彷徨する旅のアーカイブ

旅先や日常で出会った「非日常」の記録

愛媛別府ひとり旅2019④【八幡浜編】

再び電車に乗り込み、八幡浜へと向かいます。一日で宇和島と卯之町と八幡浜を味わおうとするなんと欲張りな旅!

八幡浜さんぽ

八幡浜駅から宿に向かいつつ、寄り道しながら街をぶらぶら。

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駅には大漁旗がはためいていました。

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朽ちた建物があちこちにありました。

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レトロかわいい牛乳BOX♡

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大好きすぎるタマイ!

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若い頃のタモさんにも会えた。

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工事の脚場が組まれてて全貌がわからず…。素敵な建物っぽくてうずうず!改修されたのか解体されたのか…。今はどうなっているのか気になります。

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神社もあったのでもちろんご挨拶に。

アーケード商店街

面白くてついつい宿を通り越してアーケード商店街もぶらぶらぶら。商店街は意外にも大きくて、でも祝日の夕方だったからかあまり開いているお店はありませんでした。

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スナックこけし…たまらんぜ

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だんだん日も暮れてて夕闇色に…

またしても歩きすぎて棒を通り越して鉛のようになった脚を引きずりながら宿へと向かいます…。

大正湯

八幡浜でのお宿は現役銭湯の大正湯さん。

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散歩に夢中になって、チェックインする頃にはとっぷりと日が暮れていました。

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写真右下をよ〜く見たら椅子に座ってるおじいちゃんが写ってる!まさか宿の人とは思わなくて、写真撮りまくってるのを見られてた…汗

銭湯の受付はおばさん、宿の受付のお爺ちゃんが担当しているらしく、そのお爺ちゃんがめちゃくちゃいい味出してた〜。2階が宿になっていて、私が泊まった部屋はひとりなのになんて広々!銭湯にも入り放題で2500円はお得です!!

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2階もですが、1階の銭湯もきれいにリフォームされているようでとても清潔感がありました。

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昔ながらの荷物入れは健在。体重計もいいかんじ。

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タイル絵は昔からのものではなく、2018年に田中みずきさんという方が描いたもののようです(サインが書かれてた)。改装されているので自分がもとめる濃いレトロ感はどうしても薄くなるけど、やっぱり広いお風呂は気持ちいいし、豆タイルも可愛かったよ。

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ただ、今時の若者の音楽が結構な音量で流れていたのが気になりました(静かな方がいいなぁ)。でもこれもあのお爺ちゃんたちが頑張って今時の若い子の曲流してるのかも…と勝手に想像して微笑むのでした(真相はわかりません 笑)。

八幡浜ちゃんぽん

夜ごはんはアーケード商店街内にあるロンドンでちゃんぽん。

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八幡浜はちゃんぽんが有名なんだってー。名物はおさえとかなきゃね!!

愛媛別府ひとり旅2019⑤【別府観光編】へとつづく▶▶▶

愛媛別府ひとり旅2019③【卯之町観光編】

次に訪れたのは古い街並みが残る愛媛県西予市の卯之町。

卯之町の街並み

卯之町は国の重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれており、江戸時代中期から昭和初期の建築がずらりと軒を連ねています。着物を着てそぞろ歩きたくなるような美しい街並み!

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素敵な旅館!泊まってみたい!!…けどもうやってなさそう?

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ちょろっと歩いただけで素敵な建物のオンパレード!!端正で美しい街並みにうっとりです。こんなとこに住んでいたら自分も素敵な女性になれそうだ…。

宇和民具館

そしてなによりも宇和民具館が素晴らしくて…!!!展示の仕方がとても美しかった。たっぷり滞在して大満喫。大好きにな場所なってしまいました。

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こちらの鹿面は切長な瞳!

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写真館を再現した部屋では衣装を着て撮影できるスポットもあったよ。これは友達といくと盛り上がるはず!!

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常設展の他に「パンと昭和」という企画展もやっていて、とても可愛らしかったです。

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ロバのパン屋。音楽も流れました。

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収蔵庫が見れるようになっているのもとても良かった!!こんな見せ方があるんだね〜。

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右に気になる人がいるね…

とっても楽しかったー!!近くに住んでたら通ってる。また行きたい。いや、ぜったい行く。民芸が好きな方には全力でオススメです。

開明学校

宇和民具館のすぐ近くには明治15年に建築された擬洋風建築の開明学校と、その前身である申義堂がありました。開明学校のアーチ型の窓にはドイツ製のガラスが使われてるらしい。こちらもとてもよかったです。

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木の温もりがなんとも心地よい。こんな学舎で学びたいものです。

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長野の旧開智学校(行きたい!)とは姉妹館として交流があるんだって。

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ワニに襲われ絶体絶命!!!つづき気になる…

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まだまだ行ってみたい場所があったのですが、時間が足りなくて民具館と学校を見るだけで終わってしまいました。もっとたくさんぶらぶらしたかった!!また必ず訪れようと心に誓うのでした。

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もちろんカフェでスイーツ休憩も。

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マンホールは開明学校でした。

★こちらの記事は、当時Instagramに投稿した旅の記録を元に再構成しました。情報は2019年11月時点のものです。

 愛媛別府ひとり旅2019④【八幡浜編】へつづく▶︎▶︎▶︎

  

愛媛別府ひとり旅2019②【宇和島観光編】

早朝から夕方近くまでどっぷり吉田の秋まつりを堪能し、伊予吉田駅から二駅の宇和島駅へ向かいます。まずはホテルにチェックイン!歩きまくって足は棒。ベットの上でだらけてしまいそうになる自分の体に鞭を打つ!!夕ご飯を食べに行くついでに、翌日行こうと思っていた「よしを民芸店」の場所を確認しに行くことにしました。

よおしを民芸店

こちらでは実際の鹿踊りで使用する鹿面や、牛鬼の頭も作ってる工房で、張り子の郷土玩具の製作販売をしています。

お店に着くと灯りがついてて開店中の看板が!でもドアに鍵がかかっててあーかーなーいーーーー。あきらめきれず電話してみると、店じまい前の突然の訪問にも関わらず、にこやかに迎え入れてくれました。ありがたや〜!

