2階へと降りると、レースのカーテン越しにぼんやりと人影が・・・。
CONTENTS
2F・茶と酒 わかめ
おそるおそるカーテンをめくると・・・
ラブドール
これぞまさしく桃!源!郷・・・!!!
茶と酒 わかめで待ち受けていたのは、お美しいお姉さまがた。そう、1階にいらっしゃった美女と同じく、オリエント工業さんのラブドールズです。
ほんっと見れば見るほどめちゃくちゃ可愛いんですよ・・・!!!しかもお触りオッケーという・・・(ドキドキ)。ラブドールに夢中になってしまう男性の気持ちがちょっとだけわかりました・・・。
ふらふらと誘われるようにカウンターに座ると、テーブルにはピンク映画のチラシが敷き詰められています。
チケットは1ドリンク付き。館内の展示を見終わってからこちらのバーで一息つくのがおすすめコース。ドリンクと一緒にポチ袋のおつまみもついてきます。
その名も「珍ちんおつまみ よろめき ときめき川柳」。
中を開けてみると・・・
さて、興奮してからっからになった喉をさっそく潤しましょう・・・。
ラブドールちゃんに・・・乾杯!!!
ちなみにお隣のパイパイにはセンサーが仕込まれていてプッシュすると水が飛び出るというサプライズ!!
さらにあたりを見渡すと他にも様々な展示品で彩られていて、どこに視線をやっても最高のおつまみがあって飽きることがありません・・・!!
見世物小屋の絵看板
ラブドールたちの背後には見世物小屋の絵看板が壁一面に飾られ、怪しい雰囲気を醸し出しています。
が、残念ながらラブドールちゃんに夢中でちゃんと撮ってなかったようです・・・(バカバカ、わたしのバカ)。
仕方ないので数年前にアルティアムで開催されていた「僕的九州遺産展」で展示されていたものを・・・。もちろんこれらもBARに展示されています。
福岡では箱崎宮の放生会(ほうじょうや)でも、コロナ禍前は毎年見世物小屋がきていました(去年はきたのかな?)。年々おどろおどろしさが薄まり、2019年時に訪れた際にはこんな感じ。
自分が生まれる前のゴリゴリの見世物小屋(今では絶対無理なやつ)を見てみたかったなぁ・・・。
モォ〜やめて
BARで展示されている絵の中で、特にお気に入りだったのがこちらの絵。
まるでどんちゃかどんちゃか楽しい宴会の音が今にも聞こえてくるかのよう(まぁ、実際は牛と人間のまぐわいの絵なのですが)。描いたのは宮城県の津山町という小さな集落にアトリエを構える1954年生まれの山形牧子さん。男と女のからみをそのまま描くと露骨なので、牛とのまぐわいにしてるらしい(笑)他の作品も見てみたいなー。
荒木一成コレクション
そして見応えたっぷりなのが、原型師として活動されている荒木一成氏による「春画人形コレクション」・・・!!!
一見ふつーのお人形や工芸品のようにみえますが・・・
ひっくり返すと・・・
このような素敵な仕上がりになっております!!!何が描かれているかはご想像にお任せ・・・。
こちらは可愛い可愛い眠り猫とみせかけて・・・
裏にドーン!!
九谷焼の福々しいおたふくは・・・?
こーーーーんなのまで・・・!!!
これらはほんの一部。まっだまだあるので、ぜひ実際に見に行ってみてください。
いやぁー、しかし人様のお家の置物の裏にも何かあるんじゃないかと見てみたくなっちゃうね・・・。
スタッフの方がほんとすらすらと説明してくれて、まるで美術館の学芸員のよう。とても素晴らしかった!!!
BARでのひととき
展示品を見終わり、ふと振り向くと美しい後ろ姿が目に入りました。
あら、わたしみたいに一人のお客さんがいるわ・・・。勇気出して話しかけちゃおうかしら・・・。
あ、あのう・・・お姉さん。一緒に飲みませんか・・・???
お、おねえさん・・・???
ラブドールちゃんでした・・・!!!!!
ほんっっっとに自然とすぐ横にいるんだよね。こんなに美人なのに緊張させないっていうか。癒されるっていうか・・・。(もうすでにラブドール・マジックにかかってる)
嗚呼、楽しすぎて2時間があっという間にたってしまうよ・・・!!
