ついに旅の最終日。外に出ると、昨日に引き続き雨が降っていました。今日はどうしても晴れてほしかったけど、運命を受け入れるしかありません・・・。
CONTENS
猪苗代
会津若松駅から電車に乗り込み、向かったのは猪苗代駅。目指すは会津若松市と郡山市、耶麻郡猪苗代町にまたがる「猪苗代湖(いなわしろこ)」です。
ロッカーに荷物を預け、さっそく猪苗代湖へ。といきたいところですが、そろそろ9時になるいうのにバスが走っていない・・・(始発が遅い)。駅の観光案内所にはレンタサイクルもあるにはあるけれど・・・(時間もかかるし体力的にも無理)。
もう大人なので、時と労力を金で買うわよ!!!
というわけで、行きはタクシー移動することにしました。
白い鳥
タクシーのおっちゃんと会話しながら、猪苗代湖へ。
畑に囲まれた道を走っていると、遠目にたくさんの白い鳥がいるのが見えました。当然鷺だと思って眺めていると、
なんと!まさかの白鳥でした・・・・!!!!!
猪苗代湖には白鳥がいるとは聞いていたけど、まさか畑にいるとは・・・笑
九州とは異なる風景にワクワク!!!
天鏡閣
畑に囲まれた道を抜けると猪苗代湖が見えてきます。まず向かったのは湖近くの丘の上にある天鏡閣。明治41年(1908年)竣工の洋館で、国の重要文化財に指定されています。
以下、公式ページより抜粋。
明治40年8月、有栖川宮威仁親王殿下が東北地方を御旅行中、猪苗代湖畔を巡遊され、その風光の美しさを賞せられてこの地に御別邸を建設することを決定されました。明治41年8月竣工。翌9月、皇太子嘉仁親王殿下(大正天皇)の行啓が有り、同御別邸を「天鏡閣」と命名されました。(中略)国の重要文化財へ昭和54年2月、天鏡閣本館、別館、表門が国の重要文化財に指定されました。
門をくぐって歩いていくと素敵な洋館が現れます。
1階
まずは玄関ホール。シャンデリア、マントルピース、鏡、左に見える帽子かけは当時のものだそうです。鏡と帽子かけはアールヌーボー様式とのこと。赤べこに気を取られてぜんぜん撮ってなかったわ!
食堂や客間などなどたくさんの部屋がある中、一番気に入ったのがこちらのオシャレすぎる撞球室(どうきゅうしつ)。ビリヤード場です。
グリーンを基調にしてるのも好みだし、照明やビリヤード台の猫足も素敵!!椅子の装飾はなんとハープの形だよ〜!!!
階段
2階
他にも小さなお部屋がいくつも。こんなお屋敷に住んでみたかった・・・。
マントルピース
そして各部屋にはとっても素敵なマントルピースも・・・!!!!!
展望室
そして球技室に続きお気に入りだったのが、こちらの展望室。ほんとに小さな八角形のスペースだったので、わたしの広角レンズでは全体を撮れず・・・。晴れた日は光が綺麗に入ってまた違った見え方がするんだろうなー。
いつものごとく時間がなかったので、超高速で中を見学。でも、でもでもでも!とっても素敵な建物で、もっとゆっくり見学したかったよーーーーっっっ。複製もあったりするけど、そんなの気にならないくらい素晴らしかったです。
4月〜11月の間は、明治のドレス試着体験(!)や、野外で軽食(コロッケカレーなど)、ティールームでのスイーツも味わえるみみたいなので、ぜひ建築好きは訪れてみてください。
【使用カメラ】film:CONTAX Aria、digital : FUJIFILM X-T3、SIGMA quattro dp3
栃木・福島ひとり旅2021⑩(完結)へつづく▶︎▶︎▶︎