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着色前?のブラック達磨めっちゃかっこよくない??このままほしい!!

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わたしが吉田で見たものとは違う鹿面。もっとポップな色味でこちらもかわいい〜。

ついつい長話してしまい、昔のアルバムまで見せてもらえたよ。モノクロの写真に写っている子供はなんとご主人の小さい頃とのこと。

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先代が作ったたくさんのブーヤレ(牛鬼)と、現在ご本人が作っているブーヤレの共演です。郷土玩具蒐集が趣味でもあるので、こちらのブーヤレをお持ち帰りすることにしました。いつか花瓶代わりにもできるという鹿面もほしいなぁ。なかなか勇気のいるお値段だったので(忘れてしまったけど○万円だったような?)、今から清水の舞台から飛び降りる準備をしておこうと思います。

宇和島の夜

さて、そろそろお暇しようと、目星を付けていた中華屋さんに行くことを話したらそこはイマイチと言われる。他のオススメを教えてもらうためにお店の外に出ると、そこにたまたま近所のお爺ちゃんが。そのお爺ちゃんに、歩いて行くにはすこし遠い中華屋さんを教えてもらいました。するとなんと!民芸屋さんに車で送ってもらえることに!!おっちゃん神なのか…!!?

車を待っている間、お爺ちゃんが話し相手になってくれました。なんとそのお爺ちゃん、私がついさっきまでいた吉田出身とのこと!前年は水害の影響で山車が三台しか出なくて、その前も五台とかだったのが、今回はすべての山車が揃う賑やかな年だったと聞いた。そんな時に見にこれてよかったなぁーとしみじみ思うのでした。私がとても楽しかったと伝えると嬉しそうにしててこっちも嬉しくなったよ。

そうこうしている間に車が到着。中華屋さんまで送ってもらい、ご飯をたらふく食べて、夜の宇和島をぷらぷら歩いてホテルに帰ったのでした。よき出会いに感謝です。

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宇和島名物の鯛めし屋さん。行ってみたかった!手前の橋は昭和5年竣工の穂積橋(素敵!)。宇和島市出身で近代に活躍したという穂積陳重さんゆかりの橋とのことです。

性のおべんきょう

多賀神社

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翌朝、アーケード商店街でラジオ体操をするおじいちゃんおばあちゃんを通り過ぎ、向かった先は多賀神社。ここには古今東西の膨大な性に関する資料が展示された凸凹神堂があります。

公式サイトには、凸凹神堂の100円割引券もあります。ちゃんとプリントして持って行ったのにすっかり忘れてた…

まずは神社にお参りです。

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右側になんかキノコ生えてる?

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どどーーーーーん!!!!!

はい、とても立派でございます。

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野良猫をさがせ。

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陰陽の合歓(よろこび)、和合の秘事。なんてうつくしい響き…!(そして綺麗な字)

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大吉でした!えーっと、なになに?「甘美の余り共に死ぬ死ぬと…(自粛)」

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末社もいくつかありました。お稲荷さんの彫刻すてき〜

凸凹神堂

そしていよいよ凸凹神堂へ。

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なんと内部の写真を撮るには2万円!!!もちろん心のシャッター押しました。世界の性にまつわる膨大な展示物にお腹いっぱい胸いっぱい!玉石混交な感じではあったけどとても面白かったです。やっぱり日本のものが好きだなぁ〜。遊廓に置いてあったという箪笥とかも展示されてたよ。壁には宮司が研究のために海外に行った時の写真がたくさん飾れてたりもするんだけど、それが異国の女の人たちの肩をくんでる写真ばっかり…。ただの女好き…なのか…??

授与品

いろいろと面白いものがありました。

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秘宝館的なノリが最高です。

レトロがかおる歴史資料館

その後は歴史資料館へ。明治17年に警察署として建てられた擬洋風建で、平成4年に今の場所に移築されたとのこと。

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洋館にソテツとサボテン!大好き!!南国の雰囲気がたまらない〜。

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なんと!大好きな高畠華宵の展示室があってビックリ!宇和島出身だったのか〜。知らなかった。ささやかな展示ではあったけど嬉しかったです。

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建物の前には安政2年に築造された樺崎砲台跡もありました。

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宇和島名物「鯛めし」

朝ごはんを食べていなかったので、帰り道にあった物産館の食堂でお昼ごはん。宇和島名物の鯛めしを食べて、あっという間の宇和島観光を終えたのでした。

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この日は鯛めし屋さんがどこも定休日で、こちらの物産館でいただくことに。いろんなお店で食べ比べしてみたいなー。

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物産館に敷かれていた鹿踊りマット。宇和島では吉田と異なる八ツ鹿踊り。いつか見てみたい。

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闘牛も見てみたいな。痛いの苦手だけど!

電車に乗って次なる目的地へ…。旅はまだまだ続くよ!!

