突然ですが、“津山”と聞いて私の頭に真っ先に浮かぶのは、「津山三十人殺し」です。あの横溝正史の「八つ墓村」のモデルにもなった昭和13年に実際に起きた大量殺人事件のこと。山岸涼子の『負の暗示』がとても面白いので興味のある方は一読することをおすすめします。
だがしかし、今回そんな物騒なイメージは一掃されました!!!津山って城下町で古い建物や洋館もあるし、古い建物をリノベしてオシャレなお店に改装して使用しているところもいろいろある。
それに津山と言っても実際に殺人事件が起きたのは当時津山じゃなかった地域なんだよね。津山駅から車で40分ほどかかる場所にあるということも今回初めて知りました。誤解しててごめんよ・・・津山・・・・・。
というわけでどうでもいい前置きをつらつら書き綴ってしまいましたが、ついに旅のラスト。津山市観光編です!
CONTENTS
- つやま自然のふしぎ館(津山科学教育博物館)
- 森本慶三記念館(旧津山基督教図書館)
- 三好湯(廃銭湯)
- 田町文化STORE
- 中島病院旧本館(城西浪漫館)
- コーヒースタンド 福寿湯
- 津山まなびの鉄道館
- 最後に
つやま自然のふしぎ館(津山科学教育博物館)
鏡野町の奥津温泉から一番最初に向かったのは、今回私が津山で一番行きたかった場所、つやま自然のふしぎ館です。
絶滅危惧種を含む世界中の動物の剥製を中心に、化石、鉱石類、貝類、昆虫類、人体標本類等の約20,000点が常設展示されています。
病理コーナーにもテンション上がります…!!!
驚くべきことになんと・・・!!!
創設者の脳味噌やらなんやらが展示されてるんだ…ぜ……?
ホンモノなので、見たくない方は薄目で通り過ぎてくださいませ・・・。(もちろん法には触れてませんのでご安心を)
展示はまだまだ続きます。なんたって1階から3階まで各部屋にみっちりと展示品が並んでいるんですからね・・・!!!
剥製の後ろに描かれた背景がこれまたいいんだよなぁ・・・。
もう!膨大すぎて時間が足りないよ・・・!!!!!
じっくり見ながら写真を撮りたいけれど時間がないので、とりあえず写真を撮ることだけに専念・・・
約50分ほど駆け足で見て周りましたが、個人的には半日はかけてゆっくり周りたいと思いました。死ぬまでにもう一度訪れねばならぬ・・・そう心に誓うのであった。(今回はお付き合いいただいた友人たちに感謝!)
森本慶三記念館(旧津山基督教図書館)
ふしぎ館の向かいにはとっても素敵な近代建築が建っていて、こちらにも興奮してしまいました。
建物には津山基督図書館の文字が刻まれていますが、現在はふしぎ館の創始者である森本慶三記念館として公開されているそうです。(オープンしてる感じに見えなかったけど中にも入れたのかー!)
三好湯(廃銭湯)
下調べで目星をつけていたお店にランチを食べに向かうも長蛇の列・・・。なんてこったい!と思いながらも、どうするか話し合ってる友人たちを撮るわたくし。だって元銭湯の建物と友人たちの組み合わせたとても可愛かったんだもの・・・仕方ないでしょ?
田町文化STORE
長蛇の列のお店はあきらめて、すぐ近くのカフェに行くことにしました。町田文化STOREです。
こちらのお店がアンティーク調の店内でとってもよかった!!!広々としていて人も多くなく、ゆっくりランチすることができました。
最初に行ったお店が長蛇の列でよかったなぁとしみじみ思うのでした。
中島病院旧本館(城西浪漫館)
お腹がふくれたあとは着物が似合う洋館をください・・・!!ということで、中島病院旧本館へ行ってみることに。津山にはいくつか洋館があって他にもいくつか候補があったのですが、カフェから一番行きやすいこちらを選びました。
ばったばたと見学した後は、さっきご飯食べたばっかだけど、お茶したい!お茶したい・・・!!!(大事なことは二度言う)
コーヒースタンド 福寿湯
昔の銭湯(さっきの建物とは別)を利用したコーヒー屋さんに行くことに。
福寿湯さん、とてもよかった〜。熱い志を持ったパワフルな店主で、長年かけて自身で内装等を行なっているとのことでした。現在はコーヒーショップですが、ゆくゆくは銭湯に戻したいという話(足湯にしたいと言ってた)や、宿をする計画もあるそうです。アイデア豊富で話がとてもおもしろかった!
時間がたっぷりあればもっとゆっくりお話しを聞きたいくらだいったのですが、タイムリミットが近づいてきています・・・。
津山まなびの鉄道館
最後に訪れたのは、津山駅近くにある津山まなびの鉄道館。全国で二番目に規模の大きいという旧津山扇形機関車庫や、さまざまな車両が展示されています。
最後に
1泊2日(私は2泊3日)の岡山旅をたっぷり堪能!限られた時間の中で、岡山駅周辺、鏡野町、津山と盛りだくさんでした。津山は駆け足だったので、またいつか訪れたいです。レンタサイクルもあるので、一日自転車でぷらっとするのも良いかもしれませんね。あと、泊まってみたい昭和レトロな旅館があるのですよ・・・。今回仕事帰りの前乗り宿として予約しようと試みるも、あいにくその日が満室で宿泊することができず・・・。いつになるかはわかりませんが、また次回リベンジしたいです。
さて、今回はコロナ禍になってからは初めての友人たちとの旅でした。今後もこんな風に旅ができたらいいなぁ・・・。そう願わずにはおられません。
今回はブログの中でもレアなひとり旅じゃない旅の記事。なにやら気恥ずかしくはありますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。では、次なる旅でお会いしましょう。
おまけ
今回一緒に旅したmadokaさんが、YouTubeで今回の旅の様子をアップしてますのでよかったらご覧ください。レアな動く我々の姿が見れるよ…!
madokaさんは福岡の六本松で「カラフルブティックモア」という古着屋&着物教室の先生もしています。
【使用カメラ】film:OLYMPUS PEN FT、digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iphone SE2