彷徨する旅のアーカイブ

旅先や日常で出会った「非日常」の記録

2019年秋・八代ひとり旅③【日奈久温泉・後編】

日奈久温泉2日目の朝。前日の雲ひとつない快晴とはうってかわって雨!!さらにカミナリ・・・!!!ちゃんと折り畳み傘は用意していたけれど・・・残念。そんなわけで、この日も雨宿りがてら温泉めぐりすることにしました。

CONTENTS

温泉めぐり〜湯口コレクション〜

あたらし屋旅館(ライオンの湯口)

土砂降りの中、まずは出来たての朝ちくわをぺろり。

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1本買おうとしたら、傷もんだからあげるって!やさしいーーー!!

腹ごしらえした後は、前日人が多くて断られた“あたらし屋旅館”さんへ。午前中でしかも雨だから誰も入ってないだろうと期待してたら先客が・・・。写真を撮りたかったのでのぼせそうになりながら頑張って長時間入ったよ!外では雷がピカピカゴロゴロ。そんな時に温泉入ってるのが、なんだか台風の日の夜みたいでワクワク楽しかった!

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こちらの温泉には王道のイケメンライオンの湯口がいらっしゃいます。

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熱すぎずぬるすぎずちょうどいい塩梅の湯加減。先客のおばさまはクセのない温泉と表現されていました。日奈久の温泉は自家源泉のところ以外、調整された共同源泉を使ってるから、どこの温泉も同じお湯を使ってるんだって。

温泉からあがって外のベンチに座りながら雨の日奈久を眺めつつ昼ちくわ。

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ちくわの中にはポテサラが入っていてボリューミー!

旅館  幸ヶ丘

最後に入った温泉は“旅館  幸ヶ丘”。こちらが2回目の日奈久温泉で一番思い出に残る場所だった・・・!!!

「旅館」と名前についているけど、こちらは泊まれない旅館。以前は旅館もしていたのですが、現在は立ち寄り湯だけで営業しています。ご主人曰く、「泊まらせたくない旅館」(めんどくさいから)とのこと笑 

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立派な玄関

玄関置いてある呼び鈴を鳴らすとご主人が出てきて対応してくれます。階段を登った先に待合室や休憩所、男湯と女湯、家族湯が。

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右に行くと待合室、左に行くと温泉

わたしがこちらの立ち寄り湯に行きたいと思った理由は「熊の湯口」があるからでした。(日奈久温泉のHP載っているのを見た)

女湯

どの浴室にあるんだろー?と、ドキドキしながら女湯に入ってみると・・・。

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何のときめきも感じないよ…

とても普通のお風呂場でしょぼーん・・・。湯船につかりながらどうやって熊の湯口がある浴室を見せてもらえるか考えてました。

すると、ご主人がとてもサービス精神旺盛で話し好きな方で、お願いせずとも熊の湯口のある家族湯だけでなく、男湯や客室まで案内してくれるという!(ラッキーなことにちょうど土砂降りで私しかお客がいなかった)

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濡れた緑も鮮やかで美しく、雨の音もとても心地よかった・・・
家族湯(熊の湯口)

それではまずはお待ちかねの熊の湯口をどうぞ!

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くま!くま!くまーーーーーー!!!!!!

あぁぁぁ、なんてかわいいのだ!!!

しかもにっこり・・・にっこり笑ってるよ?

男湯(坊やの湯口)

熊の湯口だけでも最高なのに、男湯もとってもとっても最高だった!白を基調とした作りでローマな柱もあって異国風。とてつもなき開放感!なんて素敵なの?

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なんで女湯はあんなに狭くて地味なんだ…

鯛?鯉?をかかえた坊やの湯口ぃ〜!!!