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★こちらの記事は、当時Instagramに投稿した旅の記録を元に再構成しました。情報は2019年11月時点のものです。

愛媛別府ひとり旅2019③【卯之町・八幡浜観光編】へとつづく▶︎▶︎▶︎

愛媛別府ひとり旅2019①【秋まつり編】

数年前、とあるお祭りに行く機会がありました。それは暴れ回る虎や牛の張り子を退治するというもので、美しい田んぼが広がる田舎の風景にその愉快な光景が一日中繰り広げられ、とてつもなく面白くて胸を鷲掴みにされました。それ以来、各地のいくつかのお祭りや民俗芸能に触れる機会が増えていき、今回紹介する愛媛県宇和島市でのお祭り体験が決定打となり、翌年からは全国の一風変わった民俗芸能を撮りまくるぞ!!!と決意した矢先にコロナが…。全国各地のさまざまなお祭りは中止となり、出鼻をくじかれることになりました。

こんな世界になる前の、とてつもなくたのしかった吉田の秋祭りの様子をどうぞご覧ください。

はじめに

2019年の秋のこと。愛媛に行こうと思ったのは、旅立つ1週間ほど前という突然の思いつきでした。なんの予定も立てていなかったわたしは、ちょうどその時期に宇和島の吉田町で開催される秋祭りがあることを知ります。何に惹かれたかというと、その愛くるしい鹿の仮面!!四国の南予地方には、1615年に宇和島藩主伊達秀宗が宇和島の地にやってきた際に、宮城県から伝わったとされる鹿踊りが各地で踊られています。宮城の鹿踊りと顔立ちがまったく違うのが興味深い。宮城の鹿踊りの仮面はデザイン化されておりキリッとした凛々しいお顔をしているのですが、四国の鹿の仮面はどこからどう見ても鹿。つぶらな瞳が愛くるしく、微笑んだ表情にも見えてほんわかしてしまいます。(元は同じなのになぜこのように大きく違うのだろう?)その鹿の姿を間近で見たいと思い、四国へ旅することにしました。

※吉田の秋祭りについては詳しいパンフがありましたので、知りたい方はこちらをどうぞ。江戸時代の絵巻物もゆるゆるで可愛いんだよ〜。

フェリーで四国へ

夜にフェリーで小倉から出発し、松山港へと向かいます。

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出発の日の夜空。印象的な月でした。

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夜ごはんは小倉駅近くの千容さん。おばちゃんがとても素敵だった。

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フェリー内には四国へ向かうフェリーならではのお遍路アイテムが売られていました。

吉田秋祭の神幸行事

鹿の子

朝の5時に松山港に着き、バスに乗り込み松山駅へ。始発の電車に乗り込み、目的地である吉田町立間に着く頃には朝日が登っていました。

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お祭りは朝5時の相撲から始まるという…!!それにはどうにも間に合わない。私が長い1日のはじまりの場所である八幡神社に着いたのは7時半頃でした。

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神社の境内に向かっていると急に歌が聞こえてきたので一気に気分が高揚!!階段を駆け上って目の中に飛び込んできた鹿の子たち!!!

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あぁ!なんて愛くるしいの!??

そして鹿の子の子供の高い歌声と大人の低い声のハーモニーのなんと美しいことよ。聞き惚れてしまいます。

一日中追いかけていたら、いつでもメロディを思い出せるようになりました。

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八幡神社での踊りを終えて去る鹿の子たち。後ろ姿もかわいい。

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神社の境内にはなかなかの存在感を放つ神馬もいらっしゃいました。

一日中この鹿の子たちはいろんな場所を練り歩いて、お店や民家の前などで歌い踊ります。(そしてそれをストーカーのごとく追いかけるわたくし)
というわけで朝から午後まで追っかけまくった鹿の子たちをダイジェストでどうぞ!

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↑この時撮った祭りの写真の中で一番大好きな写真です。 

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(film)

御神輿

早朝の八幡神社では、御神輿が三台待機してました。時間になると、階段を次々に降りてくる御神輿。急で長い階段なのでなかなか大変そう!

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そのあとどこかに行ってしまって、この後どんな流れなの…??と思いながらけっこーな時間待っていると、お巫女さんの格好をした女の子や、お練りに参加する人たちやその家族たちがぞろぞろと集まりだします。すると御神輿がまた戻ってきて、リズミカルな掛け声と動きを小学校や幼稚園、お店の前などで繰り返します。目印となる人が立つところに向かって御神輿が進み、それを止めるというのが一連の流れのようでした。

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私が目印側に陣取ってカメラを構えていると、「(危ないから)守るけんね!」と御神輿のおじさん言ってくれてうれしかった!朝の御神輿が一旦終わると、休憩場でビール呑みだす男たち。むちゃくちゃ楽しそうだったなー。祭りに燃える地域の人たちに猛烈に嫉妬です。

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牛鬼

そして忘れてはならない牛鬼!大大大好きだった!!こちらも南予地方のあちこちに生息しているもよう。会いに行きたいよ!!特に吉田の牛鬼は暴れん坊だったようで、昔は家に突っ込んでいって壊すこともあったらしい…。牛鬼を操る男たちもかっこ良かったです!

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田舎でよく見るキリスト看板

練り歩く道の先々にあるお店やお宅の名前を呼んでは牛鬼の口をカチカチ鳴らす。螺貝の音もたまらんねぇー。

猿田彦

天狗な猿田彦さまも好きだった!高下駄で歩くのがすごい〜。

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旗持ってるおっちゃんもいい味だしてた(右はfilm)

練り物

他にもいろんな練り物などがありました。山車の下では昔は芸者さんが唄と三味線を競っていたらしい。今はボランティアなんだって。

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赤い獅子の頭は八幡宝多といって、子供たちの頭を噛んだりするらしいんだけど、私は動いてるところ見ることができず…。餅投げとかもあったらしい。鹿の子を追いかけすぎました…。

アイスクリーン

手造りアイスクリーンにもトキメいた♡

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最後に

吉田の秋まつりは盛りだくさんでほんと楽しかったなぁ。一番最初に見た鹿踊りが吉田でよかったなぁと思うのでした。(これをきっかけに、毎年どこかの鹿踊りを見ていこうと決意したのですが、コロナで叶わないまま今に至る…)

