彷徨する旅のアーカイブ

旅先や日常で出会った「非日常」の記録

⑤秋の愛媛南予ひとり旅2022【御荘散策編】

今回の旅の最大の目的は無事達成しましたが、旅はもう少し続きます。

再び御荘に到着

CONTENTS

夕暮れの散策

御荘に着いたのは17時前。少しずつ陽が傾き初めていました。散策したい気持ちを抑えきれず、少しだけ周囲をぷらぷらすることに。

ヤバイ看板発見!!!

あたりが茜色に染まっていきます。

旅館

右の建物も旅館だったのかなぁ

バス停の名前である「御荘」は、愛南町に合併される前の町名。その名は王朝時代に延暦寺の荘園がこの地にあったことに由来するそうです。すぐ近くには、四国八十八箇所霊場第四十番札所「観自在寺」があり、この辺りは門前町として栄えた土地とのこと。だから旅館や旅館だったと思われる建物がいくつもあるんだね。他にも昔栄えたであろう名残をそこかしこに感じることができました。

旧土豫銀行

そのひとつこちらの建物。建物前ではおじいさんが土いじりやお掃除をしていました。

美しく堅牢な建物

おじいさいんがいるなぁーとぼんやりと思いながら、目の前の素晴らしい建物に夢中で写真をパシャパシャ。

たまらんぞ!

写真を撮りながら、自然とお爺さんに話しかけて色々と尋ねていました。

看板

こちらは元銀行の建物で、昭和5年竣工のようです。

ちょっと検索しただけでは公式のデータをネットで探すことができず。こちらのブログに少し情報が載っていたので興味のある方はどうぞ。

銀行の後は生命保険会社に貸し出していたこともあったけれど(扉上に薄く文字が残ってました)、今は空き家で使用されていないとのことでした。扉が錆びていたり、ガラスが割れていたりと痛みを感じるところは色々とあるけれど、壁の石には川の砂が使われているからとても丈夫らしい。今では禁止されていて海のものしか使用できないんだって。色々と話してもらえて嬉しい!

銀行奥に繋がる自宅は表とはまったく違って日本的な作り

元銀行横にもよき建物

今の持ち主は誰なんですか?と何気なく聞いてみると、なんと!今はおじいさんの持ち物とのこと!!そっか、そうだよね。だから詳しいし、建物周辺のお世話をしてたのか・・・。まぬけなほどに驚きの声を上げてしまいました。

中も見学できるようにしてくれたらきっと建築好きの人が見に来るのに〜と勝手な要望を伝えると、そういう話もあったりするけど維持費がかかったりして大変なのだと。民間に使ってもらうのが一番という話でした。専門的な知識もなく記憶力もないのでぜんぜん正しく伝えられてない気がする・・・。

今は使用されていないにも関わらず、こうやってちゃんと手入れしているのだから素晴らしいなぁ。建物に対する愛情が感じられます。

少しの間でしたが、お相手してくださったおじいさん、ありがとうございました!!

再び散策

まだまだ何かがある気がする・・・と、鼻をくんくんくん・・・。

朽ちた標識

お!

銀行に続く、わたし的たまらん建築を発見・・・!!!!

アーチ!!!

この特徴的なアーチの入口を見ているとどこか艶かしさを感じてしまいます。普通のお家にしては奇抜だから、ここも旅館だったりしたのだろうか・・・。

もっと奥に進むと学校があるのですが、そこから車が来たので思わず怪しまれないように空を撮った時の写真がこちらです。

月と電柱

車が去ってから再び撮影開始!(The 不審者)

廃墟と化していました

にゃん発見!

さらにぷらぷらぷら・・・

すてき煙突

背中から植物をはやして植木鉢みたい

いよいよ暗くなってきたので散策を断念。大人しくホテルへとチェックイン!

MIC

旅行支援なんちゃらでクーポンをゲットし、向かった先はお昼にも訪れたMIC!!!

富豪になった
4000円分あるけどほんとは3000円。宿のおばちゃんが間違って1枚余計に渡してたという笑。もちろん返却したよ!

お昼に食べた焼き鳥が!焼き鳥が忘れられなくて・・・!!!