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なんてかわいい坊や

お湯がエメラルドグリーンなのにも胸ときめくね。そうそう、こちらの温泉は共同源泉ではなく、自家源泉掛け流し!なのでぜんぜん今まで入ってきた日奈久温泉の泉質と違った!もちろん熱いし硫黄の匂いもするし、他のところよりもぬるぬる。なんて野生的!そんなところふくめて全部大好き!!!な温泉でした。熱いお湯に入れない人間なんだけど、こちらの温泉は「好き」の気持ちが勝つので我慢できる笑

客室

そしてなーんと客室も見せてもらうことができました!

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家族湯の真ん前にある扉を開けると・・・(部屋の中から撮影)

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ここにも馬!三味線があるのもグッとくる

泊まりたいよーーーー!!!いつか旅館業復活してほしいと強く思うのでした。

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特徴のある床

なんと裏の山も持ち物(!)で、そこから切ってきた木材を使って建物を作ったりもしてて、床は桜の木とのことでした(他にもたくさん説明してもらったのに記憶力が…)

色々と興奮したけどやっぱり熊の湯口が大好きすぎて、女湯にすでに入っていたにも関わらず、家族湯でもひとっぷろ浴びさせてもらうことに。もうわたし専用の湯船ってことでよくない?ってくらいmyサイズの小さな湯船でとてつもなく居心地よかった・・・。

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サービスショットやで

外に出る頃には、午前中の雨が嘘のような青空が広がっていて、夢のようなたのしい時間を過ごしたことと相まって、まるで狐(熊?)に摘まれた気分になったのでした。

橙 dai-dai(ランチ)

幸ヶ丘さんに大大大満足して、あとは朝からちくわしか食べてないお腹を満たすのみ!ちょっと遅めのお昼ごはんを食べに、昨日訪れた松の湯さんのお隣にある橙 dai-daiへ。チキン南蛮食べたけど美味しかったよー!(写真撮ったのに誤って消してしまった…)

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青空なのわかるでしょ?

鏡屋旅館(Cafe百年通り)

食後のスイーツを求めて明治20年創業(日奈久でも2番目くらいに古い旅館とのこと)の“鏡屋旅館”に併設されている“Cafe百年通り”へ。

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昭和初期の鏡屋旅館(お店に貼られていたチラシより)

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現在の鏡屋旅館

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併設するカフェ

しかしスイーツ(ランチも)は予約のみで、コーヒーと紅茶しか出せるものがないという・・・。仕方ないので紅茶のみを頼むことに。しかしなかなか出てこない・・・。そわそわしているとなんと!すごいのが出てきたよ・・・!!

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壁には大好物のアンティーク着物が!

スイーツプレートじゃあーりませんか!!まさかこんなシャレオツなのが日奈久で出てくるとは思わなかったよ・・・(失礼)

「わ、わたしこんなん頼んだっけ?お金あったっけ・・・??」

ってビビったけど、これで飲み物合わせて850円(当時)て安すぎやしませんか・・・?(1人分だけ残ってたらしい)しかもどれも美味しかったんだよ・・・。予約してないにも関わらず、スイーツにありつけたので大ラッキー。

その後も親切にお宿のお風呂場や玄関周りの案内までしてくれて、なんていい人たちなのだと感動の連続です。

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玄関。可愛いタイルは創業当時のまま

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木製のプロペラ!旅館創業者の五男が操縦した機体のものとこと

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時代を経た飴色の木材たまんねぇ・・・

そして極め付けのお風呂場!お湯ははられてないけど最高やないかぁーーーーー!!!昔は扉部分や、男湯と女湯間の仕切りの窓上部分はなかったんだって。丸見えやないかーい!(昔はどこもそんな感じだったんだろうね)

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入りたい!

次はぜったいこのお宿に泊まろうと心に決めたのでした。

おわりに

今回の日奈久温泉旅でいろいろ訪れたいところが増えたので、いつになるかはわからないけど3度目の日奈久がとても楽しみになりました。あぁ、日奈久温泉大好きだー!!!みなさまもぜひ訪れてみてください。

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おきんじょ人形もあなたを待ってるよ!(金波楼)

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3(オールドレンズも使用)、iPhone

※掲載されている情報はすべて2019年11月時点のものです。