最後は鹿の子と牛鬼のオフショット。右見て左見て横断歩道を渡る鹿の子かわいいし、ドナドナと化している牛鬼もたまらない〜。

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お祭りを存分に堪能して、宇和島駅へと移動するのでありました。

★こちらの記事は、当時Instagramに投稿した旅の記録を元に再構成しました。情報は2019年11月時点のものです。

愛媛別府ひとり旅2019②【宇和島観光編】へとつづく▶︎▶︎▶︎

 

三角天草+αひとり旅4【天草・大江編】最終回

﨑津からバスで10分ほど揺られて到着したのは大江集落。宿に着くと同時に雨が降り出しました。通り雨だったようで再び外に出る頃には止んではいたものの、翌日は雨予報。まだ降り出さないで…と祈りつつ、まずは近所の大江八幡宮へお参りしにいくことにしました。

出会い


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写真をパシャパシャ撮っていると、神社でなにやら準備をしていたおっちゃん二人組が、黒髪オカッパのわたしに「いい髪型してるねー」と話しかけてきました(笑)この神社のことや、大江のことなどいろいろと興味深い話をしてくれたよ。昔は交通手段がなかったから、前日宿泊した本渡町から徒歩で7時間かけて大江に来ていたんたって~(びっくり!) 。旅先で地元の方と触れあうのはたのしいね。時間があればもっとゆっくりおしゃべりしたかったけど、まだまだ行くところがあるのです!

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おっちゃんらと別れ歩いて約20分ほどの大江天主堂を目指すも、フィルムカメラを忘れてきたことに気づきます。あわてて宿にカメラを取りに持り、再び出掛けようとすると宿のご主人と遭遇。なんと教会まで車で送ってくれることに!崎津でのレストランのサービスといいラッキーが続く〜。

大江天主堂

大江天主堂は﨑津教会と同じく鉄川与助の設計で、﨑津より1年早い竣工。﨑津はゴシック様式(天まで届け~な尖塔が特徴。大好き!)で、大江はロマネスク様式(よく知らない…)です。


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(下段:film)

再会

急いで見学をして、時計を見るとすでに16時過ぎ。最後にどうしても行きたいところがあるんだいっ。と、バスも通っていない歩いて片道50分(!)ほどかかる場所を目指し、大江天主堂横の細道から進んでいきます。

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「暗くなるのが早いから車はライトをつけて人ひかないようにね~」といった内容の放送も流れて一気に不安が押し寄せる…。そして人気のない道を歩いて数分たったところで、すっと横に車が停車…

こわい!こわいよ…!!

恐る恐る見てみると…なんと!先ほど神社で会ったちゃんがニコニコしながら見ているではありませんか〜!!自宅がこの道の先にあるらしく、目的地へと車で送ってくれることに。なんという運命…!この通りは猪も出るから危ないらしい。時期的に暗くなるのも早いし、夕方から歩いて行こうだなんて狂気の沙汰だったかも…?(よい子は真似しないでね)ほんとおっちゃんと奇跡的に出会えてよかったー!!!

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帰りはこんな道でした…。おっちゃんと出会わなければ、真っ暗の中ひとりここを歩いていたのかと思うと震える!

ラピュタの木(西平椿公園)

この日最後の目的地は西平椿公園内にあるラピュタの木(アコウの木)。ここが本当に素晴らしかったーーー!!!おっちゃんとの出会い含めて、天草で一番の思い出の場所になりました。

f:id:salomery:20210322220243j:image岩にどっしりと絡みつく根。生命力あふれまくり!(film)


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車で送ってくれただけでなく、園内を案内してくれたよ。椿公園という名の通り約1万本のヤブツバキが自生していて、公園として整備された今では約2万本あるそうです。

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f:id:salomery:20210325133031j:image向こう側に見える砂浜は、夏になるとプライベートビーチみたくなるそうです。

日本の夕陽百選にも選ばれていて、この日は不安定なお天気で雨も降ったりしてたのに、運よく美しい光の道とまるで線香花火の最後のような濃い夕陽を見ることができました。ロマンチックな夕陽をおっちゃんと2人で眺めるという!最高じゃないか!!

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(film)

帰りも宿まで送ってくれて本当にありがたかった。歩きだったら帰る頃には真っ暗で、人気のない森に囲まれた細道を車や獣に怯えながらひとり歩いてたんだろうなぁ。最悪タクシー呼んで帰ろうと思ってたけど、電波も入らなかったよ…(真っ青)。

後日調べてみたところ、なんとおっちゃん椿公園を管理している西平カメリアクラブの会長さんでした!ネットで普通に名前や写真も出てくるし、NHKの番組も出たことあると話していた。まさかそんな方と偶然出会えて案内してもらえるなんて〜!少しでもタイミングがずれていたら会えなかったもんね。素晴らしい出会いに感謝です。

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掲載許可もらってないけど勝手にのせてごめん、おっちゃん…。

そんなこんなで楽しいことてんこ盛りな1日で大満足だったのですが、この日はこれで終わりませんでした。最後の最後にまさかあんな特大イベントが待っているとは…。

平野屋旅館

3日目の宿は大江にある平野屋旅館さん。

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他にも宿泊客がいたけど建物内で仕切られており、まるで一棟貸しのように広々と利用することができました。客が多い時はおそらく共用のお風呂やトイレも、自分専用として使用することができてよかったです。

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お食事は宿近くの辨(べん)さんで提供されます。

では、まずはこちらの写真をご覧ください。

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舟盛りドォーーーン!!