が、しかし、到着するとすでに焼き鳥屋さんは閉店・・・。夜食になりそうなお弁当やお惣菜も売り切れていてガックリ。とりあえず宿で晩酌するためのお酒とおつまみやパンを購入することに〜。

ご当地ならではのお酒。柑橘好きだから嬉しい!

昭和なデザインのパンがどれもこれもめっちゃ可愛かった!!!

そして、ふらふらと夜ごはん探しの旅へ・・・。

河童と月

回らない回転寿司屋

たどり着いたのは回る高級お寿司屋の「にしむら」さん・・・!

のはずが、回転寿司レーンはあるものの稼働してない鮨屋さんでした。頼んだものが握られて出てくるシステム。そっちの方が良き〜。

一番最初に食べたウニ!うまー!!

生エビもぷりっぷりでおっきくて美味しかったー。

お寿司屋さんの甘い卵焼き好きなのです

ここでしか食べれないものが食べたい・・・そう思ってチョイスしたのが「ボラメの唐揚げ」。ボラメって初めて聞くよ。どんなだろう〜。どきどき。

しかしこれが待てども待てどもこない。

勇気を出して聞いてみると・・・忘れられてたーーーーー!!!

実は最近別の土地のお店でも注文を忘れられたばかり・・・。そういう運命なのか。

そしてついに現れたのがこちらのボラメ。

ボラメの唐揚げ

ボラメという名前からグロテスクな魚の姿をなんとなく想像していたのですが、キビナゴのような味わい・・・???(キビナゴもあんまり食べないからぜんぜん違ってたらごめんなさい)

ちなみにボラメはこんな魚〜

愛媛県宇和島地方では、エソの小さいものをボラメと呼び、地元の鮮魚店やスーパーなどでも並ぶ食材のようですが、都心では決して見ることのない食材です。エソは、大きなものはすり身やかまぼこの原料となり、鮮魚として出回ることはほとんどありません。ボラメは、そのままから揚げや天ぷらなどで利用されることもあれば、すり身にして練り物の原料にも使われています。

ボラメ(エソの子)【八面六臂】より

晩酌

お腹を満たして宿へと帰宅。シャワってあとはお疲れ様のカンパーイ!!!

柑橘の酎ハイおいしかったー。おつまみもうまうま。そして本日収穫したお餅を見てニヤニヤ・・・。

でもね・・・悲しいことに、旅から帰ってみてみたら全部カビてたんだ・・・。どうにかカビを削って食べられないかと色々と調べたけれど、どうやら破棄するしかないらしい・・・。悲しい。今度はもらったつきたてのお餅は、その日のうちに食べることを誓うのであった・・・

朝ごはん

恐ろしいほどの雀がチュンチュンいってる朝。

チェックアウトしてまず先に向かったのは・・・・

朝MIC!!!(またかよ)

野菜や柿や蜜柑もろもろ買って帰りたいけど荷物になるから我慢・・・バックパック旅の哀しき宿命

朝の7時でオープンしたばかりでバリエーションは少ないけれど、いくつかお弁当もありました!

どれにしようか迷う〜

焼き鳥もパックされたのが売られてた!!!

でも残念ながらわたしがもう一度食べたいと切望する鶏皮はあらず・・・。旅から帰宅後しばらくの間、鶏皮食べたい病にかかってしまったという・・・。

朝ごはんも無事ゲットし、バス停へと向かいます。

風力発電かっこよす

銀行横の路地の先には有名なお遍路のお寺さん。ちょうど近くの小学校の通学時間でした

もう何度もお世話になっている「御荘」のバス停からまた出発するよ!

ここをわたしの別荘にしてよいですか・・・?っていうぐらいの居心地のよさだった

早めにバス停に着いたので、MICで買ったばかりの朝ごはんをもぐもぐもぐ。

練り物味が濃くて美味しい!

マイクロバスに乗り込みレッツゴー!!

昨日のバスとは違い、降車ボタンがある・・・!!運転手に降りるアピールしなくていいのね・・・!!!(人見知りには苦痛なんじゃ)

ハイスペックバスに感動するのであった

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:CONTAX Aria

⑥秋の愛媛南予ひとり旅2022へとつづく▼▼▼