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湯西川温泉(2日目・後編)
駆け足で平家の里を後にして、今回の旅の最大の目的地である場所へ。車しか通らないような道路を2〜30分ほどかけて歩いて向かいます。この日は雨や雪が降ってなかったので平気でしたが、吹雪いてたりしたら厳しいだろうな・・・。
いちいの家 民宿やま久
ついに目的の場所に到着。本日のお昼をいただく猟師がやってるお宿のやま久さんです・・・!!
熊熊熊!!!オラは熊が食べたいんだ…!!!!!
そこには期待していた通りの空間が・・・!!!
料理を待つ間、大興奮で部屋の熊皮ちゃんズを写真撮りまくっていると、座布団の上にもお休み中の熊皮ちゃんを発見。
ここここれはもしや敷物として使うやつなのでは…???と、聞いてみたらこれはどうやら違うらしい。すると別の敷く用の熊を持ってきてくれました!!やったーーーーー!!!!!
前もってサイトに記載されてるメニューから食べたいものをいくつか伝え、大体の予算を言って、あとはジビエ料理を満喫できるような料理をおまかせで作ってもらうようお願いしていました。メニュー見たらわかると思うんだけど、とっても美味しそうなのよー。しかもご主人のつけたお酒なんかもあって・・・1杯くらい呑めばよかったなー。
すでに囲炉裏には料理がいくつか用意されており、まず真っ先に目に飛び込んできたのがこちら・・・。
たまらなく可愛いサンショウウオ!!!
もう数年したら食べられなくなるんじゃないかって言われてるらしい。それなのにこの姿がインパクトありすぎて味覚えてない・・・。ポリポリしたことは覚えてるんだけど・・・なんてことだ。その他にもどんどんでてきてものすごい量食べました!私がジビエジビエ言うから肉を中心にたくさん用意してくれたようです笑
こちらは鹿や猪肉やら軟骨やらを混ぜたもの。料理名もちゃんとあるんだけともちろん覚えられない。コリコリしてとっても美味しかったー!!(軟骨好きなんです)
もちろん鹿刺しもー!
そしてついに熊ですよ、奥さん!!!
熊料理というと、熊鍋がポピュラーなのですが(熊肉は脂があるのでいい出汁がでるらしい)、ひとりだと鍋の提供が難しいらしく、煮物を用意してくれてました。
これが今回のお料理の中で一番美味しかった!!!なんでも熊の腕の部分で、ありがたいことに1週間くらい前から仕込んでくれてたらしい。とろとろでとても美味しゅうございました(味は何肉に近いのかとか気になるでしょうが、私に詳しい味の表現を求めるのはやめましょう)。お肉だけじゃなくお野菜も美味しかったよ。
こちらは鹿の心臓とレバー。ご主人が最初囲炉裏で少し焼いてくれて、あとは厨房で本格的に焼いて持ってきてくれました。
このあたりでもうすでにだいぶお腹いっぱいに・・・。でもまだまだ出てくるよ!!!お次はリクエストしていた焼き熊です(シンプルに本来の味を食べてみたかったの)。
見た目通り熊は脂がすごいらしく、レモンとかでさっぱり食べないと焼いて食べるのはキツいみたい。だから鍋が一般的なんだろうねー。煮物がものすごく美味しかったから、熊鍋もいつか食べてみたいぞ!!
あと、鹿のヒレ肉もいただきました。
解体する時に丁寧な処理をしないといけないらしく、なかなか貴重な部位らしい。そんなものを舌があまり肥えてないわたしに提供してくれて申し訳ないやらありがたいやら・・・涙 大変美味しくいただきました(美味しいとしか言えない貧困なボキャブラリー)。
最後には猪のスープと、ごはん、サツマイモの蜂蜜漬けも。
ほんとにどれもとーーーーっても美味しかった!!!
