彷徨する旅のアーカイブ

旅先や日常で出会った「非日常」の記録

秋田青森ひとり旅2022 【青森・柏木町の鬼コ編】⑰

12時半過ぎに黒石駅を出発。青森での滞在も残すところわずか数時間・・・。最後の最後にわたしがやりたいこと。

そう!それは鬼コハントです・・・!!!

柏木町 八幡宮の鬼コ

弘前駅行きのチケットを間違って買ってしまったことを悔しがりつつ(しつこい)、平賀駅で途中下車。

平賀駅

初めて降り立つ街にはいつでもワクワク!歩くことも苦ではありません。路上観察しながら鬼コのいる神社へと向かいます。

色褪せた「パーマくどう」

印象的な1本の木とタンポポ畑
いくつか蔵を見かけました

人さまの車庫の中を覗いてみたり・・・

レトロなタバコ自販機も〜

10分ほど歩いてたどり着いたのは、平川市柏木町の八幡宮。

(film)

なんとも可愛いらしい石の鬼コがお出迎え!今まで出会ってきた鬼コたちとは異なり、彩色はされておらず、その肌はほんのり苔むした緑色をしています。ちょっと困り顔でたまらなく愛くるしい〜。

かなり好きなフォルム

さらに奥へと進むと珍しい石のアーチが。

美しい木漏れ日

アーチをくぐるとお馬や狛犬が出迎えてくれました。

すかさずチェック!見逃しません!!!

これはいい獅子

最後に鬼コのぷりけつを拝んでさようなら〜。

銭湯で椅子に座るおっさんの後ろ姿みたい

再びてくてく歩いて駅へと戻ります。最後の鬼コ蒐集と同時に、最後のキリスト看板蒐集にもなりました。

今回の旅の中でも上位に入ると思われる、いい感じのキリスト看板風景

青森旅はこれにて終了!

平賀駅

再び弘前駅へと戻り、最後の一泊をする秋田へと向かう電車に乗り込むのでした。

弘前駅では今季最後というりんごの販売が。実家に送ったら喜んでもらえてうれし!

鬼コまとめ

今回の青森旅で出会った鬼コをずらっと並べてみるよ!確認されているという40体の鬼コのうちたった8体ではあるものの、なかなかバラエティーに富んだ鬼コを蒐集できたのではないかと。今回お会いできなかった鬼コたちにもゆくゆくは会いに行きたいなー!!!

ONIKO 8(オニコエイト)

さて、秋田県湯沢市から始まった旅も、お次でいよいよ最終回です。

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:KONICA AUTOREX

秋田青森ひとり旅2022⑱につづく▶︎▶︎▶︎

秋田青森ひとり旅2022【青森・温湯温泉編】⑮

弘前駅からローカル鉄道で約40分ほどゆられ、終点の黒石駅へと到着。

CONTENTS

黒石駅

到着してまず気になったのが、改札横に置かれていた体重計のようなもの。

だいぶ古そう!

興味津々で駅員さんに聞いてみると、荷物の重さを測るものとのことでした。乗っていいと言われたのでもちろん乗った笑(実際の体重よりも10キロほど少なく表示)。

満足してやっと改札をでると、可愛らしいこけし提灯がお出迎え〜。

家の扉に飾りたい

黒石駅

弘南バス

ここからさらにバスに乗り換えて、車窓からの風景をたのしみながら目的地へと向かいます。

マイクロバス

りんごのガードレールを再び発見!しかも赤りんご×青りんご!!!(遠目で見えんな・・・)

あ!愛犬の栄養食看板!!かわいくてスキー

温湯温泉

約20分ほどで到着したのは温湯(ぬるゆ)温泉。

ちなみに今朝からの交通費はすべて昨日購入した「津軽フリーパス」でまかなわれております。マジで神!!!

なにやらとてもいい感じー。散策したくなる夕暮れ時です。

まずは本日のお宿にチェックイン!宿の紹介はあとでゆっくりするとして、暗くなる前に散策へと出掛けます。

客舎

大好きな通り

後藤客舎

たまらぬ盛萬!!

土岐客舎

こちらの建物にも土岐の文字。先ほどの建物と関係あり?

た、たたたたたたたまらんぞ・・・!!!

興奮して写真を撮りまくってしまいました。

ところで、あちこちで見かける「客舎」ってなぁに???

どうやら客舎とは「内風呂が無い宿泊施設」のことらしい。食事も自炊、お風呂も近くの共同浴場に行くようです。

共同浴場の「鶴の名湯 温湯温泉」

実は黒石〜温湯温泉に関しては、宿泊するう宿以外なーんも調べてこなかったんだ・・・。「客舎」と書かれた建物はいくつか見られるものの、温湯温泉で現役で営業しているのは「後藤温泉客舎」のみ!鄙び温泉旅行者にはとても有名な宿ということも判明。まったく知らなかったー!確かに写真を見ると、館内がとっても渋くていい感じ。なんでここに泊まらなかったんだ・・・??と、リサーチ不足の己を反省しました。

温湯温泉についてもっと知りたい方は以下サイトをご覧ください。

路上観察

客舎以外にも雰囲気のある建物や風景がいろいろ。

こんな好きしかないやん・・・

とびだしちゅうい

え?ここで塔婆買えるん?

とあるお店を窓越しに覗くと美人さんがいた(film)

温湯温泉はこじんまりとしてて、とっても落ち着く温泉郷でした。

飯塚旅館

陽が沈みだんだん辺りが宵闇に包まれる頃、今回宿泊する飯塚旅館へ戻ります。

夕方になるとコケシには灯りが灯っていました

(film)

夕闇に三日月

なんてたまらない外観なの・・・!!?

明るい時の写真も

窓から浴衣姿で物憂げに外を眺める姿を外観含めて撮ったらとっっっっても絵になる気がするー。今回、わたしの部屋は残念ながら1階。2階に泊まって外を眺めてみたかったな。

玄関

1階廊下

浴室へと続く廊下。目の前の扉は便所(なんか写真暗くて怖くてごめん・・・)

便所の豆タイル

2F廊下

飯塚旅館は外観はとっても素晴らしのだけど、中は綺麗にリフォームされていたので、当時の趣ある宿に泊まりたいのであれば、後藤温泉客舎の方が満足感を得られるのではないかなぁと思いました。もし次回温湯温泉に行く機会があるなら是非後藤温泉客舎に泊まってみたいです。

夕食

今回わたしが泊まるお部屋がこちら。

鍵のキーホルダーもこけし

さっそく部屋で夕食をいただきます。

The 旅館メシ

どうせなら・・・と奮発して「倉石牛」という青森のブランド牛をいただけるスペシャルな夜ごはんにしたったでー!(1泊2食付き13,200円でした)

VIVA!NIKU!!!

倉石牛が分厚くてとろけてうまぁーーー!!でもだいぶ年を重ねたわたしの胃袋にはちと重かった。お肉はタレじゃなくてお塩でさっぱり食べたい今日この頃・・・。

あと、お魚が焼きたてふかふかでめちゃ美味しかったのよーーーーー!!!