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度肝抜かれたよ!次々に料理が運ばれてくるし、焼酎も1杯目飲み終わってないのにおかわり来るし(ちなみに焼酎呑めない…)、過剰なおもてなしてんこ盛りでお腹いっぱい胸いっぱい!いろいろとおもしろすぎました…笑(注:写真の量で1人分)


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隣の部屋で食べてた男性ひとり客も、料理がくるたびにその量に「すごいな!」と言いながら笑ってて、最後は「ギブアップです…」といいながら出て行った(笑) わたしも2時間近くねばったけどどうにも食べきれずー。今回、一泊二食付き約12,000円(go toなし)の舟盛り付き贅沢コースにしたのですが、胃袋に自信のない方は普通のお食事にした方がいいかと…。

﨑津から始まり、アコウの木で最高のクライマックスを迎えたと思っていたら、最後の最後にこんな爪痕を残されるとは…。最高に濃厚な一日でした。

天草最後の日

翌日は天気予報通り本降りの雨。

朝ごはんも予想した通りボリューミーでした。

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ぜんぜん食べ終わってないのに、朝っぱらからランチの時のようなもりもりスイーツが運ばれてきたのは想!定!外!最後まで笑かしてくれました。

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チェックアウトをすませ、雨が降る中向かったのは、昨日訪れた大江天主堂のすぐ近くにある天草ロザリオ館。潜伏キリシタンについての歴史を勉強します。

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大黒様(俵の十字を十字架に見立てる)や、土人形の山姥や貝殻の裏側の模様をマリアさまに見立てて信仰していたんだって。お葬式は仏式で行わないといけなかったので、別の部屋ではお経に合わせてかくれ言葉を唱え壺にお経を閉じ込めたとか。大変興味深かったです。

椿油

ここを訪れた一番の目的。それは天草ロザリオ館前の売店で売られている椿油を買うことでした。もちろん西平椿公園の椿から採れたもの。西平カメリアクラブが作っていて、ヘアケアだけでなく食用としても使用できるそうです。

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この坂の先に大江天主堂があります。
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おっちゃんと出会った後にその存在を知り、どうしても買って帰りたかったので、近くで販売しているところを調べたのでした。無事購入できてうれしい!販売してる場所がまとめられてるページがあったので、天草旅行する際はぜひお土産に。パッケージも可愛いよ!ちなみに通販もされてるようです(おっちゃんが愛しいあまり回し者と化す)。

camellia.amakusa-web.jp

売店ではフレッシュジュースの販売もしていたよ。なかなかのお値段だったけど記念に〜。入れ物がなんともいえず良い。季節によって柑橘が違うとのことで、今回はみかんでした。ジュースを飲みながらバス待ち。ついに天草とお別れです。


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おまけ【久留米編】

帰りは一気に熊本市内までUターン!大江(天草)→本渡(天草)→熊本市と、バスを乗り継いで約4時間。その後は大好きな街のひとつである久留米に宿泊し、翌朝はいつもの喫茶店でモーニング。久留米をそぞろ歩き、早めに自宅へ帰ってゆっくりしたのでした(なんというやっつけなラスト)。以下、フィルムによる久留米ダイジェスト。

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しのはら珈琲店


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(film)

最後に

三角から始まり、天草〜久留米へと流れた4泊5日の旅は以上でおわり。最初はハプニング続きでどうなることかと思ったけれど(非常口のお宿が懐かしい…)、それも含めて最高に楽しかった!そしてタイミング的に人生の岐路まっただ中な時期でもあったので、心の中に強烈に刻まれた旅になりました。中でも一番心に残っているのが、やっぱり椿公園でのおっちゃんとの出会い。夕陽を見ながら、また誰か家族を連れていらっしゃいと言ってくれた。今と何にも変わらずまた一人で来るかも…と言ったら、ニコニコしながらもちろんそれでもいいと言ってくれました。また再会できるといいな。その時ひとりなのか、それとも誰かと一緒なのかはわかりませんが、たのしい人生を謳歌してるといいなぁー。ゆるゆると。そんな風に思うのでした。


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(film) 

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三角天草+αひとり旅3【天草・﨑津編】

福岡市→熊本市→宇城市三角町→天草市本渡町と電車とバスを乗り継いで、ついにたどり着いた﨑津集落!もう何年も前からずっと行ってみたかった場所。2018年には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の1つとして登録されました。

﨑津集落散策

まずは荷物を天草市﨑津集落ガイダンスセンターに預けます(﨑津にはロッカーがない)。レンタサイクルもあったよー。スタッフがとても気持ちのよい方たちでなんだかほのぼのしました。

f:id:salomery:20210318222536j:image(FUJIFILM X-T3)

わくわくしながら歩みを進めると、さっそく好きな街並みが現れます。

f:id:salomery:20210317224635j:image(FUJIFILM X-T3)f:id:salomery:20210317231004j:image

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(film)

たまらん風景のオンパレード!!!

このまま彷徨ってるだけでもじゅうぶん楽しいのですが、より深く﨑津集落を知るために﨑津資料館みなと屋さんでまずは周辺の歴史をインプット。

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(FUJIFILM X-T3)

隣村だけど今富のウマンテラさま興味ぶかぁーい!羽根が生えてて剣のようなものを持って何かの生き物を踏み潰してる。潜伏キリシタンの信仰対象であったと考えられている江戸時代の石造物で、大天使ミカエルだけでなく修験道との繋がりもあるらしい。ちょうど修験道について興味を強く持っていた時期だったので大興奮!不思議と好きなものが繋がっていくのは楽しいし嬉しいなぁ。

﨑津教会やみなと屋さんと同じ道の並びにあるお店では、﨑津名物の「杉ようかん」が売られてました。見た目がとても可愛らしい〜。ピンクの部分にあんこが入っているんだって。食べてみたいけど悲しいかなあんこが食べれないので写真だけ…。元々は沖縄のお菓子で、約220年前に琉球王の使節団から伝わったものとのこと。沖縄にも今でもあるのかな?


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(FUJIFILM X-T3)

教会×お寺×神社

そして今回の旅の一番の目玉である﨑津教会!この海辺の教会にずっと恋焦がれていたのです。念願叶ってやっと行くことができてうれしい〜!!

