彷徨する旅のアーカイブ

旅先や日常で出会った「非日常」の記録

愛媛別府ひとり旅2019④【八幡浜編】

再び電車に乗り込み、八幡浜へと向かいます。一日で宇和島と卯之町と八幡浜を味わおうとするなんと欲張りな旅!

八幡浜さんぽ

八幡浜駅から宿に向かいつつ、寄り道しながら街をぶらぶら。

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駅には大漁旗がはためいていました。

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朽ちた建物があちこちにありました。

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レトロかわいい牛乳BOX♡

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大好きすぎるタマイ!

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若い頃のタモさんにも会えた。

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工事の脚場が組まれてて全貌がわからず…。素敵な建物っぽくてうずうず!改修されたのか解体されたのか…。今はどうなっているのか気になります。

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神社もあったのでもちろんご挨拶に。

アーケード商店街

面白くてついつい宿を通り越してアーケード商店街もぶらぶらぶら。商店街は意外にも大きくて、でも祝日の夕方だったからかあまり開いているお店はありませんでした。

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スナックこけし…たまらんぜ

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だんだん日も暮れてて夕闇色に…

またしても歩きすぎて棒を通り越して鉛のようになった脚を引きずりながら宿へと向かいます…。

大正湯

八幡浜でのお宿は現役銭湯の大正湯さん。

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散歩に夢中になって、チェックインする頃にはとっぷりと日が暮れていました。

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写真右下をよ〜く見たら椅子に座ってるおじいちゃんが写ってる!まさか宿の人とは思わなくて、写真撮りまくってるのを見られてた…汗

銭湯の受付はおばさん、宿の受付のお爺ちゃんが担当しているらしく、そのお爺ちゃんがめちゃくちゃいい味出してた〜。2階が宿になっていて、私が泊まった部屋はひとりなのになんて広々!銭湯にも入り放題で2500円はお得です!!

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2階もですが、1階の銭湯もきれいにリフォームされているようでとても清潔感がありました。

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昔ながらの荷物入れは健在。体重計もいいかんじ。

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タイル絵は昔からのものではなく、2018年に田中みずきさんという方が描いたもののようです(サインが書かれてた)。改装されているので自分がもとめる濃いレトロ感はどうしても薄くなるけど、やっぱり広いお風呂は気持ちいいし、豆タイルも可愛かったよ。

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ただ、今時の若者の音楽が結構な音量で流れていたのが気になりました(静かな方がいいなぁ)。でもこれもあのお爺ちゃんたちが頑張って今時の若い子の曲流してるのかも…と勝手に想像して微笑むのでした(真相はわかりません 笑)。

八幡浜ちゃんぽん

夜ごはんはアーケード商店街内にあるロンドンでちゃんぽん。

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八幡浜はちゃんぽんが有名なんだってー。名物はおさえとかなきゃね!!

愛媛別府ひとり旅2019⑤【別府観光編】へとつづく▶▶▶

愛媛別府ひとり旅2019③【卯之町観光編】

次に訪れたのは古い街並みが残る愛媛県西予市の卯之町。

卯之町の街並み

卯之町は国の重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれており、江戸時代中期から昭和初期の建築がずらりと軒を連ねています。着物を着てそぞろ歩きたくなるような美しい街並み!

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素敵な旅館!泊まってみたい!!…けどもうやってなさそう?

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ちょろっと歩いただけで素敵な建物のオンパレード!!端正で美しい街並みにうっとりです。こんなとこに住んでいたら自分も素敵な女性になれそうだ…。

宇和民具館

そしてなによりも宇和民具館が素晴らしくて…!!!展示の仕方がとても美しかった。たっぷり滞在して大満喫。大好きにな場所なってしまいました。

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こちらの鹿面は切長な瞳!

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写真館を再現した部屋では衣装を着て撮影できるスポットもあったよ。これは友達といくと盛り上がるはず!!

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常設展の他に「パンと昭和」という企画展もやっていて、とても可愛らしかったです。

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ロバのパン屋。音楽も流れました。

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収蔵庫が見れるようになっているのもとても良かった!!こんな見せ方があるんだね〜。

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右に気になる人がいるね…

とっても楽しかったー!!近くに住んでたら通ってる。また行きたい。いや、ぜったい行く。民芸が好きな方には全力でオススメです。

開明学校

宇和民具館のすぐ近くには明治15年に建築された擬洋風建築の開明学校と、その前身である申義堂がありました。開明学校のアーチ型の窓にはドイツ製のガラスが使われてるらしい。こちらもとてもよかったです。

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木の温もりがなんとも心地よい。こんな学舎で学びたいものです。

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長野の旧開智学校(行きたい!)とは姉妹館として交流があるんだって。

