大漁すぎてもらうのが普通だったハタハタが不漁続きで今では高級魚!特に今年は不漁で、北海道で獲れたハタハタを使ったりしているらしいということを知ったのである。
(どうせなら秋田産のハタハタで食べたいな・・・)
気が変わって秋田駅でお弁当でも買い込みさっさと男鹿入りすることにしました。
男鹿市へGO!
秋田駅に着いたら急いでごはんを買ってコインロッカーの荷物を回収し、男鹿行きの電車に飛び込むのだ!イメトレしながら秋田駅へ到着し改札に向かうと、なんと清算待ちの長蛇の列が待ち構えていたのである・・・。
どうやら大雪の影響でチケットの払い戻し手続きなどのなんやかんやでこんな事態になっているらしい・・・(オーマイガー)。鶴形駅では切符を購入できなかったら、外に出るには必ずこの列に並ばねばなりません。
「あぁっ、わたしの華麗なる計画が・・・!!!」
ハラハラしながら20分ほど待ってなんとか改札を抜けるも夕ご飯を買い込む時間はない!大急ぎでコインロッカーの荷物を回収して男鹿行きの電車に乗り込むのであった・・・。
まだ17時半頃ではあるにも関わらず、男鹿駅に着く頃にはすっかり真っ暗。
まず楽天家のわたくしは男鹿駅に着いたその足で、実は狙っていた居酒屋へと足を運ぶことにしました。もしかしたらお目当ての「しょっつる鍋」にありつけるのでは・・・?期待に胸を膨らませながら、歩きにくい半分溶けた凸凹雪道を重いキャリーケースをずるずる引きずりながら歩きます・・・(必死の形相)。やっとのことで居酒屋へと到着。雪もちらちらと降っていたのでちょっとした濡れ雑巾になりながら中に入るとたくさんの人・人・人・・・!!!
待機している若い店員たちはわたしの姿を見てもちっとも寄ってくる気配がない・・・(え?わたし透明人間・・・?それとも濡れ雑巾だから・・・??)。でもそんなことではめげない!「しょっつる鍋」食べたい!!!(ちなみにメニューにあるかどうかもわからない)とりあえず駆け寄って聞いてみると今日は予約でいっぱいとのこと・・・まぁね、そんな気はしてた・・・。しょんぼりしながらひとまず宿へと向かうことにします・・・。
宿「ひるね」にチェックイン
男鹿、何気に若い人たちが起業していて、洒落たお店が色々とあるもよう。本日宿泊する宿「ひるね」もそのひとつ。
すぐ近くにあるクラフトサケ醸造所稲とアガベが運営するスタッフの常駐していないお宿。スマホや宿に設置されているタッチパネルでチェックイン、アウトを自分自身で行ういまどきスタイルです。
敷地内の3棟のうち2棟は1棟貸しで、今回わたしが宿泊したのはゲストハウス棟の個室。ゆっくりしたかったのよー。
しかし宿には着いたがメシはない。やっぱり秋田駅周辺で食べてくればよかったな・・・そんな風に思っても後の祭り。身軽になったし!はりきって食事の調達へと出掛けましょう!!
