ちょうど一年ほど前の2020年の9月。2泊3日の熊本県玉名市→大分県中津市→福岡県豊前市(求菩提山登山)ひとり旅をアーカイブ。長くなりますが、最後までどうぞお付き合いくださいませ。
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玉名温泉のお稲荷さん
まずは熊本県玉名市の玉名温泉へ。荷物を預けに、駅からてくてく歩いて宿へと向かいます。ちょうど彼岸花の時期で、あちこちに咲く赤や白の花が咲き、蝶が舞っていました。
宿に荷物を預け、ランチを食べに行こうと歩いていたら、すぐ近くにこじんまりとしたお稲荷さんがありました。
正式名称は立願時温泉稲荷神社。解説によると、1783(天明3)年の建立で、台風やシロアリ等の被害により社殿は建て替えられたけど、彫刻は当時のもので裏には墨書があるとのことでした。
拝殿には金ピカの龍やバク?や恵比寿さまが〜。バクは可愛かったけれど、そこまで琴線に触れるものがなく…(失礼)。おそらくこれらの彫刻はまだ新しいものなのかな?
神社の装飾はくまなく見る方なので、御神体が祀られている本殿の方に歩いていくと…なんと!今まで見たことがないお姿の彫刻が…!!
刀と宝珠を持っていて、波の動きも蛇みたいな躍動感!お胸もあるから女性だよね(お顔は男性みたいに見えるけど)。羽衣みたいのも見える??調べてみたらどうやら荼吉尼天(だきにてん)ぽい…!!?
wikiより抜粋
荼枳尼天(だきにてん)は、仏教の神(天)[1]。夜叉の一種とされる[2]。
「荼枳尼」という名は梵語のダーキニー(Ḍākinī)を音訳したものである[1]。また、荼吉尼天[1]、吒枳尼天[1]とも漢字表記し、吒天(だてん)とも呼ばれる。荼枳尼“天”とは日本特有の呼び方であり、中国の仏典では“天”が付くことはなく荼枳尼とのみ記される。ダーキニーはもともと集団や種族を指す名であるが、日本の荼枳尼天は一個の尊格を表すようになった。日本では稲荷信仰と混同されて習合し[1][3]、一般に白狐に乗る天女の姿で表される[1]。狐の精とされ、稲荷権現、飯綱権現と同一視される[4]。剣[1]、宝珠[1]、稲束、鎌などを持物とする。
なんでも荼吉尼天の姿の原型は弁財天からきていて、今の私たちがイメージする弁財天って琵琶を持った柔和なお姿だけど、元々は弓や刀、斧等を持つ勇ましい姿だったのが、蛇信仰(龍神信仰)と習合してその姿にいくつかのパターンが作られていったらしい。その中でも荼吉尼天は、宇賀神(頭が人で体が蛇)と習合した「宇賀弁財天」(頭上に宇賀神)の姿が原型になっているとのことでした。
神仏習合おもしろい…!!
一般的な荼吉尼天とは姿がだいぶ異なっているのは気になるところ…。お狐さんには乗ってないし。どちらにせよ、神仏習合してる感ビシビシ!!!(狐に乗る前の超初期の頃のお姿とか??)詳しい方教えてくださーーーい!!!そんなこんなで、玉名に着いて早々テンションあがるものに出会えて、これからの旅が楽しいものになるに違いないと予感するのでありました。
贅沢馬肉ランチ
熊本に来たならば馬肉!馬肉を食べねば…!というわけで、生成さんで3,000円ちょっともする馬肉5種盛り(清水の舞台から飛び降りた)をひとりで食らったぞ…!!!
美味しかったーーー!!!
けれども量が多すぎて3分の1ほど食べたあたりから怪しい雲行きに…。大好きな馬肉をまさか苦しみながら食べる時がくるなんて…。ごはんは残してしまったけれど(無念)、馬肉は頑張って食べました。ハーフサイズあったらいいのになぁー。(3種盛りにすればよかったのですがいろんな種類食べたいでしょ?そうでしょ?)
疋野神社
たらふく馬肉を食べた後は、疋野神社にいってきたよ。この地には玉名温泉を発見した疋野長者伝説があり、社殿の裏に祀られていて、その横には「長者の水」が湧き出ています。
御朱印をいたただくと神様にお供えしたお米(ごはん炊く時に混ぜて食べる)と、空のペットボトルをいただいたので汲んで帰りました。
そして玉名旅最大の目的地であるとある場所へと向かいます…。(ペットボトルのうしろにチラリズム)
おまけのレトロブロック塀
最後に、玉名でよく見かけたブロック塀コレクション〜。


今回の記事は雑でごめん。次は本気出す!!ではまたー。
【使用カメラ】フィルム:OLYMPUS PEN FT、デジタル:FUJIFILM X-T3、iPhone SE2
玉名・中津・求菩提ひとり旅2020② へつづく▶︎▶︎▶︎