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ワニに襲われ絶体絶命!!!つづき気になる…

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まだまだ行ってみたい場所があったのですが、時間が足りなくて民具館と学校を見るだけで終わってしまいました。もっとたくさんぶらぶらしたかった!!また必ず訪れようと心に誓うのでした。

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もちろんカフェでスイーツ休憩も。

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マンホールは開明学校でした。

★こちらの記事は、当時Instagramに投稿した旅の記録を元に再構成しました。情報は2019年11月時点のものです。

 愛媛別府ひとり旅2019④【八幡浜編】へつづく▶︎▶︎▶︎

  

いろいろな鳥と、レトロ遊園地を一度にたのしめる場所

久留米は大好きな街のひとつ。昭和の名残をあちこちで感じることが出来ます。今回はずっと気になっていた久留米市鳥類センターへ。広い公園のような敷地内にあり、久留米市民たちが集う憩いの場になっていて、みんな思い思いの時間を過ごしていてとても心地のいい場所でした。

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(film)

久留米市鳥類センターの入園料は大人でも260円という安さ!しかも土曜日は高校生以下は無料。素晴らしすぎるー!(チケットもレトロで可愛かった)いろんな種類の鳥がいる中、わたしが一番見たかったのはやはり乙女心を鷲づかみにする孔雀。羽根を広げている優雅で美しき孔雀の姿をみたぁーーーーい!!そんな気持ちで向かったのになんと!羽根は繁殖期である春から夏にかけてでないと広げないらしい…。訪れたのは今年の2月末だったので見ることは叶わず…涙。羽根を広げてなくても鮮やかなブルーやグリーンの羽根の色はとても美しかったよ!写真撮ってないけど(なぜ)白い孔雀もいて珍しかった〜。園内でのほとんどの時間を孔雀ゾーンで消費するわたくし。
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f:id:salomery:20210328114922j:plain餌を与えて近くにおびき寄せてくれた子供たち。横で写真撮ってたら「いる…?」と餌をわたしに渡そうとしてくれて胸キュン!(film)

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(digital + oldlens)

そしてなんと孔雀のライブカメラがー!夜は真っ暗でなんのこっちゃなので、お昼間に見てみようと思います。羽根広げてる姿見れるかなー。

www.youtube.com

他にも様々な鳥がいて胸が躍ったよ。(一部、ほ乳類もいたようですが鳥類萌なので目に入らなかった…)

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鮮やかな赤や青、水色と黄緑のグラデが美しい…(film)


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みんな左向き…。この他にもフラミンゴやペンギン、フクロウなどもいました(digital + oldlens)


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ペリカンの水飲み場かわいい!まるまって微動だにしないホンモノのペリカンもめちゃんこ可愛かった!(左:iPhone 右:digital + oldlens )

敷地内にはレトロな遊園地もありました。知らなかったからうれしい!あまり行かないからわからないけど、動物園に遊園地の組み合わせってもしかして多いのかな?

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昭和の遊園地といえばパンダカー!(この子は犬?)いつか乗ってみたい。(film)
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大好きなメリーゴーランドも〜!カルーセルエルドラドのような優雅なものが好みではあるのですが、これはこれで好き。ゆるゆるでかわいい感じでした。(film)

f:id:salomery:20210328115038j:plainとんでもなくたまらない奴らがいた!昭和の生き残り…(film)


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右は仮面ライダーだけど、左はまったくわからない。大好きということしか…。(iPhone)

鳥類センターに到着したのが遅かったことと、孔雀に時間を撮りすぎたため、あっという間に閉園間近。ひとつぐらい遊具に乗りたい…!と最初から狙いを定めていた観覧車へ急ぎます。もう片付けの雰囲気が醸し出されていたのですが、ギリギリ乗り込むことができました。

ロンリネス観覧車だぜ!ひゃっふぉーーーーー!!!

(自虐をたのしんでいる今日この頃)

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f:id:salomery:20210328115551j:plain沈みゆく太陽の優しい光に照らされる久留米の街並み(iPhone SE2) 

次は孔雀が羽根を広げてる時期にいきたいな。そして、ひとりで観覧車に乗るという楽しみを知ってしまったので、今後も地方の遊園地の観覧車(もしくは他の遊具)に乗るというミッションを遂行していこうと思います!

