2014年の正月。長崎と佐賀の県境にある小さな火山島を旅したことがきっかけで、火山というものが少し気になる存在になりました。鹿児島出身の自分にとって一番身近な火山は桜島。でも、遠くから眺めることはあっても観光した記憶がない・・・(小さい時にもしかしたらあるかもしれないけれど)。いい機会と思い、GWの帰省ついでに桜島に寄ってから帰ることにしました。ついでに数年前に旅程を組み立てたにも関わらず、直前に熱を出して行けなかった旅の一部を組み込んで、帰省にかこつけたプチ旅行のはじまりはじまりです。
CONTENTS
長時間睡眠人間の尻を叩いて、目覚めたのは朝の5時。早朝の新幹線に飛び乗り、まずは鹿児島中央駅へ。
フェリーに乗って大隅半島へ
さらにバスに乗り込み、向かった先は鴨池港ターミナル。
すでに港にはこれから乗り込むフェリーが停泊していました。
チケットを購入して、出港の時を待ちます。
ここからは短時間の船の旅。
目的地は垂水港。鹿児島市の反対側にある大隈半島に足を踏み入れます。新幹線が通っていない大隅半島は車じゃないとなかなか行く機会がないかもしれません。
歩く、歩く、歩く
ここからはバスと自分の足を駆使した観光スタート!
バスでは想像してなかった山の方に連れて行かれて下車したのは「古里」。こっから40分ほど歩くぞ!
いつものように人が歩かないような車道を歩いて海を目指します。
お墓を通り過ぎ・・・
鮮やかな赤を通り過ぎ・・・
猫にじっと見つめられながら・・・
GWな日の丸旗に萌えたりもして・・・
廃墟も通り過ぎ・・・
ついに辿り着いたのは海に浮かぶ神社。
菅原天神(荒平天神)
菅原道真公を祀る菅原天神でございます。
足元を見ると・・・砂鉄!集めたすぎてテンション上がる!!!
写真は人が少ない瞬間を狙って撮っているけれど、さすがGW。観光客がひっきりなしにやってきます。
砂浜を渡って小さな岩山へ。
紐を握りしめながら急斜面を登ります。プチ修験者気分を味わえて楽しい!
登った先の小さな祠でお参り。
心配していたトイレも向かいの駐車場ににあってほっとしました。長時間徒歩移動は切実なおトイレ問題がありますね・・・。
たけのこちゃん。ショック!!!
再び歩いて移動開始です(近くにバスがないねん・・・なんでやねん・・・)。
ごはん食べに行こうと某所に行ったらやっぱりGW。観光客がたくさん並んでました・・・。早々にあきらめて隣のショップに行ったら店先に亜土ちゃんみたいな可愛い絵を発見!!!
店内にもたくさんの絵が飾られていました。テンション上がってお水を購入するついでにお店のお爺さんに尋ねてみると、なんとこの絵を描いたご本人という!さっきも女の子に描いてあげたらしい。「わたしも描いてもらえますかー?」なんて軽く聞いてみたら、「可愛い子しか描けないんです~」って耳を疑うような言葉が・・・。マジでショックで落ち込みました・・・。この時の出来事を引きずりながら、重い足取りで再び歩き始めるのであった。
今まで忘れてたのにブログ書くために思い出して鮮やかに蘇る悲しみと殺意。言われた瞬間「可愛くなくて哀しい~」って笑いながら返した自分が今思い出しても可哀想すぎる・・・。冗談だとしても本気だとしても、女性にそんなこと・・・言っちゃいかん、いかんよ・・・。
歩く、歩く、歩く
初めて歩く道で気になるものや風景を写真におさめながら、心を慰める・・・。
そしてやーっと見えてきた廃墟・・・
野趣あふれるテイエム牧場温泉
・・・ではなく、その隣にあるテイエム牧場温泉。
地層!大地!!大自然!!!
といったような野趣あふれる温泉でとってもよかった。茶褐色の岩を加工して作られた自然の湯船。 ぬるめのお湯でずっと入れる感じで、窓からは海が見える。なんだこれ、最高のロケーションではないか。
ご主人からは浴室内の撮影許可はもらえてはいたものの、人が多すぎて残念ながら写真は撮れず・・・。地元の人たちをはじめ、旦那さんが秘湯の会に入っているという大阪から来たという女性や、登山に来たという若い女性2人組など。この場に集まった人たちで自然に始まる井戸端会議が面白かった。たくさんの人たちに愛されている温泉なんだなぁー。お爺さんもとってもいい人だったし、温泉で傷ついた心が癒されました・・・。
たけのこ爺さんのばっきゃやろーーーー!!!(今頃叫ぶ)
源泉掛け流しのお湯が外の砂浜に流れ出ていってたのでその先を見に行ってみることにします。
すると、なにがどうなってこうなってるの???というような不思議な光景が・・・!!!
触ってみると固い。植物のようなのに石のような。これは一体どんな変化によってこのような状態になっているのだろう?自然の力って不思議だー!!
ところでテイエム温泉牧場という名前。なんで牧場?って不思議に思っていたら、もとは競馬の馬を育てる牧場があったのだとか。そんな話もお客さんが多くて伺えなかったので、今度はGWじゃなくてもっと人が少なそうな時期に訪れたいと思います。
体と心はポカポカに温まり、バスに乗って本日のお宿へと向かいましょう。