辻駅を出発し、再び緑のトンネルを抜け・・・
到着したのは琴平駅。
もう十数年も前にこんぴら参りしたり、こんぴら歌舞伎を見に行って楽しかった記憶が蘇ります。今回は通り過ぎるだけ〜。また行きたいなぁ!
琴平駅で電車を乗り換え・・・
琴平駅から一駅の善通寺駅で下車します。辻駅を出発してから約1時間ほど。四国旅ラストDAY観光のはじまりはじまり〜。
CONTENTS
善通寺ぶらぶら
昨日の曇り空とは打って変わってジリジリと焼け付くような太陽!!!my旅ではすっかり恒例のほっかむりスタイル(手ぬぐいでほっかむり)で街を散策します。
駅前には早速魅力的な建物が〜!!!
味わいのある建物があちこちにあって楽しい〜。
なんじゃこりゃー!な素敵な木の装飾発見!!!
こちらの建物にはレトロな看板がたくさんついていました。
善通寺
ひっそりと道端で存在感を放つ建物たちにふがふがと静かに興奮しつつ、観光客がたくさん訪れる大きなお寺さんへとたどり着きます。
なんとなく入ってみると、なんとこちらが駅の名前にもなっている善通寺。弘法大師(空海)の誕生の地であるということを初めて知ります(無知ですんません・・・)。
立派な木もありました。生命力に満ち溢れておるーーーーー!!!!!
熊岡菓子店
善通寺を通り抜け、路地に出ると人が列を作っているお店を発見!!!
こちらが最初の目的地である熊岡菓子店。なんて素晴らしき建物なのだ〜!!!明治29年創業、建物は大正時代のものだそうです。お菓子が入っている木のケースもとってもいいのだよ〜。
暖簾には「カタパン」の文字。日本一固いカタパンが売られているそうです。そんなこともまったく知らず、軽く検索してっきり良さげな老舗のパン屋さんだと思って訪れたことは秘密・・・。
みんな何を頼んでいるのか様子を見ながら、一番固いという「石パン」をはじめ、丸ボーロや海老せん、クッキーなど数種類購入。
何がすごいっておばさまたちの手際のよさ!しかも計算は暗算です・・・!!!見事過ぎてそれをみるだけでも価値アリ。待ってる間、充分楽しめたもの〜。
実はわたくし、おそらくカタパンを食べるのは初めて。その存在は文字だけでは知っていたものの、そんなに固い食べ物とはつゆ知らず。石パンを口に含んで飴のようにコロコロと転がして湿らせ柔らかくなった頃に噛むというのが食べ方のようです。そのままガリっと噛んだら本気で歯が折れそう・・・。お味はというとほんのり生姜の味がする控えめな甘味のあめ湯みたいでした。
熊岡菓子店のカタパンについて詳しい記事があったので、以下に抜粋させていただきます。(とても面白かったのでリンク先もぜひ読んでみて!)
カタパンの歴史は古く、考案したのは初代店主・熊岡和市さん。当時大阪の菓子店で大番頭をしていた和市さんに日本軍から軍用食の開発の依頼があったそうです。ちょうど日清戦争の頃だったといいます。戦地に赴く兵隊さんの常備食や非常食として「軽くて、日持ちがして、腹持ちも良い」という軍部の要望に応え、フランス料理にヒントを得て、和市さんが作り上げたのがカタパンだったのです。創業当時は“兵隊パン”と呼ばれていたそうです。
昔は軍食用として作られたカタパンですが、現在ではお遍路さんや、自衛隊ファン(善通寺市には基地がある)がお土産に買ったりするらしい〜。おじいちゃんたち歯、大丈夫なのかな・・・。
人気のカタパンは昼前に売り切れることもあるみたいなので、気になる方は早めにいくのがオススメ!無事カタパンをゲットしてほくほくです。
再び散策しながら、お次の目的地へてくてくスタート!!
【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:CONTAX Aria
香川徳島ひとり旅2022⑨へとつづく▶︎▶︎▶︎