お肉よりも魚が美味しく感じるお年頃

そして今回、ちょっと衝撃だったのがこちらの得体の知れない食べ物・・・。

な、なにこの黄色いの・・・

一口食べて、

「これはなんぞや?」

「なんなのだ?」

「??????」

と、頭の中に、はてなマークが飛び交います。とっっっても不思議な味で、どちらからというと苦手な部類・・・。「○○みたいな味」と説明できない・・・今までの人生で食べてきたもののどれにも似ていない、生まれて初めての味でした。

女将さんに確認してみると、好きな人はどんぶりいっぱい食べれる「ホヤ」とのこと・・・!!これがあの噂の・・・・!!!「ホヤ」は「ホヤみたいな味」としか言えない摩訶不思議なお味でした・・・。

温泉

旅館めしでお腹いっぱい!!ごろりと牛になりたいところですが、夜は10時までというので早めに温泉に入ることにします。

温泉がある別棟に続く扉

名前は「温湯(ぬるゆ)温泉」なのに、なかなかの熱々!!(ぬるいから温湯温泉ということではないらしい)旅で疲れた体をもみほぐして湯船の中で脱力。最高にしあわせ〜。

温泉から上がって体はぽかぽか!早く眠りたいところですが、思うところあって翌日のスケジュールの再検討してから、ふかふかの布団に身を沈めるのでありました。

朝風呂での大事件

7時に目覚ましをかけていたのに、朝日が眩し過ぎて6時頃に目が覚めてしまったよ!

アイマスクが必須!

普段なら2度寝するところですが、だらだらとお布団の中で惰眠を貪るよりも、朝風呂で有意義な時間をすごしたほうがいいんじゃない??と、めずらしく前向きに朝風呂タイム!!!

いつも温泉地で思うんだけど、遠くの道から望遠鏡使ったら丸見え?

朝っぱらから温泉を独り占めして写真撮ったり好き勝手して脱衣所でまっぱでいたところ、ガラガラーっとドアが開きました。「おはようございます」という言葉が終わるか終わらないないうちに「す、すみませんっっっ」と言って男性が慌てて出ていきます。

はい!まさかの男湯と女湯を間違えて盛大にまっぱ見られたよーーー!!!

いえ、あやまらなくていいんだよ・・・間違えたわたしが悪いんだから・・・。むしろ朝っぱらから貧相なものをみせてしまってすみません・・・。

言い訳しますと、昨晩と同じとこに入ったら男湯と女湯が入れ替わってたのです(温泉旅館あるある)。ちゃんと暖簾も入れ替わってたのにまったく気付かなかったよね・・・。

見たいものしか見ない、それが人間というもの

バタバタと女湯に逃げて、再び温泉に浸かってリセット・・・したことにする・・・!!!

こっちが朝の女湯。湯船が逆です
朝食

朝から衝撃のハプニングをやらかし動揺する心をなんとか落ち着かせ、朝食をいただきます(でももうなんかふっきれてこれから何が起きても大丈夫な気がしてる。なんならストリップもできそう嘘)。

正しい旅館の朝食

津軽こけし館

チェックアウトしてから旅館に荷物を置かせてもらい、歩いて15分ほどの津軽こけし館へと向かいます。

ここにもキリスト看板

川の中に立つ印象的な木(film)

温湯温泉は津軽系こけしの発祥の地だそうです。

津軽こけし館

昔のお土産こけし(観光地で作られていたご当地こけし)は骨董市で面白いのを見かけては買ったりはしているものの、伝統こけしについては疎いわたくし(気になるのは福島のたこ坊主くらい)。

こけし工人(伝統こけしを作製する職人のこと)の方が実演してました

リンゴの豆絞り手ぬぐいかわいい!(手ぬぐい好きの血が騒ぐ)

展示

館内には無料では入れますが、2階の展示ゾーンは有料。せっかくなので入ってみます。大量のこけしで埋め尽くされていました。

絵がかわいい!

たこ坊主もいた!(film)

物販

1階へと戻り、物販ゾーンを物色。

バラエティにとんだこけしがたくさん!

あ!たこ坊主もある!!!

全然買うつもりなかったんだけど・・・

かわゆす

買っちゃった!買っちゃった!!

だって大好きな「たこ坊主」も売られていたんだものーーーー!!!本当はいつか現地でほしいと思っていたけど、記念に買ってしまいました。もうひとつの達磨なこけしの目もヤバくて一目惚れ。色々と迷い過ぎて時間が足りなかったー!!買いすぎちゃうからこれでよかったのかもね・・・。

バスの時間がギリギリ迫っていたので焦って駆け足!!飯塚旅館へ荷物を取りに行ってぜーぜー言いながら今回の旅何度目かのダッシュ!!!

荷物を置かせてもらっていた部屋には熊の敷物が

なんとか遅れることなくバス停へと無事到着。なんでいつもスマートに旅できないんだろうね・・・?

さよなら温湯温泉。また会う日まで・・・(film)

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:KONICA AUTOREX

秋田青森ひとり旅2022⑯につづく▶︎▶︎▶︎

秋田青森ひとり旅2022【青森・弘前建築めぐり編・後編】⑬

弘前建築巡り、後半戦!

まるで真夏のようなじりじりと照りつける太陽。ふと手拭いをほっかむりしてみたらものすごく快適!!超気に入ってしまいました。冒頭からどうでもいいほっかむりトークすみません。

これ、わたし

CONTENTS

カトリック弘前教会

次に向かったのは、実は個人的にとっても楽しみにしていた1910(明治43)年竣工のカトリック弘前教会。ロマネスク様式の木造モルタル造りです。

美しい

早速中に入ってみます。

(film)

畳の教会

畳と赤い絨毯

何を隠そうわたしは畳の教会が大好きなのだ・・・!!

和洋折衷がたまらないのでございます。マリア観音とか、潜伏キリシタンとかも・・・(今回は関係ないけど)

マリア様も日本人な風貌で描かれていました。

マリア様

ステンドグラス

ステンドグラスは1984(昭和59)年〜1993(平成5)年にかけて製作されたもので、比較的新しいもののようです(わたしのトキメキセンサーに引っ掛からなかったのはそういうわけか)。

カラフルな光。後で撮ろうと思ってたのに、あっという間に消えてしまった

祭壇

そしてなによりもわたしの胸をギュンギュン刺激したのがこちらの祭壇。

神々しい光が射していた

美しすぎて萌え死にしちゃう・・・!!!

なんとこちらの祭壇、1866(慶応2)年に作られたものとのこと!そんな古いものだったなんてー!!!しかもベルギーのアントワープで開かれた展覧会では、ゴシック様式のものとしては最優秀賞を受けた芸術作品らしい。オランダの聖トマス教会にあったものを譲り受け、1939(昭和14)年に設置されたそうです。(教会で購入した小冊子「カトリック弘前教会」より)

ほんとに素晴らしすぎたので、小さな教会なのにずっと居座ってたくさん写真を撮ってしまいました。

繊細な木の装飾にうっとり・・・。麦と葡萄はご聖体の象徴とのこと

手前のミサ祭壇の真ん中の装飾には、聖書の上に乗る羊。

羊って確かキリストの象徴だったよね?(film)

意味深なシンボルにもギュンギュン!高校生の頃からシンボル辞典なるものを好んで読んだりしていました。

ハートが大好きすぎてヤバーイ!!!

