10月の終わり。岡山へ遊びに行ってきました。今回はひとり旅ではなく、友人たちとの旅行です。目的は今年の春から岡山に住んでいる友達に会いに行くため。と、その前に…相変わらず欲張りなわたくし。仕事終わりに一人前乗りしてちょっぴり合流前のひとり旅してきました。今回は友人が教えてくれたJR西日本どこでもきっぷ(3日間用) 22,000円を使用。前乗りしなければ2日間用を購入して交通費を安く抑えられたんだけど、どうしても岡山市内で行きたい場所があったのです。
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岡山駅周辺をぶらぶら
岡山駅に着いたのは夜の7時過ぎ。
桃ぉーーーーー!!!!!
早速商店街入り口の頭上に掲げられた立派な桃にノックダウンです。さすが桃太郎県。桃太郎推しです。最高です。
岡山は路面電車が走っています(路面電車のある街が好き)。ホテルへ路面電車でいけば時短になるけど、初めて訪れる土地を歩くのがたのしいんでしょ!というわけで、約20分ほどの道のりを歩いていくことに。
商店街を進んでいくとすでに閉店している魅力的な喫茶店が…!!
こちらのブログに内装の写真が載っていました。
階段がとてもイイ…!!中にも入ってみたかったなぁ…。
謎のジュラシックパーク
どんどん進んでいくと…
・・・!!!
桃太郎推しだった商店街に突如ジュラシックパークが出現…!!!
天使までいるよ…?
夜の散策がたのしすぎてぜんぜんホテルに辿り着けない…。ほんとは歓楽街ウォッチングにもいきたい…とは思いつつ、翌日からの友人たちとの旅が控えているのでしょっぱなから無理するわけにはいきません。というわけで、散策を切り上げてご飯を食べることに。
予定では目星をつけてたラーメン屋に行くはずが散策を楽しみすぎてすでに閉店…。ご当地色のまったくないパスタ屋さんに入ることに…。
今回ちょっとだけ駅周辺のお店を調べてみたけど色々おもしろそうなのを見つけたので、岡山楽しそうだなぁーと思いました。またゆっくり訪れたいな。
夜ごはんを食べて、本日のお宿にやっと到着。比較的安かったことと、前乗りした理由のひとつである建築のすぐ隣にあるからというだけのチョイスでした。
そう、闇夜に緑色に浮かび上がる「禁酒会館」です!!!
たまにSNSで写真がまわってきてずっと気になっていたのです。灯りはついてるけれど、時間も時間だし中に入っていいのかわからなかったので、とりあえず外観だけ写真におさめて、この日は大人しくホテルに帰ることにしました。
ダンケでモーニング
6時半すぎに起床して、7時半にはチェックアウト。行きたいところがいくつかあるので朝から大忙しでございます。
まずはダンケでモーニングをいただくよ!
まずは看板や扉のメタリックで前衛的な装飾がカッコよくてしびれる。向日葵モチーフなのかなぁ?ダンケはドイツ語の「ありがとう」だよね?由来とか、装飾について色々聞いてみたかったな。
店内はこんな感じ。常連のお客さんがのんびりしてる印象でした。
ふわふわにサンドされたサンドイッチで美味しかったー!ていうかこれで500円って安すぎない…!!?サンドイッチが安くて美味しいだけでなく、なによりもにこやかなおばちゃんがとっても素敵。通いたくなる心地のよい喫茶店でした。
禁酒会館
ちょうどいい感じに禁酒会館オープン時間の8時になったので急いで向かいます。「禁酒会館」とはその名の通り、禁酒運動の拠点になった大正12年竣工の国指定文化財の建物です。禁酒会館の公式サイトはこちら。古写真や古い図面も見ることができます。
おかやま観光コンベンション協会のサイトにわかりやすい解説があったので以下拝借。
大正10年頃、景気が悪くなったり、社会不安が募ってくるとその悩みを飲酒に逃れる人が増えていったそうです。このことに愁いた禁酒運動家の成瀬才吉と河本正二氏が、当時の資産家であった綱島長次郎氏を設立委員長にし 禁酒運動の拠点「岡山禁酒会館」の建設に乗り出しました。木造3階建で、寄棟造・スレート葺(一部鉄板葺)の屋根は3階部分で腰折れ風に処理されています。ドイツ壁風と白タイル張を組み合わせ垂直性を強調した正面の意匠と相俟って、市街地の歴史的景観の象徴となっています。 岡山禁酒会館は岡山空襲を免れ、平成14年9月に国の登録有形文化財に指定されました。現在、野外広場でライブや劇等が開かれ、屋内の部屋は、教室・会議・集会の目的で一般の方に提供しています。
