今回栃木・福島方面を旅することになった最大の理由。それは…
熊を食べてみたかったから!!!
前々から狩猟に対して興味があり、志賀島の神社で鹿の角がみっしりと奉納されている祠を見たあたりから、より狩猟の宗教や民俗学的な面に興味が出てきました。
それと同時に、いわゆる「ジビエ料理」を食べたい気持ちがむくむくと。というか今流行りのオシャレなものよりも、昔ながらの荒々しい「猟師メシ」を食べたい・・・しかも猟師自身が料理していて、狩猟についてのリアルな話も聞けたら最高じゃん??
というところから今回の旅の計画がスタート。鹿や猪を食べれるところは福岡にもあるから、どうせなら九州では食べれないようなものを・・・。そこで頭に浮かんだのが熊でした。
「熊」「猟師」「宿」のキーワードで検索してみたところ、「湯西川温泉」にたどり着きます。猟師のやってるお宿2軒に目星をつけて問い合わせると、残念ながらどちらとも1人では泊まることができず・・・(ひとり旅あるある)。でも、昼食なら一人でも大丈夫とのことだったので行ってみることにしました。
CONTENTS
湯西川温泉駅
東武日光駅からフリー切符を利用して湯西川温泉へ。着いたのは15時30分頃でした。松明の炎を模したライトが光る不思議な駅で、エレベーターに乗って地上へと出ます。
屋外には足湯もあって、お土産物屋さんも併設されていました。そこで見つけたのが・・・
いなごの甘露煮です・・・!!!初めてみた!
虫は栄養があるからね・・・将来食糧難になった時のために(何が起きるかわからないから!)虫を食べれるようになってた方がいいんだろうけど・・・まだ勇気が出ないんだ。
湯西川温泉駅からさらにバスに乗って、平家の落人伝説の残る湯西川温泉へと向かいます。
湯西川温泉
山道を20分ほど揺られて湯西川温泉に到着。まずは本日のお宿にチェックインしてから、ちょっとだけ夜のお散歩。
暗くなって来たので、散歩を終えて宿へと戻ります。温泉にも入ったのにあんまり記憶がないのは何故だろう・・・?とりあえず夜ごはんの写真だけアップしておきます。多くを語らない理由は察してください。
湯西川温泉(2日目・前編)
前日の疲れから泥のように眠って7時に起床。朝ごはんを食べてから、朝もやにけぶる湯西川温泉をぷらぷらとお散歩します。
平家落人民俗資料館
たどり着いたのは平家落人民俗資料館です。
入館料500円はなかなか強気なお値段・・・というような展示でしたが、館内では展示内容を解説するおばちゃんの声のテープが始終流れていて、「わたしもびっくりしました」とか、ちょくちょく話す人の感想が入ってくるのが面白かったです笑(秘宝館を思い出した)
山島屋
何かお土産買って帰りたいなぁーと、民宿とお食事もできるお店にぷらっと入ってみると・・・
たぬきーーーーーー!!!!!
え?なんでゴルフ???笑 もうお店に入った瞬間虜になってしまいました。
こちらでは湯西川温泉のファンシーハンドタオルをゲット!見つけた時めちゃテンションあがったー!!
もう残り少ないとのことで、掘り出し物と言われました笑 当時500円くらいだったと言ってたけど300円してくれたよ(まるで骨董市のようなやりとり笑)。ありがたやー!
お土産用に熊の缶詰も買ってみました。どんな味がするんだろう・・・。
ここにもイナゴの佃煮が売られてましたが、聞いてみるとおばちゃん世代が案外食べるのが無理で、若い人たちの方が平気で食べるとのことでした。なんとなく納得!ニュー世代なんだろうねぇ。昆虫食も一部で流行っているし、虫を平気に食べる時代もそう遠くないのだろう。
他にも、ニワトリの鳴き声で平家の里の居場所がバレたから、湯西川では鶏を飼わない(食べるけど)とか、面白い話を聞くことができました。
フィルムカメラ壊れる!?
そろそろ次の目的の場所へ行こうと写真を撮りながら来た道を戻っていると・・・
なんと!フィルムカメラが電池切れ・・・!!
なんてこったーーーーー!!!
とはもちろんなりません。準備万端で新品の電池持ってきてるもんねーーー!!!と、勝ち誇った顔で替えます。が、動かない…。
ななななぜ!!!!!?
パニクって10分ほど電池入れたり外したり、フィルムの蓋開け閉めしたり(つまりは感光しますよね)。最終的に細い木の枝を探して小さいフィルムの巻き戻しボタン押してとりあえずフィルムを救出。折角の旅の貴重な時間がもったいないので、潔くあきらめて前へ進むことにしました・・・。つらい。
湯西川 高房神社 上社
目的地に向かって歩いていると、見るからに魅力的な神社を発見。日光市指定文化財にもなっている高房神社でした。解説板によると8月には獅子舞が奉納されるとのことです。
登っていくと大好きな空間がそこに広がってました。
この神社がとてつもなく気に入ってしまいました。
平家の里
その後は復元された平家の里へ。時間がないので急ぎ足で駆け抜けます(ゆっくりしたいのにいつも時間に追われてる人)。
敷地内のお土産物屋さんではなんと鹿の角が売られていてびっくり!!
店員さんに聞いたところ、昔は薬にしたりしてたみたい。今も売れるのか聞いたらなかなか売れないと笑ってました笑
店先にはアマビエおみくじがあって、なんだか可愛かったのでやってみた。
「旅行」十分ならず
し、信じないんだからね…!!!
【使用カメラ】film : CONTAX Aria、digital : FUJIFILM X-T3、SIGMA quattro dp3
栃木・福島ひとり旅2021⑤へつづく▶︎▶︎▶︎