蝋燭もたまらーん!!!(film)

聖母マリア像

マリア像の衣服のひだや、描かれている模様や色彩にも鼻血

興奮しすぎて息も絶え絶え・・・。

人がきたから隠し撮り(film)

ここでも約1時間は消費してしまいましたよね・・・だって素敵すぎたんだもの。後悔はありません。

名曲&珈琲 ひまわり

お昼は喫茶店で食べることに決めていました。旅の初日に泊まったドミトリーのBARで出会った弘前出身の女の子におすすめされた「ひまわり」という純喫茶。わたしもGoogleマップに星をつけていたので、これはもういくしかないと心に決めていたのです。

が!なんと!!!

悲しきシャッター

貼り紙には「5/6(金)代休」(今日の日付)の文字が。

GWめーーーっ!!!!!

昨晩もさくらまつりの中華そばにフラれたし、今回は食べ物に振られてしまう運命なのかな・・・?涙

気を取り直して再び散策スタートです・・・。

弘前昇天教会

大正9年に建てられた弘前昇天教会。まず外観が大好物すぎる!!!

素朴な赤煉瓦がたまらない

こちらは残念ながらコロナの影響で、中は見学できませんでした。

木の窓枠もたまりません

若い頃はゴシック建築(天まで届け!な尖塔が特徴)が大好物だったんだけど、年を重ねるごとにこのような赤煉瓦の素朴な雰囲気の教会にも心惹かれるようになりました(でもこちらの建物もゴシック様式ではあるらしい)。中も見学したかったなー。

ふと足元に目を移すと・・・こ、これは・・・。

もしや昔使用されていた教会のパーツなのでは・・・!??

ほら!ここの三角の部分!!

現在の建物についているものはとても綺麗。野ざらしになってるけど、これってもしやとても貴重なものなのでは・・・??(どなたか真実を教えて!)

漬物石としてもらって帰っていいですか・・・?(ダメ)

ちなみに教会のすぐ近くにある弘南鉄道の駅がとてもとても古くて渋かった。

今朝の鬼コハント帰りは、こちらの電車に乗ればよかったなー。しくった

路上散策

ここからはぶらぶらして気になったものたちを。

弘前中央食品市場

実はこちらの弘前中央食品市場がとても気になっていたのですが、今年の3月に閉鎖してしまったようで・・・。残念です。

いい階段

白十字

弘前にフロリダ見つけた

いい傾き具合です

銀水食堂

まーーーったく見れてないけど、建築巡り&路上散策はいよいよタイムリミット!ほぼ旧第五十九銀行本店本館と弘前カトリック教会で終わってしまったね・・・。

正午を過ぎて小腹も空いてきたので銀水食堂へ。

すごくいい

こんな雰囲気の食堂大好き!

この日はGWの連休明けの金曜日。仕事のお昼休みと思われる男性たちがテレビの方向をみんな見て食べてるのも印象的でおもしろかったです。基本土日祝が休日の身としては、平日の日常を垣間見れるのってなんだかたのしい。

生姜焼き定食

生姜焼き定食をチョイスしたらめっちゃボリューミーだったよ!生姜焼きはもちろん美味しんだけど、つけあわせのポテサラがおかわりしたいほど異様においしかった!!ごちそうさまでした〜。

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秋田青森ひとり旅2022⑭につづく▶︎▶︎▶︎

秋田青森ひとり旅2022【青森・弘前建築めぐり・前編】⑫

早朝から一仕事終えて、再び弘前駅へと戻ります。それでもまだ朝の8時。時間はたっぷりあるよ!昨日街中まで歩いたらなかなかしんどかったので、今度はちゃんとバス移動。しかも昨日購入した津軽フリーパスで乗れるじゃん!(この時はじめて気づいた)

CONTENTS

朝食タイム

マタニ(Matani)

まず向かったのは、洋菓子とパンを販売している昭和6年開業のマタニ。

面長な建物ズ

長年弘前市民に愛されているお店のようです。アップルパイも有名らしいけど、14時以降の販売なので購入される方は要注意。

わたしが入店した8時半過ぎには品数が少なくてあまり選べず。でもどれも美味しそうで、特に洋菓子が気になりました。超厳選してパン1個と小さな焼き菓子をいくつか購入。近くのコンビニでコーヒーを調達し、マタニさんの真向かいにある広場へ。

レトロ建築と岩木山が見える最高のロケーション!

わくわく!

素晴らしきモーニングの完成です・・・!!!

やっぱり焼き菓子美味しかった!今回の長旅の中で唯一ゆっくりできた時間でした。

広場のトイレに入ったらリンゴの鏡でかわゆ!

弘前建築巡り

弘前市は素晴らしき洋風建築であふれてる街。本来なら一日時間をとってたっぷり建築巡りしたいところですが、今回は鬼コをハントすることがメイン!グッと我慢して、午前中のみ建築巡りすることにしました。

旧第五十九銀行本店本館

まずは朝食を食べつつ外観をたっぷり楽しんでいた旧第五十九銀行本店本館へ。明治37年竣工の弘前を代表する洋風建築で、ルネサンス調の意匠をほどこされたその姿は優美かつ威風堂々としています。

扉の装飾のシルエットが素敵!

階段から2階に登ります

ルネサンス調のテーブルには気品のある横顔が!過剰な装飾大好物!!

天井には唐草革紙を使用。当時のまま残っているのは全国でも少なく、大変貴重なようです

屋根裏と塔屋に続くこちらの階段には、保存の観点から登ることができませんでした。残念!

昔の建物でよく見る雷文の絨毯だったので、受付の人にこれも当時のものか聞いたんだけど、わからないとのことだった(ビニール被せてるくらいだからきっとそうだよね?)

いつでもどこでも隙あらば岩木山を撮る

ブルー×イエローの組み合わせが美しい

階段のたまらぬ曲線

他にも見たい建築がいろいろあるから、ささーーーっと素早く見学するつもりが結局1時間近く滞在してました。素晴らしき建築の誘惑からは逃れることなどできない・・・

光がとても美しかった(film)
ライトアップ

昨晩、弘前城からの帰りに見かけた旧第五十九銀行本店本館も、息を呑むような美しさでした。

(film)

こりゃ時間がいくらあってもたりんぞ!

と、思いのほか時間をとってしまったことに焦りつつ、炎天下の弘前に飛び出します。

三上ビル

旧第五十九銀行本店本館のすぐ近くには、昭和2年竣工の三上ビルが。

電線めー!

日本基督教団弘前教会

日本基督教団弘前教会(明治39年竣工)は、中の見学ができないので外観のみを見学。

ぼろぼろの木製の看板に胸が高鳴る

石場旅館

教会のすぐお隣には明治12年頃に建てられた石場旅館があります。実は一番最初に予約を取ろうとして失敗したお宿です。いつか泊まってみたいなー!(ていうか旧第五十九銀行本店本館から数分歩いただけでこんなに歴史的な建物に出会えるだなんてすごくない?)

旅の2週間前に、さくらまつり時期の予約を取ろうとするのは無謀

敷地内には春なのに赤い紅葉が

弘前建築巡りはもう少し続きます。

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秋田青森ひとり旅2022⑬につづく▶︎▶︎▶︎

秋田青森ひとり旅2022【青森・弘前さくらまつり編】⑩

弘前駅に着く頃にはすでに陽が落ち始めていました。

JR弘前駅

りんごが夕焼けに染まってた

ロッカーから荷物を救出してホテルにチェックイン!休む間もなくすぐに外に飛び出します。

わたしの一日はまだ終わっていないのだー!!

