彷徨する旅のアーカイブ

旅先や日常で出会った「非日常」の記録。フィルムとデジタルで撮影します。

古代の息吹を感じることができるお稲荷さん

石穴稲荷神社

一度目の訪問 

はじめて太宰府市にある石穴稲荷神社を訪れたのは2020年9月のことでした。Googleマップでたまたま目に入り、写真を見たら雰囲気よさげだったので行ってみることに。この時はどこにでもある普通のお稲荷さんかと思っていました。

f:id:salomery:20210309214908j:plain

太宰府駅。ここから徒歩15分ほどのところにあります。(film)

着いて早々、台風前のどんよりとした不穏な空と、しっとりと湿った石や鬱蒼とした木々がざわめく異様な雰囲気にビビります。

f:id:salomery:20210310114916j:image

昔からお稲荷さんがちょっと怖いんです…(iPhone SE2)

一応本殿には灯りがともっていたので、人が管理をしているということに安堵はするものの、地面を落ち葉が覆っているし建物は古そうだし人っこひとりいないし、迫力満点すぎて今にも逃げ出したくなりました(霊感ゼロの怖がり)。

f:id:salomery:20210310000902j:plain

f:id:salomery:20210310001228j:plain

f:id:salomery:20210310001300j:plainこの日はハーフカメラでした(film)

本殿横にさらに上へと続く階段があったので勇気を振り絞って登ろうとするも、どうにもこうにも怖すぎて数段で断念…。あとで知ったのですが、その階段からは靴箱に置かれた履物に履き替えて行かないといけなかったらしい。登らなくてよかったー!そのまま行ってたらバチが当たってたかもしれん…と、安堵するのでありました。

石穴稲荷神社の由緒

帰ってから調べてみると、菅原道真公が太宰府に下られた際に一緒に来られた神様とする説が有力ではあるものの、その「石穴」という名前の通り、奥宮には石の穴が奉られていて、磐座信仰(古神道における岩に対する信仰)の形態から、考古学的にはさらに古い年代よりこの地で祭祀が行われていたのではないかと言われているそうです(パンフより抜粋)。

巨石…!穴…!!太古の祭祀…!!!

高まるーーーっっっ(鼻の穴ふくらませながら)

f:id:salomery:20210310001405j:plain

右の写真が奥宮へと続く階段。盛大にピンぼけしとるがな(film)

まさかあの階段の先にそのような信仰の場が存在したとは…!!神聖な場所だから靴を脱がないといけなかったのね…。興味がむくむくとわいてきたので、今度は晴れた日にリベンジしようと誓ったのでした。

二度目の訪問

2021年2月某日。前回とは打って変わって気持ちのいい青空だったので、今回は自転車で訪問することにしました。


f:id:salomery:20210311140259j:image

f:id:salomery:20210311140256j:image

f:id:salomery:20210311140356j:image

神社近くに咲いていた変わった形の椿。美しい。(film)

f:id:salomery:20210311152816j:image

(FUJIFILM X-T3)

神社に着くと今回は2組ほどの先客がいてほっとしたのですが、入れ替わりですぐにいなくなってしまったので、あっという間にひとりきり…。晴れているのに木々が空を覆い隠して薄暗いし、風は強くてざわざわしてる。

晴れてても怖い…怖いよ…!!


f:id:salomery:20210311154307j:image

f:id:salomery:20210311154510j:image

入口はまださわやかだったのに足を踏み入れると…(FUJIFILM X-T3)

でも今度こそ奥宮までのぼるぞ…!と意を決して靴脱ぎ、本殿横の靴箱に置かれてる草履に履き替えます。

f:id:salomery:20210310002841j:image

おそろしくてぶるぶるえていたのかこんな写真しかなかった…(FUJIFILM X-T3)


f:id:salomery:20210311142017j:image

f:id:salomery:20210311142014j:image

奥宮へ進もうとするとまず最初に出迎えてくれるのかこちらのお狐たち。本殿のお稲荷さんも凛として素敵だったんだけど、こちらのお稲荷さんもファニーなお顔で可愛いのよね〜(film)

ごつごつとした岩や青々と生い茂った木々を横目に見ながら階段を登っていきます。

f:id:salomery:20210311154421j:image

岩の隙間から顔を出す生き生きとした植物たち(film)

ほどなくして石の祠がある小さな空間に出ました。

f:id:salomery:20210311142859j:image(iPhone SE2)

左に顔を向けると「是より下足をおぬぎ下さい」と書かれた石の棒が。どうやらこの苔むした岩の上を進んでいくらしい。

f:id:salomery:20210311143805j:image(film)

履き替えた草履を脱ぎ裸足になり、岩の上を進みます。(靴下のままでもよかったのでしょうが、おらに太古のパワーをわけてくれ…!!ということで裸足になってみました)。岩と岩の間を飛び跳ねながら進むとすぐに、石の穴があると思われる場所にたどり着きます。その奥には立派な木が生えていました。

f:id:salomery:20210311144615j:image(film)
f:id:salomery:20210311143959j:image

(FUJIFILM X-T3)

風で揺れる木々や鳥の声を感じながら佇んでいると、恐ろしさを感じつつもなんとも清々しい気持ちになっていきます。

奥宮を存分に堪能して階段を降りていくと、今まで1人だったのに、参拝客がひとり、またひとりと現れ、わたしは今まで異世界に迷い込んでいたのかしら…?と、なんとも不思議な気持ちになるのでした。

f:id:salomery:20210311151535j:image

(FUJIFILM X-T3)

初午大祭と御朱印

ちなみに今週の日曜日(2021年3月14日)には初午大祭というのがあるそうです。

御朱印は宮司さんが多忙のため、申し込みをして後日郵送という形をとっているとのこと(用紙に必要事項を書いて初穂料と送料のお志と一緒にお賽銭に入れるか、神社下の宮司宅に届けるという流れ)。今回わたしも頼んでみましました。いつ頃届くかなぁー。気長に待とうと思います。


f:id:salomery:20210311152032j:image

f:id:salomery:20210311152039j:image

 

★途中ですが追記(2021.5.12)

届きましたー!わたしの時で約2ヶ月ちょっとかかりました。すっかり忘れてたから嬉しいなー♪

f:id:salomery:20210512223145j:image

衝撃の事実

実は最近気づいたのですが、どうやらわたしはメインの場所まで行き着いてなかったらしい…涙。二度目の訪問なのに何をやっているのやら…。案内板もないのでどこまで足を踏み入れていいのかわからなかったんだよー。とりあえず拝所と思しき場所の前まで行って手を合わせてきたのですが、なんとその後ろ側まで回ってよかったらしい…。また行くつもりだけど写真は恐れ多くて撮れないと思うので、再訪したとしても心の中に留めておこうと思います。興味のある方ぜひ実際に足を運んでみてください。

純喫茶「蘭館」

石穴稲荷に参拝した後は、2回とも最後に蘭館に寄って帰ってました。太宰府に行った際には必ず訪れたい大好きな喫茶店。ちなみに1度目の石穴稲荷詣の後はあまりにも怖すぎたので、血迷って(?)1杯1500円もする超高級コーヒー飲んでしまったよ!めっちゃ美味しかったから問題なし!!石穴稲荷から歩いて10分程度のところにあるので、お参りした後にはぜひ美味しい珈琲を飲みに行ってみてください。

f:id:salomery:20210311230124j:plain「琥珀の女王」という名のコーヒー(film)

f:id:salomery:20210312000106j:image

ケーキも美味しいよ(FUJIFILM X-T3)