旅の始まりは約3時間もの電車移動。
車窓からは薩摩富士の開聞岳。
鹿児島市内に近づくと海に浮かぶ桜島が見えてきました。
鹿児島中央駅までの約3時間の電車旅もあっという間!長距離のバス移動は苦手なのに、電車だと不思議と苦に感じません。
CONTENTS
夜ごはん
さて、夜ごはんをどこで食べよう?
荷物が重すぎるのであちこち動き回ることはできない・・・。実家を出発した時は平気だった荷物は、どうやら気分が高揚して感覚が麻痺していただけだったもよう・・・涙
思考停止で向かった先は昨日とおんなじダンケンコーヒー!8時〜22時まで営業しているのはありがたい。メインのパンだけ変えて、またまた同じようなセットを頼みます。
フェリーとしまターミナル
そこから歩いてフェリー乗り場へ。約20分ほどの距離!いつもなら平気な距離だけど荷物が重くて重くてツラかった・・・涙涙涙
でも暗闇に浮かび上がるフェリーの姿を見た時にはそのツラさも一瞬でふっとんだ!!!
チケットの販売所は、すでにたくさんの人であふれていました。
乗船手続きと、健康状態の紙に記入し、体温も測ります。PCR検査の結果を見せて(プリントせずとも携帯を見せるだけでOK)、すべての条件をクリア!!悪石島への往復チケットを無事ゲット!!!
【悪石島へのフェリー料金】2等客室 片道:大人 7,140円×2=往復料金 14,280円
いろんなところにボゼを発見・・・!!!
乗船までの待ち時間、朧に浮かぶ月をひたすら撮ることに勤しんでおりました。満月は明日だけれど、ほとんどまんまるな黄金色の月が、優しく夜の海に光を落としていてとてもとても美しかったです。
フェリーとしま2
いよいよ21時になり乗船開始。
全国的な感染爆発で行動規制が起きるのではないか・・・台風が来てしまったら・・・感染したら・・・濃厚接触者になったら・・・ etc etc
いくつもの不安をひとつずつクリアし、ついにこの時を迎えたよーーー!!!
出港までの間にちょっぴり船内を探検。現在の「フェリーとしま2」は2018年就航の新造船なので、とっても綺麗で設備も整っていました。
レストラン・売店
照明にはトカラ列島の各島々を象徴するイラストが描かれていて可愛かった!
レストランでは牛丼やピラフなどのちょっとしたお食事が提供されています。
歯磨きセットやシャンプー等も売られているので、うっかり忘れてもこちらで購入できるから助かる〜。
自動販売機にはドリンク(お酒もありました)だけでなく、パンやカップラーメン、おつまみ等の食事系やアイスクリームも。
昭和臭のするイラストのボゼTシャツも!!!
2等客室
本日のわたしの寝床は一番安い2等客室。ちゃんと女性と男性で客室は分けられていました。ちなみに他の部屋はツアー客で貸し切られていて、予約時には選べず。
荷物が大きすぎて上部の荷物入れに入りきらなかったけど、客室入口には大きめの荷物を置けるスペースがあるので安心です。
出港
23時になり、いよいよ出港の時!
甲板に出ると、わたしと同じようにワクワクを抑えきれない人たちがたのしそうに写真を撮ったり、離れていく陸の灯りを眺めていました。
噴煙があがる桜島の影を通り抜け、トカラ列島へと向けてフェリーはどんどん進んでいきます。
無事出港を見届けて、早々にお布団へ。目が覚めたら島に着いているのかと思うとドキドキです・・・。
フェリーでの朝
雑魚寝だし眠れないかなぁーなんて思ったりしたら意外にも朝までぐっすり!悪石島へと到着する間にもいつくも島があり、また一人、また一人と客室から去っていきます。
あまり食欲はないけど、体力つけるために朝食をいただこうとレストランに向かうも、ちょうどツアー客貸切時間。仕方ないので甲板にでて清々しい朝の太陽と潮風をたっぷり浴びます。
朝ごはん
朝食はレストランで焼肉ピラフ。
9時すぎ。いよいよ悪石島へと到着です・・・!!!
悪石島に到着
港に着くと、こちらでもボゼが出迎えてくれました。
悪の文字が入ったツナギもカッコイイ!!!
キャンプ場への道のり
港からすでに思ったよりも急な坂が待ち受けていました・・・。
登っていくと、道が二股に分かれいます。
ちょうど港から車が登ってきて、「乗っていく?」とのありがたいお言葉が。しかし車が向かうのは右の上集落。わたしは左のキャンプ場へと向かうのだぁーーーー!!己の足でがんばります!!!
坂の上から海を見下ろすとさっきまで自分が乗っていたフェリーが次なる島へ向かう姿が見えました。
そして島でお次に出会ったのが・・・
トカラヤギ!!!
トカラ列島に生息する野生の山羊です。今回の旅で一番出会ったのが島民ではなく山羊だったという噂・・・。ちっとも人馴れしていなくて、わたしが近づくと逃げていきます。
海沿いでは、岩場に消えかけの温泉マークを発見!