しかし、朝は5時台起きで、炎天下の中お昼も食べずに動いていたため、ほぼ思考停止状態。へとへとなくせに、さらに40分ほど歩くという事態に・・・(朦朧としすぎてバス移動を思いつかなかった)。

周りがどんどん夕闇色に

印象的な桜と建物

空にはいつの間にか細い月が登っていました。

(film)

CONTENTS

弘前さくらまつり

やっとのことで弘前城へと到着!最終日のさくらまつりへとすべり込み〜!!

フェスみたい。前もってネットで行く時間帯を予約して入場するシステムでした

いざ、出陣!

弘前といえば桜!いつもならGWは桜真っ盛りなのでしょうが、今年は咲くのが早かったようですでに葉桜・・・。八重桜はちょうど満開でした。

八重桜可愛くて好き

(film)

さくらまつりも最終日の夜。出店も撤収作業してるところが多く、すっかりおひらきムードが漂っています・・・。

お化け屋敷もやっていません

ふつーに考えればわかるもんだけど、まったくの  想!定!外!!!

嫌な予感ムンムンです・・・。

三忠食堂

わたしは三忠食堂の中華そばを食べにきたんだーーーっっっ!!!

え?え?ちょうど暖簾下ろしてるんですけど・・・

はい!へいてーーーーーん!!!(わかってた・・・もうわかってたよ・・・)

すでに4時には売り切れてたらしい・・・。食べれる少しの可能性もなかったようです涙

明治時代創業という三忠食堂。さくらまつりには、1919(大正8)年の第2回観桜会から出店しており、2020年はコロナ禍でまつり自体が中止。昨年は出店を取りやめたので、今年は3年ぶりとのことでした。(下記の記事より)

実はこの食堂の存在をまったく知らず(正直さくらまつり自体あまり興味がなかった)、旅の数日前にSNSでたまたま写真がまわってきて、そのちょっと不気味なレトロ看板にズキュン!!!場所がわからなかったので検索したらなんと!数日後に旅する弘前だったという運命・・・!!!それなのにまさか食べられないだなんて・・・。

食品サンプル

でも!看板がとっっっても可愛くて大好きだったから!!それだけでもうじゅうぶんなんだからね・・・っ!!!(強がり)

どことなく中華風味の看板はいつの時代のものなのだろう?(film)

近くの舞台では津軽三味線の生演奏

実は松橋旅館での朝食以降、水と塩タブレットしか口にしていなかったのでもうへろへろ・・・。早々にさくらまつりを後にし、足を引きずりながら夜ごはんを求めて弘前の夜を彷徨うことに・・・。

さくらまつりよ、さようなら

弘前の夜

それでも弘前の夜を撮るぞ・・・!!!

行き倒れ寸前になりながらも写真を撮ることは忘れません。

(film)

サントリー会館に吸い込まれるおじさんを見送ったり・・・

ラーメンしぶたに

そしてやっとのことでたどり着いたのがこちら!

もう胃袋が中華そばだったんだ(film)

中華そば!あーんど豚足・・・!!!

I LOVE 豚足

生き返ったーーーー!!!

豚足とろとろでめちゃ美味しかったし、お店の雰囲気もおばちゃんもいい感じで大満足。中華そばはけっこー味が濃くて、最後は「お水大量にくださいっっっっ」てなったけど笑

弘前れんが倉庫美術館

帰りはホテルに向かいながら弘前れんが倉庫美術館をぷらっと〜。

元々は1907年に酒造倉庫として建てられた煉瓦造りの倉庫で、シードル工場、吉野町煉瓦倉庫として利用され、2020年に美術館として生まれ変わったそうです。

奈良美智のワンコもいます。

ぷりけつな「A to Z Memorial Dog」

夜のお散歩を楽しみつつ、無事ホテルへと到着(結局また歩いたのかい・・・)。

長い一日がやっと終わる・・・と思いたいけど、明日着る下着&服がない・・・!!!というわけで、ホテルのコインランドリーにダッシュ!翌日も5時台起床の過酷スケジュールを組んでいたので一刻でも早く寝たい!!だけど先に乾燥機を使ってる人がいたりしてなかなかスムーズにいかず、結局すべてが終わったのは11時過ぎ。気絶するように布団に倒れ込むのであった・・・。

わたしの姿かな?(美術館にて)

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:KONICA AUTOREX

秋田青森ひとり旅2022⑪につづく▶︎▶︎▶︎

 

秋田青森ひとり旅2022【秋田・CAMOSIBA編】④

本日の宿であるドミトリーに帰り着いたのは19時前。

もうだいぶ暗くなっていました

こちらが本日のお宿、CAMOSHIBA(カモシバ)です。

CONTENTS

CAMOSHIBA

CAMOSHIBAは、約100年前の古民家を改装した宿泊施設兼BAR。オーナーのご実家は横手市で100年以上続く麹屋さんとのことで、BARでは発酵をメインにしたメニューを提供しています。

前日は過酷な夜行バスだったので、初日からドミトリーはきついかとも思ったのですが、古民家にも発酵にも興味があるわたしにぴったりの宿じゃない??というわけで、こちらの宿を選びました。

明るい時の建物の写真もどうぞ。まずは外観。

鏡にCAMOSHIBAの文字

宿泊するレディース専用ドミトリー(個室や男女共用ドミトリーもあり)には、ベッド内に折りたためるテーブルや鏡もあり、なかなか使い勝手がいい感じに工夫されていました。

右下がわたしのお部屋

共用スペース

タイルが可愛い洗面所

こちらの記事を見て知ったのですが、なんと増田町で見学してきたような内蔵もあったようです!見たかったぁ〜。2階の個室からは扉が見れるようになっているそうです。

発酵バルでの夜ごはん

お昼ごはんを食いっぱぐれたのでもうへろへろ・・・。まずは宿泊所と同じ建物内にあるBARへ。

レンタサイクルを借りた時に撮った写真

カウンターに案内されると、隣には二人組の先客がいて会話がはずんでおりました。こう見えて(どう見えて?)人見知りなもので、一人の世界に入りこむことを決め込む・・・。

色々と美味しそうなおつまみなどもあって迷ったけれど、がっつり食べたかったので夜定食をいただきます。まずは小鉢が2品。いぶりがっこと、白いキノコのマリネ。どれもとても美味しかった!

秋田といえばいぶりがっこ!チーズと組み合わせたのも美味しいんだよね〜

CAMOSIBAではOK,ADAMというブランドでオリジナルのハードサイダー(林檎の発泡酒)を作っているそうです。写真に写ってるグラスの中身もそのお酒のひとつ。まるで林檎ジュースみたいにジューシー!美味しかったです。

現在は醸造所を立ち上げるために、サポーターを募っているとのこと。なかなか面白そうな活動をしているね!近くに住んでいたら通いたくなるBARだと思いました。

冷蔵庫の中には他にも色々な気になるお酒が置いてありました(自分で自由に取るスタイルのようだった)。

慣れてなくて見てるだけだったけど、ここから選べばよかったなぁ

ひとりの世界に閉じこもろうとしていたのですが、隣の女性がとても人懐っこい方で、にこやかに話しかけてくれました。自分の旅の目的を話したり、これから向かう先の情報なども教えてもらったり、他にもいろいろ。とっても楽しかったです。

ぶれっぶれ

この日のメインはカレー。パリパリしていて不思議な食感で美味しかった!お味噌汁も出てきたけど、話に夢中でカレーあたりからもうまともな写真がなかったんだ・・・。カレーも美味しかったけど何でパリパリしてたのかもよくわからない・・・

Barでの交流が意外にも楽しかったのでもっとゆっくりしたかったけど、夜行バスでの疲れ&翌日も早いので早々に退散。短い時間でしたがとてもよい夜でした。

スタッフが着ていたTシャツが可愛すぎて欲しすぎた・・・

人見知りだけど、生まれて初めてドミトリーのよさを感じた日でした。いろんな場所から宿にたどり着いて出会っては別れる長い人生の中で一瞬交差する場所。一期一会な感じがとてもよかったです。

明日の準備

さて、明日の準備です。実はあるものを某ネットショップから購入し、こちらのお宿に発送してました(事前に宿に連絡して受け取ってもらってた)。

そして無事入手したのがこちら・・・。

旅の初日に親指の爪が欠けてしまった・・・

そう!熊よけスプレーです!!!

