熊本県八代市では、毎年11月にユネスコ無形文化遺産にも登録されている妙見祭が行われます。(今年は一部神事のみが行われて、その他は中止になったみたい・・・)2019年の秋、仕事終わりに新幹線に飛び乗り、御夜(前夜祭)を見に行ってきました。
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妙見祭・御夜
全部で9基ある笠鉾が、金曜の夜には商店街のアーケードに展示されていて間近に見ることができます。これがとっても素晴らしかった!螺鈿や豪華絢爛な刺繍、彫刻、装飾のオンパレード!!!
ヘンテコな猿や犬や蝶や龍などなどなど動物てんこ盛りで私の胸をギュンギュン刺激。一番好きだったのは、ユニークな猿が散りばめられた「蜜柑」と呼ばれる笠鉾。屋根裏はなんと虎柄カッコいい!!
博物館に展示されててもおかしくないような素晴らしい鉾の数々で興奮しながら写真を撮りました。この鉾を実際に担いで練り歩くのよねー。すごい。
黒や白のお馬も展示されていました。
そして「ガメ」の愛称で親しまれている妙見祭の顔とも言える亀蛇(きだ)。
亀と蛇が合体した想像上の動物で、およそ1300年前に妙見神(みょうけんしん)が中国から海を渡ってくる時、この亀蛇に乗ってきたといわれているそうです。
八代の繁華街もなかなかいい味を出してて、夜にそぞろ歩きたくなる雰囲気。
前夜祭では、ただ展示されているだけではなく、ガメをかついでわっしょいわっしょいする姿も見ることができました。やっぱり興奮するね!たのしかったー!
キャバレーニュー白馬
もちろん前夜祭を見るだけでは終わりません。八代に来たからにはこちらを見にいかねば!!!日本最後のキャバレーといわれる「キャバレーニュー白馬」です。八代亜紀がデビュー前に歌ってた場所でもあります。
ネオンにギュンギュンするよー!!!
こちらのネオンを見るためにやってきたといっても過言ではないかもしれないーーー!!!ってくらいめちゃくちゃ満たされました。
どうぞ動画でもお楽しみください。近くのスナックからこぼれるお客さんとの会話もたのしい・・・。
いつか中に入るのが夢!一緒に行ってくれる人絶賛募集中です。なんと、生バンドの演奏で歌えるらしいぞ!わたしはその日のために欧陽菲菲の「恋の十字路」を練習しておこうと思います。
妙見祭
翌日は7時半に神社出発する神幸行列を最初から追いかけるつもりが早起きできず…。アーケード商店街から見学することに。
本物のお馬も〜!!!
写真には撮らなかったんだけど、神主の持ち物(地元の人が話しているのを盗み聞き)という本物のお馬がとても立派だった!他にも小さなお馬やポニーなどたくさん練り歩いていていてビックリ。馬刺しが有名だし、キャバレーの名前も白馬だし。馬、馬、馬。馬であふれてる!(単なる偶然?)
展示されていた鉾も動き出し、ガメも賑やかに練り歩きます。
アーケード商店街を抜けて、行列についていくと広場に着きました。
外では行列が練り歩く中、ミックで休憩がてら朝ごはんを食べていると、獅子舞が中に入ってきて厄祓いのようなことをしていきました。ワクワクして楽しかった!
一日中行われる神幸行列なのですが、実は前夜の笠鉾鑑賞と白馬のネオンでだいぶ満たされていたわたくし。早々に妙見祭を切り上げて、午前中のうちに次なる目的地へと向かうのであった。
【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3(オールドレンズも使用)
2019年秋・八代ひとり旅②へとつづく▼▼▼