タイムリミット間近で焦っていると、せっかく福岡から来たのだからもっとゆっくりしていってとの女将の嬉しいお言葉。
旅に出てる時以外、ほとんど外食もしないし、お酒を飲むお店に夜遊びに行くこともまったくないわたくし(おうちが一番好きなんだ)。普段のわたしならそっこー退散するところなのですが、目に映るものすべてに興味津々。スタッフのみなさんもとても気さくに話しかけてくださり、とっても楽しくなっちゃった!!!
ブランデー
そんなわけで、もう一杯・・・!!!
お酒のことをよく知らないので聞いてみると、ブランデーをオススメされました。
生まれて初めてブランデーのトニックウォーター割りを注文。
う、うまい・・・!!!
めちゃくちゃわたし好みでびっくり。ブランデーってこんなにも美味しかったのね。これがきっかけで、ブランデーに開眼・・・!!!
翌日に旅立った北海道(実は社員旅行でした)のワイナリーで、早速ブランデーを入手するという・・・。
自分への誕プレも兼ねて大奮発して購入したのがこちらの島梟。21年間長期熟成したブランデーです。
最近「島梟」を開封して飲んだらめちゃくちゃ美味しくて・・・!!!熟成期間が短いものだとわたしはロックでは飲めなくて、いつもトニックウォーター割りにしてました。でも島梟はロックじゃないと飲みたくない!!!高いだけあるわ・・・。大事にちびちび飲みたいと思います。
うなぎパイ
サービスでもらった浜松銘菓のうなぎパイも印象的でした。
パッケージをよーーーくみると「真夜中のお菓子」って書いてるんです・・・!!(知ってた??)
本家うなぎパイをパロッたもの??と思ったら、ちゃんとした本家本元のうなぎパイ。ただしこちらは高級ラインの「うなぎパイV.S.O.P」という商品で、V.S.O.P(熟成度のランク表記)の名前通りブランデーが使用されています(一般的なうなぎパイにも「真夜中のお菓子」の表記アリ)。
「ひ、卑猥なお菓子だったの・・・???」
と、大道芸術館にいるばっかりにそんな思考に陥ってしまったけれど、調べてみると以下のような意味がありました。
公式サイトより抜粋。
うなぎパイの代名詞とも言えるキャッチフレーズ「夜のお菓子」。幸一社長の「一家団欒のひとときをうなぎパイで過ごしてほしい」という願いのもと、ご自身で考案されたものです。当時、浜松は高度経済成長期で女性の社会進出が進んだ時代。忙しい家族が揃う夕食のだんらんの時間が大切にされたと言われ、その時間を表す「夜のお菓子」と名付けたのでした。
まさかそんな優しい思いが込められていたとは・・・!!大変失礼いたしました・・・っ。
でも、当時もやっぱり夜の意味と繋げられたみたい・・・。
しかし、当時の浜松において夜の繁華街は全国屈指と呼ばれ賑わっていた時代。このキャッチフレーズを目にしたお客様で、精力増強のうなぎと結びつけてあらぬ解釈をしてしまった人も多かったようです。
意外なところで「うなぎパイ」についてのちょっとしたトリビアを知ることができてよかったです。
1F・SHOP
たーーーーっぷりと濃厚で楽しい時間を過ごし、名残惜しいけれどそろそろお暇いたしましょう。
最後はもちろん1Fのミュージアムショップでお待ちかねのお買い物タイム・・・!!
ほしいものがたくさんだよーーー!!!!!
盛大にハッスルしたいところですが、翌日から北海道旅行を控えていたので、泣く泣くグッズ購入はひかえめに・・・(それでも予算オーバー)。
最後に
いやぁーーー、ほんっっっとに楽しかった!!
自分の居場所はここなのではないか・・・??そう錯覚してしまうほど、とっても居心地がよくて楽しいひとときを過ごすことができました。
大道芸術館のみなさま、本当にありがとうございました!!!
また会う日まで・・・。
【使用カメラ】digital:SIGMA dp3 quattro、FUJIFILM X-T3、iPhone SE2
大道芸術館 DATE
■営業時間:水・木・金曜日 15:00 ~ 21:00、土・日曜日13:00 ~ 19:00(要予約)
■休館日:月曜日・火曜日・祝日
■HP:大道芸術館 museum of roadside art 都築響一コレクション
■Twitter:大道芸術館 (@moratokyo) / Twitter
■Instagram:https://www.instagram.com/daidougeijutsukan/