(危険物のため飛行機に持ち込めない。本当は電車にのるのもダメということを説明書を見て知った・・・)

九州に住んでいたら山道歩いてて心配することなんて、車と人さらい(え?心配しない??)くらいだと思うのですが、なんと!本州には熊がいる・・・!!!そのことに気づいたのは旅の1週間ほど前。昨今では山に餌がなくて人里に降りてくる熊もいるという・・・。(ちなみに北海道にいるのがヒグマ、本州にいるのはツクノワグマということも今回初めて知った。またひとつ賢くなったYO!)

もちろん秋田の熊出没マップもチェック!行こうとしてるとこの近くに熊出てんじゃん・・・。

ていうか、今日行ってきたとこの方が熊出没してたことに旅から帰ってきてから気付くという笑(この時ぜんぜん熊対策してなかった)

もう春先に冬眠から目覚め、お腹をすかせた熊に食べられるイメージしかわかないよ・・・!!!

熊よけスプレーだけじゃ満足できずに王道の鈴と笛も準備!

熊は臆病な生き物なので、人がいるアピールをするとむやみに人には近づいてこないのですが、最悪出会ってしまった時の対処方法や伏せるポーズなども調べてイメトレもしたりしてました。

ちなみに学生の頃、富士山でのバイト募集があったので行こうかと思ったのですが、その後富士山が噴火する夢を見たので辞めたということもありました。以上、わたしがどれだけ心配性であるかというちょっとしたエピソードトークでした。

そんなこんなで明日に向けて万全の準備を整え、体調のことも考えて早々に就寝。ドミトリーだけど騒がしいこともなく、耳栓もしてたので熟睡で朝を迎えました。

2日目の朝

6時半に起床し準備を終え、早々に移動開始!!(チェックアウト不要で、勝手に外に出ていいお気楽なスタイル。出発が早すぎて無理だったけど、こちらの朝食もいただいてみたかったー)

CAMOSIBAの近くの建物もなかなか素敵な建物があって気になりました。特に気になったのがこちらの趣のある木造建築。

猫!

横から見ると丸窓も!

猫!!!

短い滞在でしたが、CAMOSIBA周辺もじっくり散策してみたいと思う地区でした。また近くを訪れる際には利用したいです。今後の活動が楽しみなCAMOSIBA、ぜひ皆さまも訪ねてみてください。

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2

秋田青森ひとり旅2022⑤へとつづく▼▼▼

秋田青森ひとり旅2022【秋田・増田観光編】②

湯沢市横堀駅から電車に乗って5駅、横手市の十文字駅へ。

なにやら重厚な雰囲気の待合室

「釣りキチ三平」の作者の出身地だそうです

まずは駅から歩いて数分のところにある本日のお宿で荷物を預かってもらいます。これで身軽に動けるよ〜!!

自転車をレンタルして再び出発!!!

宿で貸し出している1日500円のレンタサイクル。ありがたや

移動してる途中出会ったお髭をたくわえたジェントルマン・キャット(film)

普通の民家の上になぜかヴィーナス(film)

CONTENTS

増田町観光

20分ほど自転車を走らせ到着したのは、商人の街として栄え、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている増田町。

増田町の街並み

増田町の建物の特徴は、間口が狭く奥へと長いうなぎの寝床的構造であること。あとは「内蔵」の存在です。

内蔵とは

横手市のサイトより抜粋。

主屋の背後に土蔵を建て、これを鞘(サヤ)となる上屋建物で覆い、主屋に接続させています。この土蔵は、増田においては「内蔵(ウチグラ)」と呼ばれ、外からはその存在すらも知りうることができない建物であり、雪国独特の特徴を持っています。

荷物を収蔵する空間としてだけではなく、家族の居室や、冠婚葬祭に利用された例もあり、とてもプライベートな空間として使用されているようです。現在ではその多くの建物が内蔵を公開していて見学することができます(要予約な建物もアリ)。

公開家屋一覧

旧村田薬舗

時間が限られているため、前もって目星をつけていた建物を見学。・・・するつもりが、ついふらふらと足を踏み入れてしまったのは旧村田薬舗。平成15年まで営業していた増田最古の薬舗です。

昔の医療系が大好物なことはもちろんわたしのファンなら知ってるよね!(そんなもんいねぇ)

月光仮面や、のらくろもいました

ラヂウムの文字にきゅん!(film)

古い食器類なども売られています(荷物になるのにまんまと買った)

昔使用されていた調剤室も見ることができます。

薬品のラベルには阿片やコカインの文字!きゅんきゅん!!

奥へと続く「内蔵」へは、数百円ほどの入館料が必要。せっかくなので見学することにしました。

蛇腹の扉

まずは薬を保管する倉庫として使用されていたという2階へ。

古いガラス窓と秤

蝶々の形をした取手と毒物の組み合わせたまらぬ
レトロな薬のパッケージデザイン。かわゆす!

下へと降りて、奥へと奥へと進んでいきます。お店の方が丁寧に建物や展示物について解説してくれました。

象のタオルやお猿の鏡の昭和っぷりがツボ

旧石田理吉家

お次は一番のお目当ての旧石田理吉家へ。

この外観からしてもう最高〜!!!ご飯何杯でもいけちゃうよっ

木造3階建ての建物にときめかない人間っているの?

主屋は昭和12年に建てられていて、この地域ではとても珍しい木造3回建。この頃石田家では金星(かねぼし)の銘柄で知られる石理酒造が営まれていたとのこと。奥には明治14年に建てられた2階建ての内蔵が続いています。

建物の解説はこちらを読んでね!とぶんなげる

往時の旧石理家の嫁入りの様子ですって!建物に「金星」の文字が(解説より拝借)

こちらの石田理吉家の建物が大大大好きすぎた!

長時間滞在しすぎて増田観光はここで終わってしまったよ・・・笑。スタッフのおじいさんが詳しく説明してくれてたのもよかった!フィーリングが合ったのかとてもたのしかったです笑

主屋・1階

では、まずは主屋を見ていきましょう。

美しい細工の数々にうっとり・・・

黒柿(クロガキ)もあちこちで使用されていました。柿の木には黒色の縞模様や濃淡があることが稀にあって、そうした材を黒柿と言って、古来から珍重されているんだって。

黒柿はじめて知りました
主屋・2階

2階が一番好きだった!!!

階段の手すりデザインはもちろんチェック

2間続きになっていて、1部屋は和室。こちらにも黒柿が使われていました。

木材の曲線大好き

もう1部屋は洋室。調度品はどこかアラビアンナイト的でエキゾチック!