ドジャース男鹿店
雪が降り続く中、10分ちょっと歩いてたどり着いたのはドジャース男鹿店。秋田県内で数店舗展開しているご当地スーパーです。
宿のキッチンで料理できないこともなかったけど、時間も時間なので惣菜コーナーに一直線。居酒屋も捨て難いけど、ご当地スーパーの惣菜も大好物なのだ。しかし閉店1時間前だったからか惣菜コーナーはスカスカ・・・。仕方ないのでちっともご当地色のない食べ物をいくつか購入してズコズコと宿へ・・・(あれ?なんか旅の雲ゆきあやしい?? )。
すると玄関には脱ぎ散らかした靴が2足。狭いキッチンでは若いカップルが楽しそうに料理しているではないか・・・。いや、それは別にいいんだよ(靴は揃えろと心の中の姑が怒っているがな)。ただ、残念なことにダイニングには大きなテーブル1つと椅子2脚しかなかったのだ・・・(絶望)。
肩身を狭くしながらキッチンの電気ポットでお湯だけ沸かせてもらい、カップラーメンにお湯を注ぎ、泣く泣く部屋へと引き篭もるのであった・・・。 実はこのカップル、「お前さんたちの家なのかい・・・??」ってことを色々とやらかしてましてな。常駐しているスタッフがいない分、泊まる人のマナーがなっていないとやりたい放題だなぁ。何事もタイミングですねぇ。
実は旅から帰ってから気づいたのですが、前日に宿からメールで使用マニュアルが送られてきていたのです。確認してみるとなんと「飲食は共用スペースのダイニングのみ」と書かれているではありませんか!申し訳ありません ・・・。これから泊まる人は気をつけましょうね・・・(言い訳すると、部屋にはマニュアルなかった気がするんだよね、たぶん ・・・あったらますますごめん)。
さて、色々と感じることはありましたが「カップヌードルまじ美味い・・・」なんてことを改めて思いながら、ふかふか広々のクイーンサイズのベッドに身を沈めるのでありました(ベッドはめちゃ寝心地よかった・・・)。 きっと明日は良いことあるよね ・・・?
男鹿での長い一日がはじまる
翌朝、7時には起きて早々と準備。外に出ると、雪は昨晩からだいぶ溶けていました。
バスに乗るために、再びキャリーケースを引きずりながら男鹿駅へと向かいます。
この日の一番の問題はキャリーケース問題。宿が無人だったので預けることもできず、男鹿駅にはコインロッカーもありません。駅内の観光案内所の営業時間(9時〜17時)内であれば預かってもらえるのですが、わたしがこれから乗ろうとしてるバスの時間は8時50分なのである・・・。
実はお土産こけしパラダイスな男鹿駅。駅内のあちこちで発見!一時期骨董市などでお土産こけしを集めるのが趣味だったので、めちゃくちゃツボでした。
そうこうしているうちにもうそろそろバスの出発時間。乗り場に向かおうとすると、観光案内所に人の気配が・・・!慌てて事情を話してオープン前だけど荷物預かってもらえることに!やったーーーーー!!!これから向かう場所でも預かってはもらえたけれど、ここで預かってもらった方が身軽に動けてめっちゃ助かる。ありがとうございます!!(実はちょっと期待してた)
なまはげシャトルに乗って
今日はなんだか良いことありそう!!(単純)
予約してたちっこい乗り合いタクシーなまはげシャトルに飛び乗り出発です!!!
民俗行事としてのナマハゲに会う方法
ところで今日は12月31日。つまりは大晦日。もうおわかりですよね・・・?わざわざこの日に男鹿を訪れた理由はただ一つ。「ホンモノ」のナマハゲ(いわゆる「観光ナマハゲ」ではなく大晦日の夜に訪れる民俗行事としてのナマハゲ)に会うためなのだ・・・!!!
実は事前に役所に電話で尋ねたところ、観光客には各集落のナマハゲの準備が行われる時間や場所等は教えられないという回答・・・(悲しみ)。ただ、その場で直で聞いてOKであれば見学できるという風に教えられ、もうこうなりゃ当日に突撃するっきゃないと男鹿行きを決めたのが旅の約2ヶ月前。その後、ありがたいことに秋田在住のフォロワーさまの協力もあり、確定ではないけれどもしかしたら一番会いたいナマハゲさまの追っかけをできるかもしれない!!その知らせが届いたのが東京から秋田への夜行バスの中というギリギリの状況でした(ハラハラドキドキ)。まだ会えるかわかんないけど行ってみればきっとなんとかなる!!!そう、わたしの根っこは楽天家なのだ。
なまはげ館
「ホンモノ」(なんていうのが正解なのか、むずかしい)のナマハゲに会う前に、まずはお勉強をせねばなるまい・・・。そう思って訪れたのは、男鹿駅から乗り合いタクシーで約20分。男鹿市は真山地区にあるなまはげ館でした。
受付で「なまはげ館」とお隣の「男鹿真山伝承館」の共通券(1,000円)代を支払うと、まずは伝承館の開始時間を案内されます。伝承館ではここ真山地区の大晦日の夜に行われるナマハゲ行事を再現!なんと大晦日じゃなくても疑似体験できるのです。開始時間まで少し時間があったので先に「なまはげ館」を見学することにします。
百花繚乱!「なまはげ」勢ぞろい
民俗行事に興味のない人でも日本人なら誰でも知ってるんじゃないかってくらい超有名なナマハゲ。「泣く子はいねがー」と怖い顔した鬼が包丁を振り回して子供が大泣きする映像を見たことがある人も多いのではないでしょうか?
