彷徨する旅のアーカイブ

旅先や日常で出会った「非日常」の記録

⑩秋の愛媛南予ひとり旅2022【八幡浜観光・前編】

旅の最終日はレンタサイクルで八幡浜観光です。

CONTENTS

谷本蒲鉾店メセナドライブ

駅近くの谷本蒲鉾店でレンタサイクルの手続きをします(フェリーターミナル近くの「みなと交流館」でもレンタル可)。晴れてよかったー!!

まずはお昼ごはん!素敵建物に胸トキメキながら八幡浜を駆け抜けます。

よいアーチ

火の見櫓にトキメクお年頃

道の駅 八幡浜みなっと

どーや食堂

フェリーターミナル近くの「道の駅 八幡浜みなっと」内にある「どーや食堂」へ。目的はもちろん海鮮丼!!!

海鮮丼は、並、上、特選海鮮どーや丼の3種類。富豪であれば迷わず特選にするけれど無理ーーーー!!!というわけで、「上」をお願いしますっっっ。

先にお会計をすませて番号札を渡され、放送で呼ばれたら取りに行くシステム。外までアナウンスされるので、食堂隣のアゴラマルシェをぷらぷらしててもオッケー!なんてありがたいシステム。それだけ人気で待つことも多いんだろなー。

わたしはというと注文のタイミングがよかったからか、注文してすぐに海鮮丼にありつくことができました。よかった!!

嗚呼なんて美しい 海・鮮・丼・・・!!!

まるでケーキのような断面

美味しすぎて海鮮丼一気!!!「上」でも充分でした。わたしの隣の席の人が「特選」食べてたけどぜんぜん羨ましくなんかなかったんだからね・・・っ。

アゴラマルシェ

アゴラマルシェでお土産物をいろいろと購入。野村町の宿でもらってとっても美味しかった八幡浜のみかんや、大好きな柿も〜。もちろん重くて持って帰れないので発送にしました。

これから自転車でいっぱい走るから、夢にまでみた(うそ)蛇口から出るみかんジュースで喉潤すよっ。

コップぎりぎりまで入れたった

とある建築の見学を予約していたので、その時間に間に合うように余裕をもって出発。通り道に他にも見たい建築がいくつかあるのだー。

旧向灘郵便局

まずはこちらの建物!めちゃかっこいいーーーー!!!

装飾がとても好み

奥は和館と繋がっています。というか、元郵便局側の建物も、表側だけがコンクリート建築で、その後ろは木造建築(少ししか写ってないけど1枚目の写真がわかりやすい)。おぼっちゃまくんみたいだね!(令和に生きる若者には果たしてわかるのか)

ユニークな顔の魚

梅美人酒造

大正5年創業の梅美人酒造の前を通ります。素敵な煉瓦の煙突がー!!

ウメビジンの文字

梅美人酒造という名前からてっきり梅酒が有名なのかな?なんて思っていたけど、最初は日本酒メインに販売しており、今ではリキュールにも力を入れてるもよう。

敷地内の建物4ヶ所がそれぞれ文化財として登録されていて見学もできるらしいけど、いかんせん時間がなーーーい!!!お酒も物色することもできずに外観だけ眺めて通り過ぎます。

梅美人酒造

自転車で山越え

Googleマップを頼りに進んでいくと、え?えええ??なんかすごい坂登っていきますけど・・・???どうやら山を越えないといけないようです・・・(いつも爪の甘いリサーチ力)。電動自電車で助かった!

こここここわい!!!

徒歩用のトンネルがめちゃ怖かったーーー!!!

怯えながら走っているとなんと女の人の歌声が・・・っっっ(ついにでたーーーー!!!)

ん?ちあきなおみの…喝采?なんか怖くない・・・???

すると前から歩いてくる女性の姿が。わたしの存在に気づくと歌声はピタッと止まりました。面白くて怖さも吹き飛んだよ!お姉さん、ありがとう!!素敵なビブラートの効いたオペラ調の歌声でした。

トンネルを無事抜けて下り坂。下界に降りてもなかなか目的地に辿り着かなくて、思ったよりも遠かったことに初めて気付きます。アゴラマルシェを出発してから約50分。ついに目的地に到着!よい運動になりました。

旧白石和太郎邸洋館

外観

見学の予約をしていたのは、八幡浜市保内町にある旧白石和太郎邸洋館です。

大大大大大好きだ

明治30年代に鉱山業や紡績業で名を馳せた白石和太郎によって建てられた和洋折衷の擬洋館。

解説板

迎賓館やトレスメーカーが学院としても使用されたこちらの建物がほんとにわたし好みで・・・。とっっっても大好きでした!!

細部のあちこちがかわいい・・・

ミニチュアで作りたくなるようなコンパクトで可愛いらしいお姿。ブルーグレーの壁色もシックで素敵!黒漆喰というものらしい。

ドレメの看板

内部の一般公開は通常第2・4日曜日の10時〜16時。ただし、日時外でも管理人がいる場合は見学可。わたしは中もぜったい見学したかったので事前に予約してました。

玄関

見学の時間になったので、さっそく中を案内してもらいます。

ドアの金具も可愛いし、緑青にも胸トキメキ

真っ先に目に飛び込んでくるのが世界地図を背負った天井の天使!!!かわゆい〜。

ちょっとおまぬけフェイス

1階

とても居心地のいい空間が広がっていました。

当時のままの床

ドレメ時代に使用していた机

窓からは煉瓦塀が見えます

2階

2階へはどうやって行くの・・・?と思ったら、扉を開けると螺旋階段が。

2階へと続く扉の上部。なぜ全体を撮ってない・・・

大好物の螺旋階段

2階には全部で4部屋あって、ドアの作りも部屋によって引き戸(日本人用)だったり、ドア(外国人用)だったりと、細部にこだわりがあるとっても贅沢な作り。

天井飾りに果物カゴ!

アールヌーボーを感じさせるドアの装飾がたまりません

ドレメ時代の展示物もいろいろありました。生徒が作った洋服(レトロ可愛い!!!)や、ミシン、当時の生徒の写真などなど。

当時の生徒

飛び出てる金具のところに黒板を立てかけていたらしい

窓の鍵の金具も面白かったです。

「永」の文字

ちなみに窓ガラスはみんな大好物の歪みのある昔のゆらゆらガラス。

管理人さんがとても親切で、古写真や資料を見せてくれました。

2階の側面には窓がないのですが、昔は隣の家と繋がってて行き来できるようになっていたそうです。この写真の時に繋がってたのかな?

もっとゆっくり見学したかったけど、まだ見たい建築がいろいろとあったので、1時間ほどでお暇することに。

旧宇都宮壮十郎邸(元 二宮医院)

旧白石和太郎洋館の隣には1901(明治34)年竣工の旧宇都宮壮十郎邸があります。一時は病院として使用され、今は宇都宮家の方が住んでいるとのことでした。

旧白石和太郎洋館と旧宇都宮壮十郎邸の間の道には歴史を感じさせる煉瓦塀も残っていました。

煉瓦の隙間から緑

最後に

旧白石和太郎洋館は、小さいけれど見応えたっぷり!品があってとても可愛らしい建物でした。結婚式の前撮りでも使われているとのこと。雑誌に載ってる写真を見せてもらったらほんとに素敵だった!わたしが近くに住んでたら間違いなく前撮りはここでしますっ(相手おらんけどな)。

旧白石和太郎洋館の柵で咲いてた昼顔

もう少し自転車散策はつづきます。

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2

⑪秋の愛媛南予ひとり旅2022【最終回へとつづく▼▼▼