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(FUJIFILM X-T3)

1934年(昭和9)年頃に建てられたゴシック様式の教会は、五島列島出身の鉄川与助による設計。今回改めて調べてみたら、今まで訪れて好きだった教会や行ってみたい教会が彼の手によるものが多くてびっくりしました。内部は撮影禁止なので写真はありませんが畳が敷かれています。畳のある教会ってなんでこんなに落ち着くのだろう?(畳大好き昭和人間)

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(film)
側面をみると前と後ろで色が異なっていて、前はコンクリート、後ろは木材でできています。これは建設資金が足りなかったからと言われているそうです。ちなみに人っ子ひとり写っていませんが、やはり世界遺産の地。観光客も思ったよりもたくさんいてとても賑わっておりました。

さて、時間はちょうど正午。狙っていた人気のレストランにダッシュするも、オープン後すぐだったにも関わらず満席…。食い意地がはっているのでしぶとく13時に予約して約1時間ほど観光することにしました。目指したのは、三角町で見た海のピラミッドと同じくくまもとアートポリスの一環で作られた「教会の見えるチャペルの鐘展望公園」。山の上に木製の十字架や円形ステージがあるそうです。

Google mapで検索すると変な道を案内されたのですが、不安に思いつつも信じて突き進みます(そこでちゃんと調べていれば…)。途中、曹洞宗のお寺、普應軒にも寄りました。

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(FUJIFILM X-T3)
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敷地内では白猫が日向ぼっこ(film)

世界遺産登録後、教会と神社とお寺の三つの宗教の御朱印がいだけるようになったそうです。どうやらこちらのお寺でまとめて拝受できたらしい(神社や教会は無人でした)。せっかくだからもらっておけばよかったね。お寺では十字架のある墓石もいくつか見かけ、仏教徒のお墓と共存しているのがこの地区ならではでとても印象的でした。

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(FUJIFILM X-T3)

再び教会の見えるチャペルの鐘展望公園を目指して歩きます。

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f:id:salomery:20210318213136j:image花がとても綺麗でした(film)

Google mapに案内された場所に着くも、案の定どこにも山の上に行けるような道はない…。薄々そんな予感はしていたよ…?写真から推測して﨑津諏訪神社があやしいとにらみ(最初にいたとこあたり)、Uターンすることに。コンピューターにまかせっきりで、考えることをやめたらいけませんね…。

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神社から教会をのぞむ(film)

1651年に建立された﨑津諏訪神社は、潜伏キリシタンが発覚した1805年の天草崩れの際に、信徒たちが所有する信心具を差し出すよう指定された場所でもあります。氏子や仏教徒を装い、神社等へお参りする時も「あんめんりうす(アーメンデウス)」とオラショ(お祈り)を唱え、信仰を守り続けていたそうです。

教会の見えるチャペルの鐘展望公園

まずは神社にお参りし、さらに奥に進んでいくとやはり階段が!なんの立て看板もないし不安だけど意を決して登ってみることにしました。


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マムシ注意の看板はありました…(FUJIFILM X-T3)

どこまでも続く階段(505段あったらしい)をぜーぜー言いながら10分近く?登り続けるとやっと展望台が~!!でも十字架は?十字架はどこ!?どこにも見当たらないよーーー。どうやら撤去されてるっぽい…?木製だし、時間と共に朽ちてしまったのかな…涙。


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鐘のあるところに十字架がたっていたと思われる(FUJIFILM X-T3)

f:id:salomery:20210318215543j:plain﨑津教会を遠望できます(film)

残念ながら十字架は見れなかったけど、ここから眺める﨑津集落は素晴らしかったので登ってよかったです。せっかくなので鐘も鳴らしてみたよ。ひととおり楽しんだ後は、ランチの予約時間ギリギリだったので大急ぎで階段を降りるのでありました。

レストランシンフォニー

ランチは﨑津教会からほど近いレストランシンフォニーさんで。﨑津産にこだわった食材を使った料理を提供している人気のお店です。

f:id:salomery:20210318221800j:image(FUJIFILM X-T3)

ペスカトーレがめちゃ美味しかったー。お待たせしたから…ということで、紫色のテリーヌのサービスが♡デザートのティラミスもこの日たまたま誕生日の方がいらっしゃったみたいで、こちらもサービスとのことでした(通常のデザートよりもグレードアップ!)


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(FUJIFILM X-T3)

あっという間に時が過ぎ、もうそろそろバスの時間。約4時間ほど﨑津に滞在してました。最後の最後に﨑津教会の撮影スポットへ駆け足で向かいます。海を挟んで反対側だったので、時間がないから猛ダッシュしたよー。慌てすぎて石の棒に足を打ちつけ悶絶の苦しみを味わうというハプニングも…(巨大青たんに育ちました)。そんな苦労もしたのにあまりうまく撮れなかった涙

f:id:salomery:20210318222140j:image遠すぎて思ったように撮れず…(film)
f:id:salomery:20210318222144j:image最後に出会ったまどろみ猫(film)

最後はいつものごとくバタバタしてしまったけれど、念願の崎津を満喫できて、とても満ち足りた気持ちで次なる目的地へと向かうのでありました。

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﨑津を去る頃にはだんだんあやしい雲行きに…(FUJIFILM X-T3)

三角天草+αひとり旅【天草・大江編】につづく▶︎▷▶︎

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三角天草+αひとり旅2【天草・本渡編】

宇城市三角町から天草市本渡町までは快速バスで約1時間半ほど。快晴の空と小さな島がぽこぽこ浮かぶ海を車窓から眺めていると、ついに天草に足を踏み入れるのだなぁとワクワクしてきました。