きっとこの姿が誰もが思い描く「なまはげ」像。・・・そんなあなたにこちらをお届け!!!
こんなにバリエーション豊かなの・・・!人間の想像力が爆発したかのような面の数々。こうしたらもっと怖いんじゃないか?って言いながらどんどんエスカレートしていった様子が目に浮かびます・・・。
迫力満点の面に目が行きがちだけど、中には木の素材を生かしたこんな素朴なものもあったりして・・・。笑ってるし、角というよりも耳みたいだし・・・。
これらは男鹿市内各地で使用されていた「なまはげ面」たち。約60地区の面が展示されていて、その数は150を超えるという。興味深く眺めていると、あちこちで面が写真に挿げ替えられていることに気付きます。
今日が大晦日だからですね・・・!!???(興奮)
そう、今夜実際に使うから一時的に展示されていないのです・・・!!!(心の中で鼻血ぶしゃー!)
聞いたところによると、面は1月1日の午前中に各集落に取りに行き、夕方には再び設置設置されるとのことでした。 ここが保管場所でもあるんだね〜。
男鹿のナマハゲとは?
そもそもナマハゲとはなんぞ?という方のためにわたくしめの付け焼き刃の説明をば・・・。文字で説明されてもぜんぜん頭に入ってこないよ・・・!!!(わたしもそう)という方にはこちら(ピョーンと下に飛びます)にとても素晴らしい講座(無料動画)がありますのでどうぞご覧くださいませね。
ナマハゲは年の節目にやってきて人々の怠け心を諌め、無病息災、田畑の実り、山の幸や海の幸をもたらす来訪神。もともとは小正月(1月15日)の行事で、現在では12月31日の大晦日に行われています。2015年度時の調査では85の集落で行われていたようですが、2023年時には70近くに減っているもよう。2024年はどうだったのでしょうか・・・。
菅江真澄の描くナマハゲ
男鹿のナマハゲの一番古い記録は江戸時代の紀行家である菅江真澄による「雄鹿乃寒かぜ」。そこには現在と同じように包丁を持った鬼の姿をしたナマハゲや(左下にはひょっとこ面)、ナマハゲに餅を差し出す家の主人、衝立の後ろに隠れる母親と子供が描かれています。つまりこの時点で現在のナマハゲの形が確立されているということは、それ以前から行われていたということ!たかまるぅーーーっっっ!!
ナマハゲの起源
ナマハゲの起源には「山の神説」、「修験者説」、「漢の武帝説」、はたまた「漂流異邦人説」など諸説ありますが、いずれも確証はなくてすべては謎。ただ、男鹿半島は古くから海との結びつきが強く、日本海を行き交う人々にとって航海の目印だった真山や本山は神の宿る場所であり、信仰の場として栄えて多くの修験者が生活していたそうです。ナマハゲはその真山・本山の神々の使者で、大晦日の夜に山から里に下りてくると言われています。
「ナマハゲ」の語源は「ナモミ剥ぎ」
菅江真澄の紀行文では、ナマハゲのことを「ナモミハギ」と紹介しています。「ナモミ」(方言)とは冬に囲炉裏で長く暖をとっているとできる「火型(火斑)」のこと。怠け者にできるこの「ナモミ」を剥ぐから「ナモミハギ」。つまり、ナマハゲの持つ包丁はこの「ナモミ」を剥ぐためのものなのだ・・・!怖すぎる〜!!わたしが男鹿に住んでたら絶対ナモミだらけだしめちゃくちゃ剥がされて血みどろだし・・・!!!語源を知った瞬間、その様子をぶるぶる想像してしまいましたね・・・。
秋田をはじめ、全国に分布する来訪神
実はナマハゲに似た来訪神は、男鹿の地域だけでなく秋田県の海沿いをはじめ全国に分布。そのいくつかは「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコ無形文化遺産にも登録されています。以下はわたしが実際に見学させていただいた有名どころの来訪神たち。
秋田県内だけでも、「ヤマハゲ」、「ナゴメハギ」、「ヤマハゲ」等、様々な名前で呼ばれています。ちなみに今わたしが秋田でめちゃくちゃ気になってる来訪神はこちら。
一番行きたい地区のは現在でも小正月に行われている行事らしく、調べてみるとむこう数年は平日開催でなかなか行けそうになくて悲しい。でもいつか必ず行く、行くんだからな・・・!!