なんて素敵な洋室なのだ

なんと襖の持ち手の位置も、洋室と和室で違っているのです!洋室の方が上の位置で、和室は座って開けるからもっと低い。

廊下の手すりも和洋でデザインが変わっているという徹底ぶり!作り手のこだわりがすごい〜!!!

真ん中を境に使用している材料がかわってる

なんとあのレオナール・フジタ(藤田嗣治)も滞在したこともあるとのことでした。

廊下の一角にあった洗面所も素敵
主屋・3階

3階は和室の大広間。外から気持ちのいい光がさしていました。4本の主柱は、1階から3階まで継ぎのない一本の木が使われているとのこと。すごーい!!!

増田町では100年近く前から商人たちが商売繁盛と健康を願い、9月のお祭の日に花火を奉納したらしく、こちらのお宅では表側の窓からは花火を、反対の窓からは中秋の名月を見ていたそうです。なんて雅なの・・・?素敵すぎてくらくらしてしちゃう・・・・・

こちらからは花火

こちらからは中秋の名月

きっとお酒を飲みながら、同時に花火と中秋の名月を愉しんでたんだろうなぁー。最高に贅沢な時間。お呼ばれしたい人生だった・・・。

3階から見た庭園
内蔵

主屋だけでも胸いっぱいなのに、内蔵もとても見応えがあっておもしろかった!

主屋から見た内蔵

扉の蛇腹の数で時代がわかるらしい

内蔵から主屋側をのぞむ

こちらのマトリョーシカ的コケシも、もともとこちらの家にあったもの。

かわいい!&モダンでオシャレ!

壁に等間隔で並べられた木材。建物を支えるためではなく、装飾として木をふんだんに使用しているんだよ・・・?(富豪か!富豪なのか!!)

木材によるストライプ模様の壁面

2階へと登っていきます。

入口を閉めることができる構造

泥棒防止?と思ったら鼠防止とのことでした。

なんとカモシカちゃんも・・・!!!

破魔矢につけられてる草鞋は棟梁のもので、建物が完成した証拠で「もう自分が来る必要はない」という意味(諸説あり。棟上げ式の時に降りてきた神様が帰っていかず守ってもらえるよう草履を切ったとの説も)。矢の方向は鬼門とのことでした。おもしろーい!!

他にもたくさん見どころがありました。

おトイレも素敵!

もう大大大満足!!!

他にも見学したい建物があったのに、時間がぜんぜん足りず・・・涙。街の散策もちっともできなかったよー。

時間は16時半。いつのまにき陽も少しずつ傾き始めていました。

光がどことなく飴色

増田町への未練を断ち切り、次なる目的地を目指して出発!!

そう、いよいよここからが本日のメインイベントですっ!!!

釣りキチ三瓶のマンホール

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:KONICA AUTOREX

秋田青森ひとり旅2022③につづく▶︎▶︎▶︎

薔薇族専門映画館、小倉名画座に潜入!!

3月。雪柳が満開の季節に・・・

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ふわふわ

昭和のかほり満点なディープスポット、小倉名画座へ潜入してきました!!!

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有名な薔薇族の看板

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よーく見ると、鮮やかなイエローでNo Warの文字。誰が書いたのだろう?

「名画座」は小倉駅から歩いて数分の映画館です。名前だけ聞くとまるで古き良き時代の映画を流してそうな雰囲気ですが、入口横に掲げられている看板が示すように2階の名画座2では、ゲイ映画が上映されています(1階の名画座1では通常のピンク映画を上映)。

ドキドキしながら2階へと続く入口へ・・・

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まずはこちらのポスターに釘付けです笑

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パワーワード

階段の壁にはこんな張り紙も・・・。

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こ、怖いよぉぉぉ涙

小倉名画座を訪れた目的はゲイ映画鑑賞ではなく、昭和ラブホ探訪で有名なあまみさんによるイベント、わくわくラブホ文化ガイド2 福岡・小倉名画座編に行くためでした。名画座自体にも興味があったので、これは絶好のチャンスと思い参加することに(なんと募集開始から1番目の申込者だったらしい笑)。こんな機会がない限り、ゲイ映画専門映画館に足を踏み入れることはなかったことでしょう。

CONTENTS

わくわくラブホ文化ガイド

イベントの開始は18時半。まずはあまみさんによるスライドトークショーからスタートです。

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スライドで写真を見ながらラブホのお勉強

ひたすら今まで撮影したラブホ写真を見ていく感じなんだろうと思っていたらちゃんと構成が考えられていて、真面目にラブホの勉強をしている気分になり、とてもよかったです。

スライドは一部をのぞいて撮影OKだったのですが、ブログに掲載していいのかわからなかったので、昭和ラブホの世界を垣間見たい方はぜひあまみさんのブログをご覧ください。きっとその魅力の虜になることでしょう。

トークショーでは大好きな久留米のホテルRさんも紹介されていたよ!あまみさんの投稿で初めて知って、わたしも数度訪れたことがあるラブホです。(一人、もしくは女友達とな!)

その時の記事▼▼▼

他にも福岡市内で行ってみたいラブホを紹介してくれたので、いつか写真撮りに行きたいなぁ。

名画座トークショー

さて、ラブホのお勉強のあとは、小倉名画座の古株スタッフであるという藤井さんとのトークタイム。その話がとっっっても興味深くて、もっともっと聞きたいー!!!となった。男性同士の出会いの場であるいわゆる「発展場」としての話や、掃除の大変さや、「落とし物」のことなど・・・(大きな茄子とか・・・ね・・・・・)。

テレビ撮影が入っていたからなのか、オブラートに包んだ物言いでしか話を聞くことができず、もっとつっこんだディディディープな話が聞きたかったというのが正直なところ。そんな機会をまたぜひ作ってほしいです。

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古株スタップ藤井さん。とテレビ局のひとたち。

ちなみにこちらの藤井さん、あまみさんからも紹介があったのですが、全国デビューもしている魚座というバンドのフロントマンとのことでした。気になって聴いてみたら、淡々ほんわかした不思議な心地よさのある音楽でなかなかかっこいい!「魚座」というバンド名も好み。ぜひ聴いてみてください。わたしは今聴きながらこのブログを書いております。


www.youtube.com

名画座バックヤードツアー

お次はお待ちかねの名画座見学!普段足を踏み入れることができないステージ裏や、映写室、3階や屋上なども見学することができました。

名画座2・ゲイ映画専門映画館(2F)

ステージ

今回イベントが行われた2F。現在はゲイ映画専門映画館ですが、2008年頃まではなんと男性のストリップ劇場だったとのこと。様々なショーが演じられたであろうステージのモダンな床の模様に釘付けでした。

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ステージには生々しい蝋燭の跡が・・・

上がっちゃダメよと書かれてるステージに上がれる喜び・・・!!「此処」の文字もたまらんね!

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ここで決めポーズみたいのをしてたのよね?

天井も素敵!!!

