突然ですが、わたくし昭和生まれではあるもののラブホテルにまったく縁のない人生でした…。
昭和ラブホとは
昭和に作られたアミューズメント性の高いラブホテルのこと。都築響一さんをはじめ、今ではいろんな方が取り上げているので、SNS等で見る機会も多いだろうと思います。昭和ラブホも今では閉業、もしくは小綺麗に改装されてその魅力を失ってしまった所も多い。詳しくないけど、鏡張りの部屋とか法律上今ではで作ることができなかったりするのよね。壊されてしまったら2度と同じものは作れないというわけです。
本来なら性を営むための場所ですが、今では一人での宿泊や女子会も出来るところも増えているもよう。そんなわけで、今では少なくなりつつある昭和ラブホを求めて久留米に行って参りました。
ホテルR
何度も訪れている大好きな久留米。好きな理由のひとつにホテルRの存在があります。UFOやクラシックカー、ルーレットや相撲部屋(!?)など個性的なものからヴェルサイユや中華まで幅広いお部屋が盛りだくさん…!!!(ちなみにSLモチーフのお部屋では、例の大ヒットアニメにあやかった「〇限列車プラン」というのもあるようです笑)
フロント
まずはフロント横のタッチパネルで泊まりたい(休憩したい)お部屋をまず選んでボタンを押します。フロントに行くと確か先にお金を払って(すぐ忘れるんですよ…)、普通のホテルみたいに鍵を渡されるので、一度部屋に入ってから自由に外に行くこともできます。
料金表はこんな感じ。
普通のホテルに泊まるよりも安いし広いしお風呂広いしチェックアウトの時間も遅いし最高じゃん???(チェックイン時間の制限はあるけども)
クリスマスとか時期によって料金も変わってくるかもなので、サイトで事前にチェックすると安心です。予約もできますが、その分料金が高かった記憶あり。詳しくは問い合わせてみてね!
各フロア
さて、早速エレベーターでお部屋へと向かいます。
と言いたいところですが、各フロアの空間もそれぞれカラーが異なっていてとっってもゴージャスかつエレガントで素敵なのです!扉のエンブレムも素敵だし、なにらや英国貴族(イメージ)の雰囲気。床も可愛いんだよ〜!!!
特に水色のフロアが大好きすぎるのですが〜!!扉や天井の乙女度MAXな水色と、壁や床のシックな色味の組み合わせのハイセンスっぷりよ!オシャレすぎるぅ〜!!!
興奮しすぎてもうすでに息も絶え絶えですが、ここからがやっと本番です。今まで4部屋に宿泊・休憩したことがあるのですが今回は2部屋のみ。残りの2部屋はまた別の機会に紹介したいと思います(写真が足りなかったんや…)。
301号室
みんなマーメイドになれる貝のお部屋だよぉ〜!!!!!
まんまる光源がキラッキラになるレンズフィルター(Kenko レンズフィルター R-スノークロス)も使って撮ってみたよ!
608号室
貝のお部屋は休憩での利用だったのですが、別日に608号室へ宿泊してきました。宿泊タイムが始まる10分前にフロントに着くと、続々と本来の目的のためにラブホを訪れる殿方(女性は車とかで待ってるパターン?)&カップルたち(みなさんお盛んですね…!)。ホテルに着いた時には空いてるお部屋がゼロだったので、果たして今日泊まれるのか…!と不安になるも数分すると5〜6部屋のパネルが一気に点灯。22時になるとみんなボタンの押し合いです…!!選べるお部屋が少ない中、一番気になったこちらのお部屋を選びました。
馬モチーフが散りばめられているのでおそらく西部劇をイメージしてると思われる。ベッドには車輪がついててエクスプレスって書いてるから列車なのかな?
ウエスタンな殿方と一緒にお泊まりしたのでちっとも寂しくありませんでした。寂しく…ないんだからね…っ
さいごに
昭和ラブホの世界いかがでしたでしょうか?扉の向こう側には日常を忘れさせる過剰なエンターテイメントが広がっています。性を営むもよし、一人で写真を撮るのもよし、女子会を開くもよし。ポートレートを撮るにも絶好の場所だと思います。ホテルRはラブホテル街にあるわけではないので、女性のひとり客でも比較的行きやすいからオススメです。すぐ近くには美味しい喫茶店もあるよ!
やっぱり宿泊ではなくて休憩にした方が、好きな部屋に入れる可能性高いよなぁ。宿泊の2分の1の金額で利用できるし。んでもやっぱり泊まりたいんだー!ということで、これからも定期的にひとりで泊まりに行こうと思います。鉢合わせしてもそっとしておいておいてね…
【使用カメラ】film: CONTAX Aria digital: FUJIFILM X-T3、iPhone