なんて素晴らしきナマハゲ講座
ナマハゲ解説長すぎて読めないよ!ぜんぜん頭に入って来ないよ!!って方にはこちらの講座(無料動画)がとてもオススメです。
「神々と生きる町、秋田の民俗学入門~ナマハゲはどこから来るか~」
講師/齊藤 壽胤氏(秋田県民俗芸能協会会長)
旅の前にタイムリーに公開されていたので、こちらを見てから旅にのぞみました。ナマハゲに限らず秋田の色々な伝統行事を見ることができておもしろーい!!先ほどわたしが行きたいと言ってた地区の行事も紹介されています(さて、どれのことでしょう?)。
あなどるなかれ、男鹿真山伝承館
そろそろ伝承館でのナマハゲ再現が始まる時間。なまはげ館のお土産コーナーは最後のお楽しみにすることにして、お隣の伝承館へと急ぎます。
伝承館の建物はなんと築100年以上経っているという男鹿地方の民家を移築したものだから雰囲気満点・・・!!
中にはすでに多くの観光客の姿がありました。一日に何度も行われていますが、どんどん人が多くなるそうなので早い時間がオススメです。
最初にナマハゲについての簡単な説明を聞いてから大晦日の夜の再現がスタート。まずは「先立(さきだち)」と呼ばれる者が、ナマハゲが入っても良いか確認するためにやってきます。この時、家に不幸があったりするとナマハゲは入ることはできません。
OKが出たところで「ウ゛ォーーーッ」と野太い奇声をあげてナマハゲさまがご登場・・・!!!
ナマハゲさま、観光客が座ってる真後ろの障子をバーン!!!と開けて入ってきたりと超ノリノリ。カメラ構えてるとめちゃくちゃ近寄ってきてくれるしサービス精神も旺盛です(ありがてぇ)。その完成されたナマハゲパフォーマンスに感心してしまいました。
ひと通り暴れたあとは、用意された立派なお膳の前に座って海の幸山の幸、お酒をいただくナマハゲさま。この間にナマハゲさまと主人の間ではおきまりの問答が繰り広げられます。ちなみにお酒は行く先々で振る舞われるので、最後はぐでんぐでんになるそうです。酔っ払ったナマハゲさま見たーーーい!!!
ナマハゲさまはただ暴れたり問答するだけではありません。その所作にも色々と決まりがあって、面白いのが要所要所で四股を踏むこと。四股を踏むのは邪気を払うためで、まず最初は家に入った時に7回、次にお膳の前に座る前に5回、立ち上がる際に3回と決まっているのだって。おもしろーーーい!!!
7・5・3て数字になんか聞き覚えがあるなーと思ったら七五三?(子供の成長を祝う行事)この数字にどんな意味があるの?有識者教えてーーー!!!!!ちなみに四股を踏む動作については以前十五夜ソラヨイのブログに書きましたので興味のある方はどうぞ。
そして最後のひと暴れをするナマハゲさまズ・・・!!!
こちらの真山地区のナマハゲ面の特徴は角がないこと。一番古い形なのではないかと言われているんだって。
「来年もまた来るぞ!」
そう最後に言い残して去るナマハゲさま。
ナマハゲさまが去った後にはケデ(衣装)から落ちたたくさんの藁が・・・。これにはもちろん無病息災などの御利益が・・・!!
