旅の2日目。朝っぱらから電車を乗り継ぎ、またもや大移動の開始だよ!
CONTENTS
秋田新幹線25周年グッズ
まずはJR十文字駅から大曲駅で下車。待ち時間に売店を覗いてみると、めちゃくちゃ可愛いパーカーやキーホルダーを発見!!!
うしろにナマハゲと秋田犬ーーーーーっっっ!!!センスよすぎぃぃぃ!!
秋田新幹線25周年グッズで、なんと怪獣映画ポスターをイメージして作られたものらしい。そこはかとなく漂う昭和臭・・・!だからこんなにも私の胸を掴むのね・・・!!!
旅の前半だし、荷物を増やせないから何かを買うという気持ちがスコーンと抜け落ちてたこの時のわたくし。ネット販売していないということを知り、今モーレツに後悔している・・・。
これから秋田旅行に行く人!見つけたらぜったい買いだよ・・・!?(お土産にもらってあげてもいいよ!)
新幹線グッズではなく、朝食用のおむすびを買って新幹線に乗り込みます。一番安い券を購入したら立席だったことに乗ってから気づくという!そんなものあるなんて知らなかったわー(なんも見てない)。んでも10分ちょっとで着くから立席でも問題なし!!
到着したのは角館駅。十文字駅→大曲駅→角館駅と乗り換えるごとに、横手市→大仙市→仙北市と3つの市をまたいというのに、いまだ目的地に着いていないのは何故!?
秋田内陸縦貫鉄道
お次はJRから秋田内陸縦貫鉄道に乗り換えます!実は行くまで知らなかったのだけど、とても人気のローカル鉄道らしい。たくさんの鉄オタらしきおじさまたちや子供連れの家族がスタンバっておりました。
まだホームにも入れなかったので、先にチケットを購入して待つことに。出発まであと1時間(待ち時間長いよ・・・)。のんびり朝食をいただきます。
初めて見て気になったおむすび。その名も「ぼだっこ」。食べてみるとふつうのシャケでした。どうやら秋田ではシャケのことをぼだっこと呼ぶらしい。「ぼだっこ」の隣に「紅鮭」があったけど、どう違うのだろう?
地元民にはきっと当たり前のことなんだろうなぁー。文化の違う土地へ来てるのだなぁとワクワクします。
長いと思っていた待ち時間もあっという間!
電車に乗り込むと・・・
秋田犬フィーバー!!!
秋田犬好きにはたまらんであろう空間が広がっておりました。
羽後中里駅
宿を出発してから約3時間。ついに到着したのは羽後中里駅。
たくさんの人が乗っていたのに、この駅で降りるのはどうやら私だけ・・・。
みんな!ここで降りて一緒にたのしい場所に行こうよ・・・!!!
塞ノ神堂
駅から歩いてすぐ近くの塞ノ神堂へと向かいます。
もちろんこちらの中に奉納されている男○さまたちだけが目的ではありません・・・。
お堂の隣には数本の桂の木。風でゆらゆらざわざわと揺れています。
上を見上げると・・・
頭上には爽やかな新緑と共に揺れる・・・
だ・ん・○・ん・・・・・!!!!!
中里のカンデッコあげ
この一風変わった光景。これらは「カンデッコあげ」によってぶら下げられたもの。旧暦1月15日の夜にこの地域で行われている小正月行事です。
(以下、解説板より一部抜粋)
カンデッコとは、朴(ほお)の木で作った小型の鍬(くわ)のことで、このカンデッコと胡桃(くるみ)の木で作った男○をしめ縄の両端に結んで一対にし、これを神木である桂に豊作や縁結び、災いの防御など、その年への願いを込めて投げ掛けるのがこの行事である。狙った通りに掛かると願いがかなえられるといわれ、また、その掛かったものをはずして家に持ち帰り、栗や柿、李などの木に掛けると多くの実を結ぶといわれているなど、豊穣多産、災厄退散を願う珍しい小正月行事である。
ついつい男○にばかり目がいってしまっていたけれど、「鍬(くわ)」と「男○」が対になっていたのね。確かによーく見ると鍬もぶら下がっています。どうやら重さの関係で男○の方が鍬よりも下にさがって、主張強めにぶらぶらしてしまうもよう。
ふと下を見ると、桂の木の根元には、朽ちた男○が悲しげに転がっておりました・・・
そしてなぜか桂の木とは反対側の電線にも・・・
今回の旅でおおいに参考にさせていただいた書籍『村を守る不思議な神様』のサイトにも、カンデッコ上げの様子が詳しく載っていました(書籍にも記載あり)。
行きたいーーー!!行きたいよーーー!!!
そしてブツを持って帰りたい・・・。女子のみんな!縁結びにもご利益があるみたいよ!!カンデッコあげ当日の方がスーパーご利益ありそうだけど、今回こちらを訪れたことでよいご縁があることを願います・・・っ!!
さて、来年の旧暦1月15日は2月5日(日)。どうにかして行けないものかと妄想中・・・。憧れの雪の秋田で憧れのカンデッコあげ!本気で考えるのはもうちょっと先にして、今はただ、ぶら下がった男○を胸に抱え、雪の秋田をひとり旅する夢を見ようと思います・・・。
【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:KONICA AUTOREX
秋田青森ひとり旅2022⑥につづく▶︎▶︎▶︎