2020年のお盆休み。プチ遠出してきました。まず向かった先は「篠栗四国八十八ヶ所」で有名な福岡県篠栗町。篠栗は、9世紀に唐から帰ってきた空海(弘法大師)が修法した土地で、全国から多くの参拝者が集まる霊場です。
JRで篠栗駅へと到着。
改札を出るとでらべっぴんなお遍路親子が出迎えてくれました。
写真を撮りながらてくてくと歩きます。
最初の目的地はバーガートウカ。まずは美味しいものでお腹を満たしたかったのだ〜!!!
ヘルシーなハンバーガーって感じ。とても美味しかった!こんなオシャレに運ばれてくるとは思わずびっくり。クミン入りのサラダもめちゃ美味しくてどんぶりいっぱい食べたかったよ。スイーツも色々あったのでまた行きたいなぁ。
さて、お腹が満たされたあとは、飯塚市の王塚装飾古墳館へ。装飾古墳がなんだか気になる今日この頃(熊本のチブサン古墳にも行ってみたい)。
基本展示室内は撮影禁止で、一部撮影可になっていました。
外に出て、すぐ近くにある王塚古墳へと向かいます。
石室は年に2回(4月と10月)公開されているのですが、2020年秋の公開は中止。調べてみたところ、今年もどうやら中止のようでした。やっぱり実物を見てこそだと思うので、いつか公開日に見に行きたいなぁ。
今回のメインは、とある建築を見に行くことでした。しかし、車がないと厳しい場所…でも見たい…写真撮りたい……ということで、我慢しきれず歩いて行ってみることに!!宝くじで作ったという巨大な涅槃像で有名な南蔵院のある城戸南蔵院前駅からスタートです。
グーグルマップで調べると、目的地まで徒歩で1時間ほど。この頃は散歩で1〜2時間歩くこともあったので、きっと大丈夫だろうと楽観的に考えていました。
が、、、しかし、、、、、
遠い!暑い!!車こわい!!!
やっぱり人が通るような道じゃなかったよ…。炎天下の坂道をひたすら歩き、持っていたペットボトルの水もあっという間になくなり、これはもはや熱中症で死ぬのでは…!??と、力尽きそうになったその時、目の前に現れた奇跡の自動販売機ーーーーー!!!
水分を得て、生き返りました。道中は車の他にも色々と怖かった…(運転してた人もきっと怖かったよね…すみません…)。廃墟があったり、どう見ても人が住んでいなさそうな山奥の建物の横を通るとラジオのような音が聞こえたり、人気のまったくない場所で猿田彦の石塔を見るのも怖かった…。
そんな様々な困難を乗り越えたどり着いたのがここーーー!!!
今はもう使用されていない飯塚市の内住コミュニティセンター。葉祥栄さんによる設計で、以前ブログで紹介した三角の貝殻のような「海のピラミッド」を作った方と同じです。ヘンテコ建物大好き!!!
スライム?UFO??まるでハンカチが風でひらひらと舞っているような不思議な形。無機質なコンクリートなのにまるで生き物のようにうねってる。天井には竹が使われてておもしろーい!
ネット上で写真を見たときはまだ敷地内も小綺麗な感じだったけれど、今はもう草はボーボー、蜘蛛の巣もあちこちに張られていて人々から忘れ去られた存在になっていた。もったいないなぁ。(でもそれがよかったりもする)何かに利用できたらよいのでしょうが、場所的になかなか難しいのかもですね。面白い建築なので、壊されずにこのまま残っててほしいな…。
念願の建物を写真に納めることができて大満足!!ではあるけれど、またここから歩いて帰らなければならぬのです…。同じ道を戻るのはつまらないので違う道を歩いたんだけど、帰りはもっと怖い道だったよ…(車が)。
最寄り駅である九郎原駅に着く頃には陽が沈み始めていました。
炎天下の中、往復2時間?ほど歩いたので、翌日は体ボロボロで頭痛もして使いものにならず。もう二度とこんなに無謀なことはするまいと思うのであった…(またけろっと忘れてやりそうな気もする)。九州内には他にもおもしろい形の建築がいろいろあるので、今後も巡りたいと思っています。壊される前に!会いにいかなきゃね…!!
【使用カメラ】デジタル:FUJIFILM X-T3、iPhone フィルム:CONTAX Aria