実は建物に対する興味だけでほとんど何も調べておらず、中を見学できるのかよくわかっていなかった私。1階には喫茶店が入っているのですが、ついさっきモーニングを食べたばかりなので、とりあえず恐る恐る階段を登ってみることに。
2階まであがったところで、3階から男性が降りてきました。見学していいのか聞いてみると、開いているところは好きに見ていいとのことだったので、自由に建物内を散策することに。
3階へと進みます。
3階にはさきほどの男性とその奥様と思われる女性のふたりで営んでいるアクセサリーショップがありました。
とても気さくな夫婦でいろいろと話をしてくれました。まだ行きたいところがあったし、写真も撮らなきゃなので、もっと話をしたいところをグッと我慢してお店を後にします。申し訳ない…。
登って来た時の階段とはまた別のゆるく曲線を描いた階段から降りていきます。(この階段が人気で撮影スポットになってるらしい)
降りていくと先ほどのお店の夫婦が1階の喫茶店でお茶をしてて、ガラス越しに挨拶。そのやりとりがなんだか嬉しかったです。とってもいい感じの建物だったなぁー。おもしろい人たちが集まる文化サロンのような感覚を持ちました。
コーヒールーム キヤッスル
最後に向かった先はキヤッスル。またもや喫茶店です。実際に行く前は、時間がないから中に入らずに駅に向かおうかなぁと考えていたのですが、その考えは店の前に着いた瞬間に吹き飛んでました。
もう素敵すぎて入らずにはおられない…!!!
奥には人が座っていたので、入口近くの席に座り、時間がないのでホットコーヒーを1杯注文します。撮影許可をもらってパシャパシャ興奮しながら夢中で撮っていると、「奥には水槽もあるわよ」とのお言葉が。
そ、そうだ!わたしはその水槽が見たくてきたのだった!!!
せまりくる電車の時間への焦りや、キャッスルの店先やガラス張りの壁やゲームのテーブルなどが素敵すぎてすっかり頭から飛んでたよ…。コーヒーをひと口ふた口ほど飲んでから、水槽を撮らせてもらいにいそいそと奥へと向かいます。おばちゃんも「ゆっくりしてってねー」って言ってくれたけど、悲しいかな時間がないんですーーー涙涙涙
かかかかかかわいいよーーーーー!!!
水槽窓は綺麗な真っ直ぐのラインではなくゆらりとゆらめく形で、水槽の中でゆらゆらと泳ぐ金魚の赤も印象的だし、シックな壁色も素敵!なんて絵になる空間なのだ!!ポートレートにも使いたい〜(撮らないくせにそんな視点)
もっとたっぷり堪能したかったんだけど、いよいよ電車の時間が近付いていたので泣く泣く駅へ向かうことに…。
興奮状態だったので、おばちゃんにすごく素敵でシャッター止まらないこととか、電車の時間があるのでもっとゆっくりしたいけど行かなきゃいけないことを伝えると、どこにいくの?とかちょっぴり雑談できたの嬉しかった!出会う人みんな優しくて、「岡山の人たちはみんないいひとだ!!!」と、感動したのでした。
ひとり旅から、よにん旅へ
時間が迫っていたので焦りながら急いで岡山駅へと向かいます。
今朝福岡からやってきた友人たちと、駅のホームで無事合流。間に合ってよかった〜!岡山に住む友人に会いに、まずは電車で津山へと向かいます。電車がレトロでかわいかったよー。(正面にノスタルジーって書かれてる)
津山駅に着くと約7ヶ月ぶりの友人の姿が…!!!
ひとり旅からついによにん旅へ!いよいよ旅の本番です…!!!
【使用カメラ】film:OLYMPUS PEN FT、digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 ※写真にfilmの記載のあるもの以外はすべてdigital
岡山旅2021・秋②【鏡野町観光編】へつづく▼▼▼