彷徨する旅のアーカイブ

旅先や日常で出会った「非日常」の記録

⑪秋の愛媛南予ひとり旅2022【八幡浜観光・後編】最終回

再び自転車に乗り、最後の八幡浜保内町散策スタート!

CONTENS

八幡浜市保内町

保内町は県内で最初の銀行設立や四国で初めて電灯が灯るなど、江戸末期から昭和初期にかけて海運や紡績、木蝋、鉱山、養蚕など様々な近代産業で栄えた地域。現在でもその名残をあちこちで見ることができます。

カワイシ醤油

大正8年に設立のお醤油屋さん。アゴラマルシェでもこちらの商品を購入することができるようです。

こちらは何の建物かは不明だけど良き建物だ〜。

蔦びっしりのよき窓

素敵な煉瓦の塀。ドア部分がアーチになってるのがたまらないね〜。

美名瀬橋

こちらは江戸時代から現在に至るまで5回架けられている橋で、現在のものは昭和8年竣工の5代目。平成10年に原型を活かして改修されたそうです。

旧東洋紡績赤レンガ倉庫

美名瀬橋を渡ると「もっきんろーど」という木製の遊歩道沿いに旧東洋紡績赤レンガ倉庫が現れます。

もっきんろーど

明治20年に愛媛県で最初に設立された紡績会社で、四国で初めて電灯が灯ったのがこの場所。昭和35年に閉鎖し、現在では赤レンガ倉庫だけが残っています。

美名瀬橋と旧東洋紡績赤レンガ倉庫

愛媛蚕種(旧日進館)

明治17年創業の現役の蚕種会社で、大正8年竣工の木造3回建ての建物です。着物好きだから養蚕には興味ある〜。

愛媛蚕種-HOME 

洋風建築がくっついています

玄関、事務所棟、第一・第二蚕室が国登録有形文化財に指定されているそうです。見学もできたかもしれないけれど、時間がなかったので外観のみ。「時間がない」もうこの台詞いいたくなーい!来年はもっと生き急がずにのんびり旅できるといいな・・・(書きながら無理かもなって思ってる)。

内之浦公会堂

昭和12年、地域の公会堂として実業家の那須金市氏の寄付により建設された国登録有形文化財の建物。草書風の「公会堂」のフォントが珍しいような?控えめながら細部の装飾が光ります。塀の菱形のくり抜きも可愛いね!現在でも地域の集会所として利用されていて、2階には舞台を備えた畳式の大広間があるそうです。見たい!

さよなら、保内町

大急ぎで保内町を駆け抜けて(有名な建物だけをとりあえず蒐集)、今度は山越えルートではなく、川沿いルートで帰ります(もうあの薄暗いトンネルは通りたくないよ・・・)。

少しずつ陽も暮れ出していました

帰ってる途中にいい感じの建物発見

八幡浜みなっと

自転車を3〜40分ほど走らせて「八幡浜みなっと」に到着!自転車を返却します。レンタルしたとこじゃなくても返却できるのありがたい〜。

アゴラマルシェのカフェでお疲れ様のソフトクリーム!愛媛みかん味めちゃ美味かった!!

夕陽がまぶしいぜ

八幡浜港フェリーターミナル

当初の予定では八幡浜でギリギリまで遊んで最終便に乗り、翌日の午前中は別府をプチ観光して帰る予定でいましたが、午後にはワクチン接種を控えていたので大事をとって早めに自宅へと帰ることに(冷静に考えて詰め込み過ぎじゃ)。八幡浜ちゃんぽん食べたり、大正湯でもひとっぷろ浴びたかったな〜。

茜色に染まるフェリー待合室

17時25分発のフェリーに乗り込みます。どんどん沈みゆく太陽が美しい。

そして、夜が訪れます

れいめい丸

行きのフェリーは「あかつき丸」でしたが、帰りは「れいめい丸」。違うフェリーで帰れるの嬉しいな!あかつき丸よりも大人な雰囲気でした。2階へと登る階段かっこよくて好き。フェリーターミナルの受付のフロントの壁も同じような雰囲気でカッコよかったです(写真撮り忘れ)。

「宇」の文字ってカッコいいんだね!

新造船でもゲームコーナーは相変わらずあるんだね(もっと違う娯楽がほしい)

2等船室

夜ごはんはアゴラマルシェで調達した鯛めしおにぎりと唐揚げよ〜!

どれもめちゃ美味しかった!!唐揚げも揚げたてとかじゃないのに味がしみしみしててご飯がススム〜。最高の旅の〆でした。

20時過ぎに別府港へと到着!すでにこの時点でぐったり・・・。白目になりながら電車に揺られて自宅に帰り着いたのは0時前でした。自分よ、お疲れ様でございました!

最後に

愛南町に鹿踊りを見に行きたい・・・!!!

そんな思いから始まった今回の愛媛南予ひとり旅。一番の思い出はやはり、バスを間違って降りて焦りながらタクシーで福浦へと辿り着き、幸運なことにお着替えシーンを見学さえてもらえたことでしょうか・・・。終わりよければすべてよし!いろんなハプニングが自分の旅に彩りを添えてくれているのだなぁとしみじみ。これからもハプニングを楽しもうと思います!!

来年はどこに鹿踊り見に行こうかな

さて、この記事を書いているのは2022年12月31日の大晦日。来年行きたい場所はぼんやりと浮かんではいるけれど、自分が一体何を閃いてどこに行くのかはまったくの未知。今年だって東北を旅するとは思わなかったし(人形道祖神と鬼コ旅)、一番の驚きは自分の人生の中にアウトドアの「ア」の字もなかったのに、真夏に島でソロキャンプしたこと(悪石島のボゼ旅)。こんな操縦不可能な自分ですが、来年も当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。みなさま良いお年をお迎えください〜。最後まで読んでいただきありがとうございました!!

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:CONTAX Aria

秋の愛媛南予ひとり旅2022リスト

①秋の愛媛南予ひとり旅2022【移動編】

②秋の愛媛南予ひとり旅2022【はじめての愛南町編】

③秋の愛媛南予ひとり旅2022【鹿踊り・前編】

④秋の愛媛南予ひとり旅2022【鹿踊り・後編】

⑤秋の愛媛南予ひとり旅2022【御荘散策編】

⑥秋の愛媛南予ひとり旅2022【石垣の里編】

⑦秋の愛媛南予ひとり旅2022【御荘/卯之町編】

⑧秋の愛媛南予ひとり旅2022【野村町編】

⑨秋の愛媛南予ひとり旅2022【卯之町編】

⑩秋の愛媛南予ひとり旅2022【八幡浜観光・前編】

⑪秋の愛媛南予ひとり旅2022【八幡浜観光・後編】最終回