しかしお腹いっぱいすぎてご飯とお漬物は残してしまいました・・・ごめんなさい涙
料理が全部終わったので、食後は少しだけ猟師でもあるご主人とお話しさせてもらいました。
床の間に飾られていた蛇皮のことを聞いたら、奥からこんなものを出してきてくれました。
干されたビーへー!
これを焼いたり、焼酎に浸けたりするんだって。あと、蛇の下にある黒いのは貴重なキノコで、たくさんの量干したけど萎んでこんだけになったらしい。松茸よりもすごいかおりと言ってた。嗅いだけどあまり松茸食べたことないからよくわからなかった・・・(相変わらず残念なお人)。けどすごいいい香りだったのは確か!!!(なんのキノコかは忘れた・・・)
最後には記念写真を撮ってもらったよ!熊皮をバックに撮ってほしいとお願いしたら、なんと最初に座布団の上でお休みしていた熊を巻きますか?と。
熊皮をかぶったこんな写真も笑
ちなみに熊の裏側はこのようになっています。
さて、気になるのはお値段です。今回の旅の目的は熊をはじめとするジビエ料理を満喫することだったので、予約時に「金はいくらでも出せる」的な話をしていました(どこの富豪だ。実際は毎日カツカツだ)。すると、「5,000〜7,000円で収まるくらいにしますね」と言ってくれてたんだけど、この内容でほんとに収まるのかしら…?と思ってたらぴったり7,000円(囲炉裏の利用料込)!!!なんと何品かサービスしてくれたらしい。ほんとにほんとにありがとうございます涙涙涙
もうお腹いっぱい&胸いっぱいで、本来は狩猟のあれこれをたくさん聞きたかったのに、時間もなくてほとんど聞くことができなかったな・・・。
いつか誰かと宿泊しに行きたいなぁー。というかぜったいに行く!!!そう思わせる大大大満足で最高のジビエ料理でした。冬にはかまくら祭りという大きなお祭りもあってたくさんの人で賑わうようなので、何年後、何十年後になるかはわからないけど、次回はそれに合わせていきたい。まずはこんな山奥まで一緒に行ってくれる人を探さなきゃだね。。。(ハッと現実に戻る)
ごちそうさまでした!!!
ちなみにやま久さんの他にも熊鍋や鹿刺し等を食べれるお店やお宿がいくつかあるようなので、お好みのところをぜひ探してみてください。
歴史の里 平家狩人村
実はここまで歩いで2〜30分ほどかけてきた理由がもうひとつありました。このやま久さんから歩いて7分ほどの場所にあるという平家狩人村。
ここがとんでもないB級スポットらしく、気になって仕方がなかったのです!が、なんともう何年も前に閉館しているもよう。今どうなってるのかこの目で確かめたかったのですが、タイムリミットで行くことができず・・・。
詳しく書いてあるブログがありましたのでこちらをどうぞ。悶絶したくなるほど大好きな空間・・・。
あぁぁぁぁ!開館してる時にいきたかったぁぁぁぁーーーーー!!!!
やま久さんに帰り際に聞いてみたところ、テレビにも紹介されたことがあるそうで、好きな人にはたまらない場所だったらしい。鹿の子供のホルマリン漬けとかもあったとか言ってたかなー?今では動物によって荒らされてて草もボーボーとかいう話でした。あぁ、せめて入口だけでも確認したかった・・・。
さよなら湯西川温泉
食べすぎてパンパンのお腹をかかえて、再び歩いて元来た道を戻ります。ホテルに預けてた荷物を受け取りバス停へ。ちょうどいい感じの時間配分でした。平家狩人村にいったら間違いなく間に合ってなかったわ・・・。
湯西川温泉駅から電車に乗ってさらに北上していくよ。さよなら湯西川温泉。さよなら熊皮。また会う日まで・・・!!!
【使用カメラ】digital : FUJIFILM X-T3、SIGMA quattro dp3
栃木・福島ひとり旅2021⑥へつづく▶︎▶︎▶︎