彷徨する旅のアーカイブ

旅先や日常の中で琴線に触れたものたちを、フィルムカメラ+αで撮影した写真と共に紹介します。

奥深き絵馬の世界 vol.2 〜縁日編〜

ついに待ちに待った24日…!!!この日はお地蔵さまの縁日です。先日お願いした絵馬は果たしてちゃんと奉納されているのかしら…??ドキドキしながら吉塚地蔵へと向かいます。

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到着するといつも無人のお堂には、二人のおじいさんが座って談笑していました。遠慮しがちにお堂に入り、まずはお参り。いつもは閉じられている扉も開いており、中を見ることができました。 

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お?おおお???

なんと!わたしの絵馬(左)が祭壇に立て掛けられてるではありませんか…!!!

f:id:salomery:20210427230141j:image誕生日は11月26日。プレゼント待ってます…!!

やっぱり年齢的にこの絵柄になるよね。ピンクの服がまぶしいぜ…。んでも、わたし以外にもう一人絵馬を奉納する人がいるらしく、肝心の祈願内容が隠されてる…!!ウケ狙い(そして半分本気)の渾身の願いごとが〜!!!!!(え、もしかして晒し者になるのを見るのが忍びなくてわざと隠してくれてたのかしら… )というわけで、掲示されるまで祈願内容はおあずけ。また報告するのでその時は笑ってやってください。

写真を撮るわたしがめずらしかったのか、座ってるおじいさんたちが楽しそうに話しかけてくれました。人の良さそうなおじいさんたちを見て、地元の人に愛されてるお地蔵さまなのだろうなぁと心がほんわかするのでした。ちなみにこの日は、自由にもらっていいようにお饅頭が置かれていて、お守りも購入できるようになってました。

さて、お次は吉塚地蔵から徒歩で10分ちょっとの崇福寺へと向かいます。こちらにも吉塚地蔵と同じ絵馬が飾られているらしいのです。

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崇福寺はあの黒田家の菩提寺でもある有名なお寺ですが、今回訪れるのは崇福寺内にある旭地蔵尊。願掛けのお地蔵さんとして信仰を集めており、多くの方がお百度参りをすることでも有名とのことでした。

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縁日だからなのかはわかりませんが、人がひっきりなしに訪れていました。本堂を囲んでずらりと石仏が並んでおり、その所々に設置された拝所をすべて周って拝んでいく人も多く、願いを叶えたい切実な思いがあるのだなぁ…と、物見遊山的な気持ちで訪れている自分を申し訳なく思ったり…。

本堂の両脇には目的の絵馬が飾られていました。気になったのが、違う絵柄の絵馬があること。ちゃんと今っぽいけど、ぜんぜん好きじゃない…(絵馬を奉納した方ごめんなさい!でも!だって!)

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そう思いません…??

そしていよいよ絵馬が売られているという山門横の売店を覗いてみることに。

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ああああった!!あったよーーーーー!!!

興奮しながら売店の娘さんに次々に浮かんでくる質問を投げかけます。色々教えてくれた嬉しかった!ありがとう!!以下が今回わかったことです。

●大正生まれのタカノさんはどうやらすでに亡くなられており、娘さんが後を継いで絵馬を描いている。

●タカノさんに絵馬を描くよう勧めた売店というのが、現在1軒だけ残っているこちらの半田商店。

●最初は人形師の方に絵馬を描いてもらっていて、その方が作れなくなったからタカノさんにお願いするようになった。

●その娘さんもご高齢で、去年から体調を崩し、今は納品されていない。(跡継ぎはいない)

●在庫は表に出ているのみで、今は他の業者に絵馬を頼んでいる。

ななななんと!つまりもしかしたらもしかしなくても、この素晴らしき絵馬は今後もう手に入らなくなってしまうということ…!??その事実を知り、これはますます買わねばという気持ちになります。奉納せずに持ち帰るのもありか聞いてみたところOKとのこと。「持ち帰ってどうするんですか?」と逆に聞かれてしまった。たまに私のような人がいるらしい。その理由は様々で、研究者の方だったり、家に飾って拝みたいという人だったり。わたしはこの絵馬の絵柄に妙に惹かれてしまって、コレクションとしていつでも眺められるように持っていたいという気持ちが強いかな。というわけで、どれをお持ち帰りしよう?絵柄は同じだけどすべて手描きの一点物。それぞれまったく違う顔をしているので、これはやはりちゃんと好きなのを選びたい…!!おそるおそる聞いてみると、どうぞどうぞと選ばせてもらえました。よろこび!!

f:id:salomery:20210426232615j:imageあきらかに毛色が違うのがひとり…

そして悩みに悩んで購入したのがこちらです。まずは小さいものから。

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男子学生の濃いアイシャドウ(じゃないけど)もたまらんし、坊やの外国風の服装(胸に描かれてるのはダビデの星やんけ!さすが神仏習合なお国柄!!)や赤いリボンの女の子たちにも胸キュン!!!

そして一番のお気に入りは、大ぶりサイズの縁結びの絵馬。

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今時こんな男女カップルなかなかいないだろうけど、この昭和感あふれるカップル素敵やん♡

ちなみに今回購入した絵馬は、後々祈願したいことが出てきたら、持っていって奉納してもらうことは出来るとのことでした。ただ、絵柄が自分の年齢のものか、代理でその年齢の人の祈願をするという形になるので、もしわたしが祈願するなら縁結びの絵馬しか使えないということみたい。

ほんとは全種類買いたいくらいだったんだけど、お財布と相談して今回はこれだけにとどめときました。在庫があるのみとのことなので、もしほしい方がいたら売店にダッシュだよ!!今後わたしが買い占めるかもしれないよ…!!!

というわけで、念願の絵馬をゲットできて満面の笑みで帰宅…とはもちろんなりません。もう一箇所、行きたい場所があるのです。

vol.3へとつづく▶︎▶︎▶︎