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記念写真はもっぱら鏡 (film)

今にも声が聞こえてきそうな閻魔堂

海元寺の閻魔堂

博多は呉服町にある海元寺。ここには数年前にその存在を知ってから何度も訪れている大好きな閻魔堂があります。

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f:id:salomery:20210311211040j:image閻魔堂と観音堂が並んでいます(iPhone SE2)

もともとは江戸時代(そんなに昔!)に別のお寺に祀られていたのを、縁あって海元寺へ移されて今にいたっているそうです。詳しくは海元寺のサイトを見てね。全国各地に閻魔堂はあるけれど、ここみたいに木造で閻魔大王ファミリー(?)が勢揃いしているのは珍しいんだって。

わたしが心惹かれるのは閻魔堂の主役である威厳あふれるジャスティス顔の閻魔さまよりも、脇を固める愛くるしいお姿の牛頭馬頭ちゃんズや、インパクトでいったらNo.1の恐ろしい形相の奪衣婆(だつえば)です。お供えものがコンニャクなのもツボ。

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閻魔さまを間違いなく食っている迫力満点な奪衣婆。この吸い込まれそうな瞳の輝き!見つめられたら泣いちゃう…っ


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牛頭馬頭は地獄で亡者たちをいじめる鬼とのこと。青色の牛頭さんが特にお気に入り♡赤色の馬頭さんは最遊記とかに悪役で出てきそうだし、今にも不敵の笑い声が聞こえてきそう(iPhone SE2)

皆さまそれぞれキャラが立っている!今にも喋り出しそうなユーモラスなお姿で、見ていると何やらたのしくなってきます。

えんま祭り

毎年8月16日と1月16日の年に2回行われる「えんま祭り」では、奪衣婆にコンニャクをお供えするそうです。

奪衣婆はその名の通り、三途の川に渡ってきた人の衣服をはぎ取り、そばの木の枝にかけてそのしなり具合で生前に犯した罪の重さを量るお婆さんの姿をした鬼なんだって。その奪衣婆に灰汁(あく)を固めて作るコンニャクをお供えして、自分の病気の悪(あく)をとってもらうんだと。(昔の人ってほんとダジャレ好きねぇ…)まだ一度も行った事がないので、今年コンニャクお供えしに行きたいなぁー。(忘れそうだな…忘れたくないな…)

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(iPhone SE2)

おみくじガチャ

そして極め付けはこのゆるゆるなおみくじガチャ。かわいすぎるやろがー!この商売上手っ。 f:id:salomery:20210311202030j:image

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f:id:salomery:20210311211822j:imageオシャレなランチにミニ閻魔さまをそえて…(iPhone SE2)

博多旧市街ライトアップウォーク

毎年秋になると博多界隈の寺社仏閣がライトアップされる「博多旧市街ライトアップウォーク」というイベントが開催されます。

去年はコロナの影響で残念ながら中止になりました。今年は開催されるといいね…。


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人魚の骨も見れるよ…♡(FUJIFILM X-T3)

サイケデリック閻魔堂

そしてもちろん海元寺でも極彩色に輝くスペシャルな閻魔堂の姿を拝むことができます!テンションあがるよー!!

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躍動感あふれる獅子舞もいらっしゃいました。(FUJIFILM X-T3)

そんな遊び心満載な海元寺、超絶オススメなのでぜひ訪れてみてください。

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f:id:salomery:20210311235059j:image(film,1〜3枚目は多重露光)

古代の息吹を感じることができるお稲荷さん

石穴稲荷神社

一度目の訪問 

はじめて太宰府市にある石穴稲荷神社を訪れたのは2020年9月のことでした。Googleマップでたまたま目に入り、写真を見たら雰囲気よさげだったので行ってみることに。この時はどこにでもある普通のお稲荷さんかと思っていました。

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太宰府駅。ここから徒歩15分ほどのところにあります。(film)

着いて早々、台風前のどんよりとした不穏な空と、しっとりと湿った石や鬱蒼とした木々がざわめく異様な雰囲気にビビります。

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昔からお稲荷さんがちょっと怖いんです…(iPhone SE2)

一応本殿には灯りがともっていたので、人が管理をしているということに安堵はするものの、地面を落ち葉が覆っているし建物は古そうだし人っこひとりいないし、迫力満点すぎて今にも逃げ出したくなりました(霊感ゼロの怖がり)。

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f:id:salomery:20210310001300j:plainこの日はハーフカメラでした(film)

本殿横にさらに上へと続く階段があったので勇気を振り絞って登ろうとするも、どうにもこうにも怖すぎて数段で断念…。あとで知ったのですが、その階段からは靴箱に置かれた履物に履き替えて行かないといけなかったらしい。登らなくてよかったー!そのまま行ってたらバチが当たってたかもしれん…と、安堵するのでありました。

石穴稲荷神社の由緒

帰ってから調べてみると、菅原道真公が太宰府に下られた際に一緒に来られた神様とする説が有力ではあるものの、その「石穴」という名前の通り、奥宮には石の穴が奉られていて、磐座信仰(古神道における岩に対する信仰)の形態から、考古学的にはさらに古い年代よりこの地で祭祀が行われていたのではないかと言われているそうです(パンフより抜粋)。

巨石…!穴…!!太古の祭祀…!!!

