彷徨する旅のアーカイブ

旅先や日常で出会った「非日常」の記録

⑦竹田キリシタンを巡る旅【古民家のホステル】

早朝からみっちり動き回って疲労困憊!そろそろ今朝荷物を預けたお宿へ・・・。

CONTENTS

城下町の街並み

お宿へと向かう途中、ちらほら素敵な建物に遭遇します。

こちらは洋風の建物。おでこの装飾と「谷」の木製フォントが素敵!

大好物

シックな黒漆喰(?)の壁の年季の入った商店も。

瓢箪型の看板も良き

今回は時間が限られたキリシタン旅。ゆっくり街を散策できなかったけど、ちょっと歩くだけでこんな風に出会えるのだから、きっともっと楽しい通りが隠れているに違いない。

いい感じのホルモン屋さんもありました。こんな味のあるお店にふらっと入って一杯やりたい人生だった・・・。

ひとり旅はできても、こういうお店に一人で入り切れないチキン

竹田の街をてくてくてく。

豆タイルと綿帽子

食彩 さきち屋

夕暮れ時にお宿へと到着。その頃にはもうくたくたで一歩も外に出たくない気持ちに・・・。最初は近くの温泉に行くつもりだったけれど、いよいよ雨も降り出してきたことだしお宿に引き篭もることを決意。宿に着いて早々テイクアウトできるお店を教えてもらい夜ごはんの調達です。

一歩も歩きたくないわたしの思いを知ってか知らずか、教えてくれたのは宿から歩いてほんの1分ほどの距離にある「食彩 さきち屋」さん。

おふくろの味的な最高の惣菜屋さん!その場にあるおかずでお弁当も詰めてもらえます。とっても人気で夕方頃にはあっという間に売り切れてしまうらしい。わたしはなんとかギリギリ間に合い、お弁当を作ってもらうことができました。よかったー!竹田には他にも色々と美味しいお食事処があるみたいなので、次行く時はいろいろ食べ歩きたいなぁ。

さて、夕食をいただく前に、本日宿泊するお宿をどうぞ召し上がれ〜!!

たけた駅前ホステルcue

外観

あぁ、もう大好きすぎますよね・・・。※撮影時間はまちまちです

前から、斜め前から、斜め後ろから。どこから見ても美味しい

築80年以上の古民家を改装したホステル。ちゃんと古さを残しつつ改修していて、もう宿のご夫婦含めて大好きだった・・・。

正面の扉から入ると、お宿の方が経営しているパン屋さんとカフェあります。

かどぱん。いい感じに色褪せた藍色の暖簾

パン屋とカフェの奥が宿泊施設になっていて、正面からも入ることができますが、宿泊者専用の出入り口も建物側面にありました。

ガラガラガラーっと扉を開くと当時のままの豆タイルがお出迎え。らぶ!

1F

ショップ

中に上がるとまずショップスペースがあります。オリジナルデザインの手拭いや、古い食器なども売られていました。奥様が古物商の免許を持っているようで、建物のあちこちに古道具があるのもわたし好みで嬉しかった!

県外のいい雰囲気のドミトリーのパンフ等も色々あって気になった

姫だるまのメッセージカード

金魚鉢かわいい〜
中庭

建物の中央には小さな中庭があります。

丸窓
お風呂場・トイレ

お風呂はシャワーのみ。お風呂でゆっくり疲れを癒したいお方は温泉に行くのがオススメです。割引の温泉券もお宿で販売してるとのこと。トイレは2階になくて、1階に2箇所あります。窓には昔ながらのネジネジ鍵でした。

なんて書いてる?
リビングスペース

とっっっても落ち着く空間で大好きだった。まるでおばあちゃんちにいるような感覚。やっぱり畳にコタツ最高だよねぇ(えーっと、たぶん掘りごたつだったと思うけど・・・どうだったけ?忘却)。キッチンもあるので自炊することもできます。

こちらにも湧水のサービスがありました。うれしいね!

2F

2Fは宿泊スペースになっていて、ドミトリーや個室があります。

中庭を上から

雨が降っていなければベランダでのんびりできるスペースも

熊本でいう「くまもん」と同じくらいどこにでもいる「姫だるま」
部屋

今回わたしが泊まるのは「蒼」のお部屋(個室)。

 

めちゃくちゃおしゃれで素敵ーーー!!!

とっても気に入ってしまいました。

ただし、やはりこちらのお家も前日に泊まったお宿と同じく耳栓必須。騒音が苦手なお方は洗面所に置いてある耳栓(100円)を購入しましょう(わたしは旅の7つ道具として必ず持ってきている)。

夕食

室内での飲食は禁止されているため、お弁当は共用スペースでいただきます。

惣菜屋さんのお弁当

え、めちゃくちゃ美味しいじゃん・・・!!!こんなお弁当屋さん家の近くにほしいよ〜。

ごはんを食べていると、ちょうど他の宿泊者がチェックインしているところに遭遇。聞き耳を立てていると、ご主人が相手が求めるものに合わせて色々と案内していて、その引き出しの多さに感動。竹田観光のコンシェルジュだわ・・・!!ディープな観光案内を求める方はこちらに宿泊することをオススメします。

ウェルカムドリンク

宿泊者にはウェルカムドリンクを1杯(半分の量)いただけます。うれしいね!

かぼすハイボール。わたしは柑橘を求めていたんだ・・・(疲れにはクエン酸よ!)

話上手なご主人が気さくに話しかけてくれました。竹田についてとても詳しいからてっきり地元の方なのかと思ったら、なんと地域おこし協力隊で関東から移住してきたとのこと。あちこち旅するようになってから地域おこし協力隊の方に出会う機会がほんとに多い。みなさん立派な考えを持ってて尊敬します!

ネットにない竹田キリシタン情報を知っているのも、研究者がよく泊まりにくるからその時に情報をもらうそうです。めちゃくちゃいい環境ね!また竹田に遊びに行く際には、ここで聞き込みしたいと思います笑

Relay Diary

蒼い部屋へと戻り色々と明日の準備をすませ、最後にこの部屋にしか泊まった人しか書けない&読めない日記帳を取り出します。普段なら書かないけれど、今回はなんだか書きたい気分。感謝の気持ちをしたためます。

蒼の部屋の主だけが読めるノート

朝から夜までずーーーっとホームランを打っているような1日でした。耳栓越しに優しく音を立てる雨音を聞きながら、ゆるやかに眠りへと落ちていくのでありました。

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2

⑧竹田キリシタンを巡る旅へとつづく▶︎▶︎▶︎