岩手観光3日目。今日が旅の本番です・・・!そう、岩手に来た最大の目的は鹿踊・・・!!!(忘れてたでしょ?)ですがそれは午後からの話。もうちょっとだけ盛岡観光を楽しむことにします。
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鉈屋町の街並み
この日は5時起き!の予定がどうにも起きれず、30分遅く起きてのろのろと準備開始・・・。眠い目をこすりながら、バスに乗り込み出発です。
目的地近くのバス停で下車。古い建物が残る風情のある街並みが現れます。なんと旅の最終日である明日訪れる予定の鉈屋町ではありませんか・・・!派手さはないけれど、なんだかとっても好きな感じ。
はじめて歩く街にワクワクして明日も来るのについ写真をいろいろ撮ってしまい、どんどん時間がすぎていく・・・。
朝市が終わってしまうよーーー!!!
盛岡神子田朝市
そう、早起きしてこんな朝っぱらから出かけてるのは、5時から8時30分まで行われているという盛岡神子田朝市に行くため。ちょっと早歩きで向かっていると、遠目に人がぞろぞろ歩いているのが見えました。
時計をみるとすでに8時前。朝市終了まであと40分ほどしかありません。なんていうこと・・・!!!焦って駆け足で向かいます。
あれ?思っているよりも人が少ない・・・?商品も品薄で、すでに店じまいを始めている人もちらほら・・・・・。
あぁ、やはり着くのが遅すぎたようです。寝坊したことが悔やまれます・・・。
噂のひっつみ
時間がないのでとりあえず朝ごはん食べたい!前もって狙いを定めていたお店が2箇所ありました。ひとつは「噂のひっつみ」。岩手県の郷土料理のひとつである「ひっつみ汁」です。でも、かなり並んでる・・・。
朝市食堂
もうひとつは朝市食堂の中華そば。こちらも当然のように並んでます・・・。
とりあえず中華そば食べてからひっつみろうかなぁ・・・(両方食べる気満々である)。注文して支払いを先にすませて番号の書かれた札をもらいます。
待ってる間、真向かいのお店で売られていた「しそ巻みそ」なるものを買ってみました。胡桃や胡麻を混ぜた甘辛い味噌を大葉で包み、油で揚げた宮城県の郷土料理とのこと。わたしは「胡桃」と「胡麻」の2種類を購入。あとで中華そばと一緒に食べようっと。
そうこうしている間にどんどんお店が閉まっていきます・・・。ひっつみも・・・終わってたよね・・・。
20分ほど待ってやっとわたしの中華そばのご登場・・・!!!
食べている間にもどんどん店じまいしてて、片付けする人たちの姿を見ながら中華そばをすするという・・・。しそ巻きもパクリ。美味しいんだけど、そのまま食べるにはどうにも辛すぎて最後は喉がカラッカラに・・・。本来はお茶請けやご飯のおかず、お酒のアテとして食べられるもので、そのまま食べるものではないようです。
すべてを食べ終わる頃にはすっかり人気もなくなりガラーンとしてました。
ちなみに今回中華そばを食べた朝日商店さんは、他のお店よりも少し長い時間やってるようで、朝市が終わる8時30分頃だったら並ばなくてもけっこーすぐに食べれたっぽい。わたしがやっと食べれるという頃に注文した人がすぐありつけてました(涙)
これから朝市に行く人へアドバイスするならば・・・
- 中華そばは最後でも食べれるから他の店へ行くべし
- しそ巻みそは1本だけ買うべし(その場で食べ切る場合)
- 朝市には早い時間に行くべし(これに尽きる)
以上だ!!!
ラストミッションは朝市内にある珈琲屋さんでアイスコーヒーを飲むことだったんだけど、お目当てのお店はやっぱり閉まってたよね・・・。しょんぼり。
ちょっぴり消化不良だけれど、岩手の活気ある朝市を垣間見ることができて嬉しかったです。
全国の朝市巡りたいなぁー。そのためには早起きできるようにならないとね・・・。
仏像巨大サークル!十六羅漢像と五智如来像
朝ごはんを食べた後は、ひとまず鉈屋町に向かっててくてくてく。すると、茂みから突如現れる石仏の頭・・・!??
なんと公園の広い敷地内に巨大な仏像サークル・・・!!なんだこのスケールのでかさは・・・!!!