なんてことない動画だけどアップしてみたよ。最初まさかの満員でこんな席にしか座れず。そしてなぜか非常口に捕らわれる今回の旅…。

商店街ぶらぶら

本渡町に着き、まずはお宿にチェックイン!14時前にやっとお昼ごはんにありつくことができました。天草といえばちゃんぽんだよね!?と、食べる気満々だったのに(ちゃんぽん麺苦手だけど)、宿近くに見つけた亜寿多ラーメンさんのオリーブ塩ラーメンが気になってつい注文。もちろん餃子も欠かせません。ラーメンも餃子もわたし好みでとっても美味しかったー!

f:id:salomery:20210316195734j:image(FUJIFILM X-T3)

満腹になった後は、ラーメン屋さんの近くにある年季の入った石造の祇園橋へ。天保3年(1832年)に架設されたもので、すさまじい存在感を放ってました。この付近は寛永14年(1637年)の島原の乱で天草四郎率いる一揆勢と唐津軍が激突した場所。両軍の戦死者により川は血に染まったそうです…。橋の向かいにはその名の由来である祇園神社があります。


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(film)

f:id:salomery:20210316200400j:image祇園橋の近くにあった建物。木のフォントがたまらない!(FUJIFILM X-T3)

ぷらぷらしながら商店街へ。シャッター商店街っぷりが際立っていて、なんだか寂しかったです。

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(FUJIFILM X-T3)

 天草では野良猫にもたくさん出会ったよ。

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(film)

銭湯を改装したおもちゃのかわうちさんは、水色の建物やタイルが可愛かったー。入口からちょっとのぞいてみたら、おっちゃんがひとり何やら静かに作業してたので入る勇気が出ませんでした…。


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(FUJIFILM X-T3)

気になっていカフェ「本屋と活版印刷所の屋根裏」さんでは、2階の素敵な青い空間でアイスコーヒーをいただきました。本のチョイスがとてつもなくわたし好みで気になるものがたくさんあった!ギャラリーとしても使われているのか、この日は写真展も開催。大あくびするモノノケみたいな黒猫も可愛かったよ。


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1階は本屋でした。(上段:iPhone SE2、下段:FUJIFILM X-T3)

お土産物を販売している玉木商店さんでは天草銘菓を購入。お店のご夫婦がとてもいい人たちでおもしろかった!おっぱい岩チョコもオススメされたよ(笑)なんでも潮がひくとそのように見える岩があるらしい。四郎の初恋(餅にいちじくのお菓子)はめちゃ美味しかったので、特に女子への天草土産にオススメです。

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(FUJIFILM X-T3)

潜伏キリシタン弾圧の歴史

そしてせっかく天草にきたのであれば、潜伏キリシタンの歴史についても触れたい。本渡町には島原の乱での戦死者を祀った殉教千人塚や、1589年の天草五党の乱で小西行長・加藤清正軍に囲まれ領民とたてこもって滅びた城跡、天草キリシタン館(時間の関係で中には入らず)もありました。


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(FUJIFILM X-T3)

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(film)

明徳寺

殉教公園からほど近い明徳寺は、島原の乱後の人々の心の平定とキリスト教からの改宗を目的として1645年に建立された曹洞宗の禅寺です。キリシタン弾圧の歴史を思うといろいろと感じるものがあります。1714年に建てられたゴージャスな山門には、迫力ある仁王がいらっしゃいました。

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お寺には閻魔さま(全国閻魔さま巡りしたい)と、なにやらとてつもなくエロティックな弁財天さまも…。好きなものに偶然出会えてしまうよろこび…!!

f:id:salomery:20210316223049j:image三白眼な閻魔大王

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ぜひ細部まで見てほしい艶かしい弁財天。作った人のこだわりを感じます…(FUJIFILM X-T3)

階段に刻まれた十字架

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お寺へと続く階段にはあちこちに十字の印が残っています。踏み絵の役割として刻まれているというのが通説ですが、その場で色々とお話してくださったお寺の方曰く「宗教が違っても信仰することは同じ」という意味が込められているのではないか…(正確には覚えてないんだけどこのようなニュアンスだった)とのことだった。実際のことはわからないけれど、どうせなら優しい意味の方がいいなぁと、その話を聞いて思ったのでした。

栄美屋旅館

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(FUJIFILM X-T3)

日も暮れてきたので宿へと戻り、夕食をいただきます。

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(FUJIFILM X-T3)

とても美味しかったー!生あおさのお味噌汁が特に美味!!あとあたしゃ西京焼きが大好きなんだよ…(思い出すだけでよだれ)。

f:id:salomery:20210316230822j:imageミニライオンの湯口のある昭和レトロなお風呂も可愛かった。(FUJIFILM X-T3)

f:id:salomery:20210316230545j:image清く正しく美しい朝ごはん。毎日こんなん食べたい…(FUJIFILM X-T3)

今回のお宿は二食付きGOTOトラベル価格で6500円ほどでした(1000円クーポン付き)。最高すぎる~。またGO TO再開されたら大いに活用したいです。こんな状況だし、もっとひとり旅を優遇するGO TOだといいんだけどなぁ〜。それだと経済効果が上がらないのかしら…。

朝の散策でレトロ発見

翌朝は早めに宿を出て、次なる目的地に向かうためにバス停へと向かいます。するともろ好みの魅力的な建物を発見!