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ミラーボールが回ってるところをみたいなぁ
ステージ裏

ステージ裏にも狭い隙間から入ることができました。

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狭くて暗い空間でした

手書きで書かれスイッチの説明もたまらんのですが、左には最後のショー時のものと思われる構成表が貼られていて興味深し。(ぶれぶれでちゃんと撮れてなかったよ・・・)

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オ◯ニーショーとか書かれてて「!」てなる笑。
曲目にも自分に縁のあるものが書かれていて嬉しくなりました。
謎の箱

そして一番衝撃だったのが隅にある小さな箱の空間。

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謎の木の箱

なんと!男性同士が「発展」するとこの箱の中に入るらしい・・・。(え?え?中で何をするの??本気でわからないので誰かおしえて)

中は真っ暗で鏡ばりという異様すぎる空間でした。

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携帯のライトを照らして撮影
黒塗りのトイレ

箱と同じレベルで見逃せないのがトイレ。

ななななんじゃこりゃぁ〜〜〜〜〜!!!

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携帯番号は塗りつぶさせていただきました

さまざまな「ピーーー」なメッセージが書かれております。自分自身の写真を置いていく人もいるらしい。今までちっとも知らなかった世界を垣間見て衝撃。

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豆タイルもかわいかったです

控室(3階)

お次はオーナーさん案内のもと、真っ暗で細い階段を抜けて3階へと向かいます。

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こちらにはショーの演者の控室に使用されたという部屋(当時はもぐりの連れ込み宿としても使われていたらしい・・・!)や、キッチン等がありました。

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薔薇族なポスター

屋上

さらに屋上へ・・・

ネオンに輝く小倉の夜を展望できました・・・というのは嘘で、とても美しい月がビルの隙間から見えて、そちらに胸キュン。

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見下ろすとこんな感じ

映写室

こちらは2階の映写室。

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体が当たって壊れないようにドキドキ

名画座1・ピンク映画館(1F)

一度外に出て、別の入口から名画座1へと入ります。

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印象的な赤いソファー

名画座フォント集

館内にはあちこちにグッとくる昭和フォントがありました。

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2階入口

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1Fのトイレ。KAWAIII。

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消えかけた手書きの「ひく」

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2階ステージ横の看板

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1階にもありました。禁煙もよき。

最後に

今回はフィルムカメラメインで撮影していたのですが、フィルムの装填に失敗するという初歩的ミスにより全部撮れてないとう・・・涙。そんなこともありまたいつか潜入して今度こそはフィルムで撮りたいと思っています。

実は今年の2月から新オーナーに変わり、今後は様々なイベントの開催を検討しているもよう。その辺りはこちらのBRUTUSの記事(すごい!)をご覧ください。

今後の展開に期待したいと思います(わたしは一体何者だ)。

【使用カメラ】FUJIFILM X-T3

おまけ

A級小倉劇場

さてさて、ここからはおまけのお話。名画座のすぐ近くには現役のストリップ劇場(こちらは女性の方)もあります。

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なかなか写真を撮るのに勇気がいる

実は、数年前に1度女子4人組でステージを見に行ったことがあります。

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その時に出演していた方々

とーーーーってもたのしかった!!!真ん中右の葵マコちゃん(だったと思うたぶん)の踊りにいたく感動したことを覚えている。体を鍛えていないとできないストリップショーで、そのプロの姿がとてもカッコよくて、女の人もストリップショーにハマって追いかけている人もいるというのに納得したのでした(その逆で、女性客にはウケないだろうなぁというダンサーもいた)

男性はもちろんエロ目的のみで行く人がほとんどなのでしょうが(ちがったらごめん)。ステージ前でのご開帳の時にステージ前に詰め寄った男性客たちが「おぉぉー!」と食い入るように見入っている姿がおもしろかった笑

なんの仕事でも、その道のプロフェッショナルはみんなかっこいい!!よね!!!女ひとりで見に行くにはちょっと勇気がいるけど(実際に、4人で見ている時も話しかけてくるおじさんとかいたから)、また機会があれば見に行ってみたいです。

広島第一劇場

そしておまけのおまけですが、こちらは広島市内のストリップ劇場。去年くらいに閉館して取り壊されてしまったようですね。とても大好きな建物だったのでかなしいなぁ・・・。せめて建物を他で再利用してほしかった。

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スライス女体が素敵すぎた

ひと昔前のエロカルチャーほどおもしろいものはない。そう思うのでありました。

2021年冬・日奈久温泉ひとり旅 vol.3【湯めぐり編】最終回

約束をしていた14時になったので、本日宿泊する鏡屋旅館へと向かいます。

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明治20年創業の鏡屋旅館

CONTENTS

鏡屋旅館

Cafe百年通り

鏡屋旅館に併設されている「Cafe百年通り」へ。こちらは前回喫茶のみ利用したことがありました(その時の様子はこちら。今回は載せない旅館内の写真もあるから見てみてね)。

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薪ストーブがありました。あったかーい!

カフェでチェックインの手続きをすませた後は、お待ちかねの喫茶タイム。予約していたスイーツセットをいただくよー!

なんと!目の前に現れたのはオシャンなアフタヌーンティー!!!

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980円(2021年12月当時の値段)

前回もいただいてとっても美味しかったアップルパイもまた食べれて嬉し。

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わたしの一押し。アイスが添えられたアップルパイ

宿泊以外の方も予約制でお食事と喫茶をいただけるので、ぜひ利用してみてください。

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1月から料金が値上がりしたみたい

旅館探訪

さて、胃袋を満たした後は、荷物を置きに客室へ。

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ひとりで宿泊するのにこの広さ

2間続きのお部屋ですが、昔は隣は別のお部屋だったのだってー(扉も別にあった)。そういえば柳屋旅館も入口の扉が2ヶ所あるのに2間続きのお部屋があったから、同じように昔は別々の部屋として使用していたのかもね。昔の人のおおらかさよ。温泉の浴室の壁や扉もあってないようなものだったらしいし・・・。今では考えられない・・・

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かゞみや。よきかな。

建物内もちょっと散策。

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2階

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避難はしご

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わたしのお部屋は八番でした。瓢箪かわいい

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2階の窓から中庭をのぞくと野良猫がなんかしてた

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大好物の飴色の階段

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トイレにはNovemberちゃんが。11月生まれのわたしにぴったり!

旅館の玄関は改装中で、ビニールで覆われていました。なんでも柱が傷んで危なかったらしい。創業当時のままの床のタイルはそのまま残すとのこと(よかったー!)。タイルのアップや旅館の詳細については前回のブログを(ry

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改装中の玄関。わたしの滞在時には工事が終わってる予定だったけど、コロナで予定が遅れてるって言ってた。今はもう終わってるかな?

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木のプロペラ

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前回はなかった別の木のプロペラ。学校に寄贈してたけど活用されていなかったので、引き取って飾ったそうです

そしてなんと!創業当時(つまりは明治20年!?)の看板が出てきたので、これを掲げるとのことでした!!すばらしいーーーーーっ。

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年季を感じます

一通り旅館の散策を終え、お次はやっぱり日奈久温泉めぐり。日奈久に来たからには温泉を楽しまなきゃね!!

ふらふらと温泉へと向かっていると日奈久ねこに遭遇。日奈久には猫が多い。竹輪食べにきているのかしら?

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にゃんシルエット

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青い空

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そして再びにゃん!

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再び温泉神社へと続く道を歩き、辿り着いた先は・・・

旅館 幸ヶ丘

大好きな場所は何度でもオカワリしたいじゃない!?