突然異空間が現れたので、びっくりしてしまいました。岩手を旅して感じたのは、お寺やこのような石仏群の規模が違うということ(ちょっと言葉では言い表せれない雰囲気。行く先々でそれを感じました)。それはどうやら度重なる飢饉によって多くの人が亡くなっていることに理由があるようです。
九州に住んでいると飢饉というものを身近に感じるものがなくて、岩手のあちこちで当たり前のようにこのような光景が存在することに少し驚いたし、東北の人たちがとても厳しい環境の中を生き抜いてきたことを強く感じました。
ちょうど今はお盆の時期。お寺さんにお盆の雰囲気を感じに行ったりもしました。ちなみにわたしはGWに実家に帰省した時にお墓参りしてきました。お盆に行けないことをゆるしてご先祖さま〜。
試飲まつり、酒造 あさ開
お寺さんの目の前に酒蔵があったのでふらふらと吸い込まれます。わたしは旅先では日本酒を買って帰りたいのだ〜!!(数年前に南会津を旅した時に開眼した)。
日本酒はあまり得意ではないのだけれど、おしゃべり上手なおいちゃんに進められるままグビグビと試飲。味おんちのわたしでも味の違いがわかって面白かった〜。そしてとても飲みやすくて美味しかったです。
ほんとはここでしか買えないというその場でボトルにつめてもらえる生原酒がほしかったけど、冷蔵じゃないといけないっぽい(夏場だし・・・無理・・・・・)。
悩んだ末に「熟麗」という美しい名のお酒を購入。リュックに詰めて今日1日旅します・・・!!!(ほら、護身用の武器にもなるからさ)
ちなみに酒造の真ん前には先ほどのお寺さんがあって、門前には「禁葷酒」と刻まれた石碑が立っていました。
これは、「酒やネギ、ニンニク類の持ち込みを禁止する」という意味だそうです。
(以下サイトより抜粋)
【お寺の雑学】門前によくあるアノ石碑「禁葷酒」いったい何を禁じてるの? | ライフスタイル - Japaaan
あぶなーい!お酒を買ってからだったら入れないとこだったわ・・・!!酒造の前に建ってるのがちょっと面白かったです。
大慈寺
朝っぱらからお酒を注入してちょっぴりいい気分になりながら、明日も訪れる予定の鉈屋町の大慈寺に事前リサーチしに向かいます(というほど大層なものではない)。
盛岡舟っこ流し
お寺さんの山門横には舟っこ流しで流される船が展示されていました。
以下、舟っこ流しHPより抜粋▼▼▼
舟っこ流しの始まりは,今からおよそ280年ほど前,盛岡藩四代藩主 南部行信の七女 麻久子姫が川施餓鬼(かわせがき)の大法事を行ったものとされています。 1815年に津志田遊郭の遊女たちが乗った舟が氾濫した北上川で転覆し,溺れ死んだ霊を慰めるため、舟に位牌と供物を乗せて流すようになり、以後盛んに行われるようになりました。 いまでは祖先の霊を送り、無病息災を祈る行事となっています。
各町内会等で作られているらしく、散策中にそのいくつかみることができました。実際に川で燃えているところも見たかったなぁー(その頃には福岡に帰ってた)。
階段を登ってお寺さんに向かおうとすると、その途中にキャラ立ちしてるお稲荷さんがいらっしゃいました。
門をくぐってお寺さんへ。
湧き水
お寺さんを出てすぐ右の道を歩いていくと、人が集まっている場所がありました。
青龍水
湧き水だ!!うれしい〜!!!
ひっきりなしに地元の人が訪れて、大きめのペットボトル何本分も汲んで帰っていきます。湧き水のある生活いいなぁ〜。先日訪れた大分県竹田市も湧き水の町で素敵だなぁと思ったよ。
ちょうど水をきらしていたところだから早速わたしも汲もう!と思ったのに、どうやら設置されているコップの紐が切れてどこかに落ちてるみたい・・・。口をつけたペットボトルしかもっていないから水を汲めないないな・・・・・。
なんて残念がりながら写真撮っていると、水を汲みに来たおじいちゃんに「おいでおいで」されて、パイプから水が出ていることを教えてもらいます(中まで覗き込んでいなくて気づかなかった)。
わー!ありがとうおじいちゃんーーー!!!
あやうく飲めずにずこずこ帰るところだったよ〜。
ごくごくごく。うまーーーーーい!!!
おじいちゃんとの交流含めて、この湧き水がとっても大好きな場所になっていまいました。
水は無料ではあるのですが、飲んだらみんなも寄付しようね〜!
大慈清水
青龍水から近い車通りの多い道路沿いにもう1箇所湧き水があります。こちらもとても綺麗に整備されている印象でした。
先ほどの青龍水もだけど、絵馬が奉納されているのも印象的でした。
久昌寺の山門
湧き水で喉が潤ったところで再び街をぷらぷらぷら。立派なお寺さんを見かけたので寄ってみます。
素晴らしすぎる山門!!!昭和8年に建立されたもののようです。
いいもんみれた・・・。とってもタイプの彫刻を見ることができて嬉しかったです。
さて、盛岡散策編を1本だけでまとめたかったのですが、思ったよりも写真が多すぎてまとめきれない・・・。というわけで、後編へと続きます。
【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2
⑦台風危機一髪!岩手お盆ひとり旅2023 へとつづく▼▼▼