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(FUJIFILM X-T3)

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元病院とかなのかな?星がきらきら〜(film)

そしてめちゃくちゃ楽しそうな映画館も!当初本渡町を観光予定にしておらず何にも調べていなかったので、きっとまだまだ見逃しているところがあるんだろうなぁー。思いもよらず、早朝からレトロ散歩ができてうれしかったです。

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f:id:salomery:20210317161655j:image映画館の向かいの建物にはレトロなステンドグラスもありました。(FUJIFILM X-T3)

さて、バスに乗り込み、下田温泉で乗り換えて約1時間半。今回の旅のメインへといよいよ参ります。

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バスを乗り換えるためだけに降りた下田温泉。いつか行ってみたい(FUJIFILM X-T3)

三角天草+αひとり旅【天草・﨑津編】につづく▶︎▷▶︎

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三角天草+αひとり旅1【三角編】

2020年10月末、三角天草+αへ4泊5日のひとり旅してました。最終目的地は天草市の﨑津教会。﨑津集落は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(世界遺産)の構成資産になっています。ずっと前から行きたいと思っていたけれど、車がないとなかなか行きづらい場所。天草って電車も通ってないからほんっっっと遠いんだよね。時間も体力も使うのでずっと重い腰が上がらずにいたのですが、そんなこと言ってたらいつまでたっても行けないよ!といわけで、電車とバスを乗り継いで行ってみることにしました。

まずは「海のピラミッド」を見に行こう

月と星のピラミッド

f:id:salomery:20210315211354j:image夜の熊本城(film)

仕事終わりの金曜の夜。まず最初に熊本市内のバスセンターに立ち寄り、交通費を浮かすために「あまくさ乗り放題きっぷ(3日間)」を購入します。さっそく天草へ…とはもちろんなりません。一度の旅でいろんな要素を詰め込みたくなる欲張りなわたくし。天草に行く前に、通り道でもある宇城市の三角町に寄ることにしました。目的は三角港フェリーターミナル「海のピラミッド」の夜の姿を見るため。くまもとアートポリスの一環で建てられた葉祥栄さんによる設計で、ヘンテコでモダンな建築が大好きなので、ずっと見に行ってみたかったのです。そんなわけで、まずは熊本駅から電車で1時間ほどの三角駅へと向かいます。(三角ではICカードが使えなかったので要注意!わたしは使ってロックされちゃった涙。着いた時にはすでに無人駅になっていたのであたふた)

f:id:salomery:20210315211041j:image三角駅は「ななつ星」の水戸岡鋭治さん改修の駅舎です(FUJIFILM X-T3)
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(film)

三角駅を出てまっさきに目に飛び込んできた貝殻のような摩訶不思議な建物!頭上には月と星が煌々と輝いていて大興奮!!!

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(FUJIFILM X-T3)

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真っ暗だし誰もいないし風もビュービュー吹く中おそるおそる上まで登ってみたよ。怖かったけど楽しかった!!

おそらく1時間近くそこで写真撮りまくってたんだけどいよいよ寒くなってきたので予約していた近くの宿へ向かうことに。

絶望という名の宿

宿に着いてみるとフロントに誰もいない…。鍵と書き置きがあって、なんと留守にしてるので勝手にやっちゃってー的な感じ。防犯的に大丈夫なのか…?そしてお宿の佇まいがなんというか…想像していたのとぜんぜん違っていてドヤ街の安宿…??とりあえず自分の部屋は2階突き当たりの大広間とのことだったので向かってみるも、その先には非常階段に続くドアがあるだけ…。

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登る階段が違ったのかな…?と1階に戻って別の階段を探してみるも見当たらない。嫌な予感がしつつ再び2階へ行き、非常階段のあるドアへと進むと…

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ん?

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んん??


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あったー!!大広間あったーーーーー!!!!!


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寝る時に緑のライトが怖いんだよ…

非常口がある部屋に泊まるの初めてよ!何かあったらみんな私の眠るこの部屋にくるのね…責任重大!!誘導がんばるわっ

そして着いて早々ゴキブリの歓迎を受けるという…!!!(写真も撮ったけど載せるのはやめとく)泣きそうになりながらティッシュ箱で応戦しなんとか勝利を勝ち取るも、見るのも触るのも怖くて無理なのでティッシュを何枚も重ねて埋葬し、その状態のまま眠りにつきました…。蘇ることに怯えながら……(なんかガサガサ動いてる気がしたんだ…)

f:id:salomery:20210315233311j:image翌朝、こういう事情でこんなことになってます…という乱筆な書き置きと共にパシャリ。

部屋に非常階段のあるとんでも宿と昨晩のゴキとの遭遇により最悪な一夜となり、今までずっと一人旅で楽しいことが起きすぎるので旅の天才と自画自賛していたのだけど、今回の旅もしかしてヤベェんじゃないかと初めて不安に襲われるのであった…。

太陽のピラミッド

f:id:salomery:20210315221916j:imageキラキラと輝く早朝の海(film)

もちろん翌日は朝イチで再び海のピラミッドへ。夜は中に入れなかった内部の螺旋階段も見ることができて至福です。実際に見るまではもっと大きいのかと思ってたんだけど、こじんまりとしていてとても可愛らしかったです。

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(FUJIFILM X-T3)

f:id:salomery:20210315225619j:image海のピラミッドの上から撮った海(film)

この日は少しバスで移動したところにある世界遺産の三角西港周辺を観光する予定でした。事前にネットで調べた情報では三角駅にロッカーがあるということだったので向かってみるとなんと!7月に撤去されたとのこと…。熊本地震やコロナの影響で観光客がめっきり減ってしまったらしい(バスの本数も少なくなってた)。泊まった宿も無人で荷物を預けられず、ぼーぜんと立ち尽くすのでありました…。

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三角駅にいた猫と一緒に記念写真(film)

キャリーバッグをガラガラ引いて観光するには厳しい場所だったので、泣く泣くあきらめて散策しながら天草行きのバス停(そこも地味に遠かった…)まで向かうことに。三角西港にはレトロな建物が色々残っているようなので、また機会があればいつか行きたいです。不完全燃焼ではありますが、海のピラミッドはたんまりと堪能できたのでよしとします。

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バス停に向かう途中の坂の上から。こういう風景は歩いていないと気付けなかったり撮れなかったりする。好きな写真です(film)

天草・本渡編につづく▶︎▷▶︎
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