約20分ほどのナマハゲ再現はあっという間!「ただの観光ナマハゲでしょ?」なんて侮るなかれ(いや、侮ってたのわたしでした、ごめんなさい)、めっちゃ楽しいから!!!ぜひ体験してみることをオススメします。
伝承館で再現される真山地区のナマハゲ問答の流れはこちらに詳しいので興味のある方はどうぞ。
真山神社
お次はちょっと歩いて真山神社へと向かいましょう!
おそるおそる歩いて数分の場所にある真山神社へと到着。ここでは毎年2月上旬、大晦日のナマハゲ行事と1月3日に真山神社で行われる神事「柴灯祭(さいとうさい)」を一度に見ることができる観光行事「なまはげ柴灯(せど)まつり」が行われることでも有名です(一度で二度美味しいやつだ)。
どうやら登山道にもなっているらしい。
門の両脇には江戸時代中期作という仁王像。
門を抜け、階段を登り、社務所を通り過ぎ、まずはお参りいたしましょう。
さらに左奥へと続く石で積まれた階段があったので、おそるおそる雪に注意しながら登ってみることにします。
薬師堂
どうやらこちらは薬師堂のようです。ひとめ見るなり「好き!!!」となってしまった素朴な仏さまたち。仏像も天井絵もとても古そうです。
そして小さな堂内の右下に目を向けるとこれまた年季の入った扁額が存在感をびしばし放っておりました。
同じく「僕だよ!こっちだよ!!」と、訴えかけてきたのは愛くるしい角大師。
「うれしいな、ここ、好きだな〜」なんて思いながら、まだまだ上へと続いている石段を見つめる・・・。うん、ここまでだな。
石段を下っていると、一面真っ白な雪の敷地奥にある建物が目に入りました。どうやら「なまはげ柴灯まつり」の会場にもなっている敷地で、この建物は神楽殿のようでした。そん時は全然知らなくて遠くから写真だけ撮って後で確認してみると・・・
歓喜天堂にも行きたかったのですが一体どこに・・・。あの登らなかった石段の先にあったのかなぁ・・・。時間もあまりなかったので、社務所に戻ってお守り等を物色することにします。
そしてもちろん・・・!!!
社務所向かいには和船が展示されて、「何故ここに?奉納されたのかなぁ」と不思議に思って訊ねてみると、技術伝承のために作ってもらったのだって。実際に漁には使用されてはいないけれど、真山神社の宮司さんが実際に乗って進水式を行ったらしい。素晴らしい〜。
ちょっと心残りなのが「万体仏」を見る時間がなかったこと。だって「なまはげ館」から歩いて15分ほどかかるんだもの・・・(雪道だからきっともっとかかる)。昔は真山神社の境内にあったそうなのですが、明治時代に今の場所に移動したらしい。神仏分離ってやつなのかしらね、いやぁーね。そんなわけで「万体仏」もまたの機会に・・・。
忘れちゃいけない!なまはげ館・お土産コーナー
そして最後はおたのしみのナマハゲお土産コーナーだよ・・・!!
展示を見終わった最後にあるのがお土産コーナー。ナマハゲ面を初め、お菓子やTシャツ、様々なナマハゲグッズがずらーっと並んでいます。
そして昭和感あふれるグッズも・・・!!!
悩みに悩んでお買い上げしたものたち勢ぞろいの図。(一部、別の場所で購入したものとかもあるけど・・・)
特に「なまはげ館」限定という「てぬぐい」がめちゃくちゃ可愛いくてオススメです!!!てぬぐいは何枚あってもいいんやで・・・(数えたことないけど我が家にはすごい数ある・・・)
ナマハゲのお勉強をして(したつもりになって)、両手いっぱいにお土産を買い込みほくほく!!!再び乗り合いタクシーに乗り込み、さらなるナマハゲを求めて街中へと戻るのでありました。
■参考文献・サイト
「男鹿のナマハゲ」パンフレット(男鹿市発行)
「真山神社」パンフレット
「神々と生きる町、秋田の民俗学入門〜ナマハゲはどこから来るか〜」(動画)
実施地区の減少続く男鹿のナマハゲ 受け入れ望まぬ家増加 続く模索 [秋田県]:朝日新聞デジタル
⑤秋田・青森ひとり旅2024-2025へとつづく▼▼▼