火山列島であるトカラ列島では、各島々で温泉を楽しむことができます。悪石島ではキャンプ場近くにちゃんとした温泉施設もありますが、なんとこちらは何の仕切りもないダイナミックな海中温泉!!
潮の満ち引きによってお湯加減が変わるので、その見極めがむずかしい・・・。海水が多すぎると冷たくて少なすぎると熱いという。どうせならちょうど良いお湯加減の時に足湯をたのしみたい。
というわけで、前もって潮見表を抜かりなくチェック!時間を予測してました。(釣りしないから生まれて初めて見た笑)足湯は明日たのしむ予定です。ワクワク!!
キャンプ場(悪石島レクリェーション施設)
ついにキャンプ場へと到着!!!あたりには硫黄の匂いが漂っています。
おそらく着いたのは10時過ぎ頃。港からのんびり写真を撮りながら歩いて30分くらいかかったでしょうか。今まで何も言ってなかったけど、暑いし重いし暑いし重い!!!
徒歩の場合、フェリーから降りる前に充分な量の水を確保して行くことをオススメします。わたしも1L入る水筒に水とポカリ的なお粉を溶かして持ち歩いていました。熱中症対策大事・・・!!!
着いて早々目に入ったのが、炊事場近くのテントと1台のワゴン!そして炊事場の建物横に寝転ぶひとりな男性の姿・・・
ま、まさかの先客・・・!!!!!
実はキャンプする人なんてわたし1人くらいだろうとたかをくくっていたのです。ヤバい!殺される!!!とは思わなかったけど激しく動揺・・・。
とりあえずできるだけ離れたところにテントを張ろうと、反対側の場所へ一直線に向かいます。
芝生にはコロコロとしたまあるくて黒いつぶつぶや、ちょっと立派な黒い塊があちこちに落ちています。先ほどお会いしたトカラヤギさまたちの糞ですね・・・。あまりにもデフォルトすぎて、すぐに気にならなくなりました。
巣づくりスタート
さっそくタープを張ろうとすると・・・
あれ?どうやって張るんだっけ・・・?
すっかり忘れてしまったよー!!!約1ヶ月前のお試しキャンプで綺麗に張れたからまるでタープ張りのエキスパートのような気分になっていた・・・。
しかも先客がいたことによる動揺(弱き我が心)と、ジリジリと照りつける太陽によって、体力も思考力もどんどん奪われていきます・・・。炎天下の元に放置してたスマホが持てないくらい高温なってフリーズするという初めての現象も!!(なんとか復活)
このままテントを張れなかったらどうしよう!!!
プチパニックを起こしていると、背後から女性の声が・・・。
なんと先ほどの寝転がっていた男性と一緒にキャンプをしているという!なんでもボゼツアー臨時便の予約が取れず、その前の便で来て数日前からキャンプしているとのことでした。すご!!上には上がいるものですね・・・。
寝転がる男性に心底ビビってたのですが、とってもいい感じの女性だったのでかなりホッとしました。男性も暑くて影になる建物の横に寝転がっていたのだと思われます。超警戒してごめんなさい!!
(ちなみにこの間、プチパニックだったので写真を一切撮っておりません・・・文章ばかりで申し訳ない・・・・・・)
完成
女性の登場で落ち着いたのか、ぼんやりとした記憶を辿り、なんとかタープとテントを張り終えた!!!(おそらくタープだけで3〜40分くらいかかったんじゃないかな・・・)
悪石島での我が住処がこちらです・・・!!!
めちゃくちゃカッコイイーーーー!!!!!
頭上に木が立っていて雷が真っ先に落ちそうな場所だけど、奥に鬱蒼と生い茂るビロウの葉と共に、この場所がとてつもなく気に入ってしまいました(実は一目惚れに近かった)。
ちなみに近くに木があるなしに関わらず、雷が鳴った時はテントから出て建物内に避難するのが良いそうです。
炊事場とトイレ
キャンプ場にはちゃんと炊事場とトイレがあります。
水洗トイレはとても綺麗でした。
お昼ごはん
当初の計画ではちゃんとお昼ご飯を作る予定でした。思いのほかテント設営に時間がかかり、すでに時間は12時半。今から料理して片付けしてたら時間なくなちゃうよ〜!!というわけで、お菓子とコーヒーでちゃちゃっとすますことに。
俺のカッコイイ巣を眺めながら飲むコーヒーのなんと美味いことよ・・・。
ほっと一息ついて、あっという間に14時過ぎ。
いよいよ悪石島探検スタートです!!!
【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:CONTAX Aria
【03】悪石島のボゼに会いに行こう!2022へとつづく▼▼▼
悪石島のボゼに会いに行こう!2022【記事リスト】
【03】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜灼熱地獄坂編〜
【04】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜水祭り・盆踊り編〜
【05】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜キャンプ飯編〜