高まるーーーっっっ(鼻の穴ふくらませながら)

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右の写真が奥宮へと続く階段。盛大にピンぼけしとるがな(film)

まさかあの階段の先にそのような信仰の場が存在したとは…!!神聖な場所だから靴を脱がないといけなかったのね…。興味がむくむくとわいてきたので、今度は晴れた日にリベンジしようと誓ったのでした。

二度目の訪問

2021年2月某日。前回とは打って変わって気持ちのいい青空だったので、今回は自転車で訪問することにしました。


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神社近くに咲いていた変わった形の椿。美しい。(film)

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(FUJIFILM X-T3)

神社に着くと今回は2組ほどの先客がいてほっとしたのですが、入れ替わりですぐにいなくなってしまったので、あっという間にひとりきり…。晴れているのに木々が空を覆い隠して薄暗いし、風は強くてざわざわしてる。

晴れてても怖い…怖いよ…!!


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入口はまださわやかだったのに足を踏み入れると…(FUJIFILM X-T3)

でも今度こそ奥宮までのぼるぞ…!と意を決して靴脱ぎ、本殿横の靴箱に置かれてる草履に履き替えます。

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おそろしくてぶるぶるえていたのかこんな写真しかなかった…(FUJIFILM X-T3)


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奥宮へ進もうとするとまず最初に出迎えてくれるのかこちらのお狐たち。本殿のお稲荷さんも凛として素敵だったんだけど、こちらのお稲荷さんもファニーなお顔で可愛いのよね〜(film)

ごつごつとした岩や青々と生い茂った木々を横目に見ながら階段を登っていきます。

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岩の隙間から顔を出す生き生きとした植物たち(film)

ほどなくして石の祠がある小さな空間に出ました。

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左に顔を向けると「是より下足をおぬぎ下さい」と書かれた石の棒が。どうやらこの苔むした岩の上を進んでいくらしい。

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履き替えた草履を脱ぎ裸足になり、岩の上を進みます。(靴下のままでもよかったのでしょうが、おらに太古のパワーをわけてくれ…!!ということで裸足になってみました)。岩と岩の間を飛び跳ねながら進むとすぐに、石の穴があると思われる場所にたどり着きます。その奥には立派な木が生えていました。

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(FUJIFILM X-T3)

風で揺れる木々や鳥の声を感じながら佇んでいると、恐ろしさを感じつつもなんとも清々しい気持ちになっていきます。

奥宮を存分に堪能して階段を降りていくと、今まで1人だったのに、参拝客がひとり、またひとりと現れ、わたしは今まで異世界に迷い込んでいたのかしら…?と、なんとも不思議な気持ちになるのでした。

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初午大祭と御朱印

ちなみに今週の日曜日(2021年3月14日)には初午大祭というのがあるそうです。

御朱印は宮司さんが多忙のため、申し込みをして後日郵送という形をとっているとのこと(用紙に必要事項を書いて初穂料と送料のお志と一緒にお賽銭に入れるか、神社下の宮司宅に届けるという流れ)。今回わたしも頼んでみましました。いつ頃届くかなぁー。気長に待とうと思います。


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★途中ですが追記(2021.5.12)

届きましたー!わたしの時で約2ヶ月ちょっとかかりました。すっかり忘れてたから嬉しいなー♪

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衝撃の事実

実は最近気づいたのですが、どうやらわたしはメインの場所まで行き着いてなかったらしい…涙。二度目の訪問なのに何をやっているのやら…。案内板もないのでどこまで足を踏み入れていいのかわからなかったんだよー。とりあえず拝所と思しき場所の前まで行って手を合わせてきたのですが、なんとその後ろ側まで回ってよかったらしい…。また行くつもりだけど写真は恐れ多くて撮れないと思うので、再訪したとしても心の中に留めておこうと思います。興味のある方ぜひ実際に足を運んでみてください。

純喫茶「蘭館」

石穴稲荷に参拝した後は、2回とも最後に蘭館に寄って帰ってました。太宰府に行った際には必ず訪れたい大好きな喫茶店。ちなみに1度目の石穴稲荷詣の後はあまりにも怖すぎたので、血迷って(?)1杯1500円もする超高級コーヒー飲んでしまったよ!めっちゃ美味しかったから問題なし!!石穴稲荷から歩いて10分程度のところにあるので、お参りした後にはぜひ美味しい珈琲を飲みに行ってみてください。

f:id:salomery:20210311230124j:plain「琥珀の女王」という名のコーヒー(film)

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ケーキも美味しいよ(FUJIFILM X-T3)