悪石島探検スタート!!!
CONTENS
自然遊歩道
まずは密かに楽しみにしていた自然遊歩道へ。キャンプ場近くに出入口があります(もう一箇所あり)。
わくわくしながら中に入ると、そこはまるで亜熱帯のジャングル!!!植物園の温室が大大大好きなわたくし。足を踏み入れた瞬間胸が躍ります。
ガジュマルや、ボゼが身にまとうビロウの葉、クワイズモなどの植物が生い茂っています。灼熱の太陽は鬱蒼とした木々に遮られ、足元には木漏れ日が揺れていて、まるで異世界に紛れ込んだかのよう・・・。
奥に進んでいくと、まるで生き物のようなガジュマルのトンネルが現れました。
階段を登った先に休憩スペースもありました。森に囲まれながらのんびりするのもいいよねぇ・・・。
さらに進むと南石亀が生息するという池が現れます。
そういえば、悪石島に行く前に勉強のために読んでいた書物に、こんなことが書いていました。
ガラッパは海、川、山にいるというが、山の神のうちに入っている。(中略)彼岸、盆などの休み日や祭り日に山に行くとガラッパに会うという。その日は人間は出歩かない日というのがわかっていてヌシたちが暴れてまわるらしい。(『トカラ列島民俗誌』下野敏見著)
盆だし!ガラッパが出てきてもおかしくない池もあるし・・・!!遊歩道歩いてる時にこの話を思い出さなくてよかったー!!山じゃなくてジャングルだから出てこなかったのかな・・・。
ちなみにガラッパは鹿児島県立博物館のブログの時に出てきたこれですね。
ガラッパに出会うことなくジャングルを抜けると、港からキャンプ場へと向かう時に通ってきた海沿いの道路に出ました。
のんびり写真を撮りながら歩いて10分くらいの距離。それでもとっても楽しめました。再びジャングルを味わいたくて、Uターンしてしまうほど〜。人にも会わないので思う存分堪能です。
湯泊温泉
ジャングルを往復して再びキャンプ場近くに戻ってきたので、今度は海沿いの道路を登って行くことに。しかしまたジャングルを通って行けばよかったと後ほど後悔・・・。
キャンプ場近くには海の温泉ではなく、ちゃんと建物内にある湯泊温泉があります。
とはいってもこちらは無人の温泉で、自分で箱に200円入れて入浴するシステム。
温泉のお湯は決まった時間に自動で出てくるようになっています。
温泉は入れる時間は決まっているけど、シャワーだったら24時間使えるとのことでした。こんな便利な施設がキャンプ場の近くにあるのはありがたーい!
ちなみに露天風呂もあります。
が、今は壊れていて温泉が出ないとのこと。草ボーボーの荒れ放題になっていました。楽しみにしていたから残念・・・。悪石島のHPにはめっちゃ綺麗な露天風呂の写真が載ってるから今でもてっきりやってるのかとー。
海中温泉
再び海中温泉の前を通ります。
・・・あれ??
温泉マークがさっきよりくっきりしているような・・・???
塗りなおされてるーーー!!!!!
なんと約4時間ほどの間に綺麗な温泉マークに生まれ変わったもよう。明日ボゼツアーが来るからだよねぇ笑。最初2箇所あるのかと思ってしまったよ!
ちょっと面白かったです。塗り直す瞬間にも立ち会いたかったなー!
灼熱のぼり坂地獄
港からキャンプ場へ向かう時は降り坂が多くて比較的楽だったのだけど今回は逆!灼熱の太陽を浴びながら坂を登る苦しさよ・・・!!!自然遊歩道をUターンして、太陽が照りつける海沿いの道を歩いてきたことを激しく後悔・・・。
また逃げるトカラヤギに会いました。
アスファルトの道路に刻まれた足跡を発見!!!猫じゃなくてヤギの刻印は初めてみたよ〜笑。
しかし完全に舐めてました。真夏あーんど真昼の悪石島。登り坂、坂、坂の灼熱地獄!!!!!崖や木々が日差しを遮ってくれるかと思いきや、ほとんど影の場所がありません・・・。ジリジリと照りつける太陽がじわじわと体力を奪っていき、キャンプ場を出た時点で水筒の半分ほどあった水はどんどんなくなっていきます(ゼロになったらジ・エンド)。上集落に着けば自動販売機もあるしきっと足りるだろう思っていたんだよー!!
でも!
坂の途中から見下ろした景色がとっても綺麗・・・!!!
深く蒼い海の色のなんと美しいことよ・・・!!
あれ?もしかして・・・遠くに見えるのはキャンプ場???
目を凝らしてみると!!!
まさかの我が家がーーーーーっ!!!!!
ついに上集落まで0.9Kmとの看板が〜。
すると先ほどキャンプ場で出会った2人組が車で登ってきて上まで乗せて行ってくれるという!!しかしあともう少しというとこだったので、自分への挑戦として歩いてゴールすることを心に決めます。
水をすべて飲み干しラストスパート!!!
あともう少し・・・あともう少しだからがんばれーーー!!!!!
上集落
そしてついに到着ーーーーー!!!キャンプ場を出発してから1時間半ほどたっていました(遊歩道の往復時間を抜いたら、だいたいキャンプ場から歩いて50分ほど?)。集落に入るとすぐ売店、郵便局、そして悪石島コミュニティセンター(悪石島出張所)が並んでいます。疲労困憊すぎてぜんぜん写真撮ってなかったわい。
まずはコミュニティセンター前にある自動販売機に一直線!!!水分補給よぉ〜!!!!!!これでわたしの命は救われました。マジで。
そして忘れてはいけないキャンプの受付。コミュニティセンターで書類に記入し、利用料を支払います。1泊300円で、今回は2泊するので合計600円。ちなみに先にキャンプ設営してからの受付でオッケーです。徒歩の場合、重い荷物持って往復するのはマジでキツいからーーー!!
余談ですが、島に行く前に何度も電話で問い合わせして親切に質問に色々と答えてくれた女性と会えて、なんだか勝手に嬉しかったです笑。
悪石島のパンフレットと共に、離島カードなるものもいただきました。こんなのがあるんだねー。知らなかった!集めている人もいるらしいよ。
もはや何が押されてるのかよくわからないボゼスタンプも押して大満足!!!
灼熱のぼり坂の難関をどうにか突破してついに到着した上集落。ゆっくり休みたいところですが、好奇心を抑えきれず、すぐに集落散策へと出発です!!!
【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:CONTAX Aria
【04】悪石島のボゼに会いに行こう!2022へとつづく▶︎▶︎▶︎
悪石島のボゼに会いに行こう!2022【記事リスト】
【03】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜灼熱地獄坂編〜
【04】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜水祭り・盆踊り編〜
【05】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜キャンプ飯編〜