というわけで、約2年前に訪問して最高の時間を過ごした幸ヶ丘さんへ。前回は大雨でわたししか客がおらず、店主のおじいちゃんとのんびり楽しく会話することが出来たのですが、今回はひっきりなしにお客さまが(いいことです!)。そんなわけで満足に会話することが出来ず(もちろん忘れられてた)。大好きな家族湯の熊ちゃんに再会できたのは嬉しかったー!(最初お客が多かったからかひとりだと断られそうになったけど汗)。

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にっこり

というわけで新しいネタはありませーん!!幸ヶ丘さんについては以前のブログを読んでいただくとして(さっきから書くのをサボってるわけじゃないよ!?)、今回は動画をおたのしみください。まるで自分が温泉に入っているような気持ちで〜。

www.youtube.com

幸ヶ丘さんのお湯は熱いんだけど、ぬる湯好きなわたしでもなぜか我慢できる熱さで(熊の湯口への愛ゆえかもしれない)とても好き。また日奈久温泉を訪問する際には入りに行くぞー!!!

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ピンボケ赤いスリッパ

次なるお湯を求めてぶらぶらするよ〜。

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日奈久温泉の中心地にある温泉施設「ばんぺい湯」。物産コーナーもあります

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ここにも日奈久ねこ。やはり竹輪が狙いか!

武士屋旅館

次に入る温泉は今回初お目見えの場所!武士屋旅館さんです。

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カッコいい名前でござる

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キティ・・・だいぶ黄色いね???

こちらの温泉に来た目的はというと・・・

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湯の花がびっしり

お羊ちゃんの湯口に会うためーーーーーー!!!(はぁと)

そう、日奈久温泉にはいくつか珍しいアニマル湯口が存在しており、それをコンプリートしていくことが日奈久温泉に行くことの楽しみのひとつだったりする。次はあの子に会いにいきたいっ

ここの温泉が今まで日奈久で入った温泉の中で一番熱かった!!!!!数秒も入っていられず・・・。1分も入っていたらのぼせる自信ある笑

どうやら先ほどの幸ヶ丘さんと同じく、武士屋旅館さんも自家源泉らしい。だからこんなに熱いのかー!自家源泉は個性が出るのね。共同源泉じゃない日奈久の他の自家源泉の温泉に入ってみたい。

冬だけど体は温泉でぽかぽか。湯冷しに冬の温泉街を歩きます。

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美しいブーゲンビリア

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またお会いしましたね

夕暮れの日奈久温泉は、いつまでもそぞろ歩きたくなる魅力があります。

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夕暮れの金波楼

夕闇に沈む日奈久を見届け、鏡屋旅館へと戻ります。

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ただいま!

鏡屋旅館の温泉

ついさっき温泉に2回も入ったばかりだけど(しかも武士屋旅館は鏡屋旅館のお隣)、宿に帰宅早々また入っちゃうよー!!!

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浴槽が三つに分かれています

もうね、ここの温泉が天国だった・・・。この空間を独り占めできるなんて最高じゃない?(この日はわたしだけの宿泊)

せっかくだから動画もいっとこか!

www.youtube.com

たいした動画じゃなくてすんません・・・。もっとちゃんと撮れるようにならなきゃだね・・・

浴槽が三つに分かれてる理由は、それぞれに入ってみて初めてわかりました。お湯の出ている浴槽が一番熱くて、だんだん温度が低くなるのだねー(見てただけではその考えに至らなかった)。熱いのが苦手なわたしにはありがたいシステム。最初は熱い湯船に入り、のぼせそうになったら一番遠い湯船に入ったりといったりきたり。自由にのびのびと温泉を堪能することができました。ほんと最高だったー!

夕食

ぽかぽかと幸せな気持ちで満たされて部屋に戻ると次々に運ばれてくる旅館メシ・・・!!お腹いっぱいになりました!!!

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お鍋の中身はお魚とお野菜でした。写真撮り忘れた・・・

海が近いからやっぱり魚介多めでしたが、お野菜でまきまきしたシュウマイが一番好きでした笑(お魚も好きだけどやっぱり肉食)

身も心も満たされ、眠りにつくのでありました。

朝食

朝ごはんは1階のカフェで。毎日こんな朝食が自動的に出てきてくれたらいいのにねぇ〜。

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柳屋旅館に続き、鏡屋旅館でも朝食にシラスが。有名なのかなー

実は鏡屋旅館、ちょうど例の疫病関係のお得なキャンペーンをしており、通常なら入湯税込で10,000円(一泊二食付き)のところ、なんと半額の5,000円に・・・!!!さらに八代市で使える2,000円分のクーポンまで・・・。お得すぎるぜ。

鏡屋旅館は、ご夫婦の人柄がとってもよくて、なんだかとても癒されるー。また必ず泊まりに行こうと思ってます。そしてまた温泉を独り占めしたーい!

片山ちくわ店

この日は用事があったので、朝早くからチェックアウト。クーポンを使わねば・・・!!ということで、旅館のご主人の好きな竹輪屋さんを聞くと、鏡屋旅館からも近い片山ちくわ店を教えてもらいました。八代海の生ハモを使ったこだわりの竹輪らしい。

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日奈久名物の竹輪。あちこちにお店があります

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ハウス食品公認という、うまかっちゃんトッピング用ちくわもあった笑

わたしはオーソドックスな竹輪を購入。日奈久の竹輪はおっきいね。そして袋がかわいいー!1本はサービスしてくれました。ありがたやー!帰宅後料理して食べましたが、とっても美味しかったです。こんな竹輪が日常的に買えたらいのになぁ。

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自分へのお土産に

最後に

3度目の日奈久温泉。もうだいぶ遊び尽くしたのではないかと思っていたけどまだまだたっぷり楽しめてびっくり!実は今回予約に失敗した旅館があるので、4回目の日奈久もそう遠くない日に来そうです(閉業とかしないでほしいなー!それが一番こわい)。もう日奈久温泉親善大使に任命されていいいのではないかと思っている今日この頃。大好きすぎる日奈久温泉。生涯通い続けようと思います。

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また会う日まで!

【使用カメラ】film:OLYMPUS OM-1digital : FUJIFILM X-T3、SIGMA quattro dp3

2021年冬・日奈久温泉ひとり旅 vol.2【日奈久百景編】

日奈久温泉2日目は、お天気もよくて絶好のお散歩日和。3度目ということもあり、お気に入りの場所を再訪しつつ、今まで行ったことのないスポットへも行ってみようと、観光案内所でもらった観光マップを片手に散策スタートです。

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日奈久温泉の中心地。奥に見える建物は柳屋旅館

CONTENTS

赤煉瓦倉庫跡(日奈久赤レンガ倉庫 レンガのひろば)

日奈久港からの海を眺めつつ、まずは観光案内所からすぐの赤煉瓦倉庫跡へ。

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日奈久港

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レンガひろばには山頭火くまもんが!

大正10年に建てられた赤煉瓦倉庫は、日奈久港から荷揚げされた荷物の保管や、日奈久温泉の各旅館に冷蔵庫が普及していない頃には氷倉庫として幅広い用途で使用され、近年ではイベント会場として利用されていたそうです。

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当時の建物の外観と内部(解説板より)

2016年の熊本地震により破損、翌年には残念ながら解体。現在その跡地には、周辺住民や熊本高等専門学校の学生らの協力により、赤煉瓦倉庫で使用されていた実際の煉瓦を使った広場が作られています。

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煉瓦倉庫と同じオランダ積みで積み上げたベンチ

一番最初に日奈久を訪れたのが2005年だから、その時にはまだあったんだね。見てみたかった。「いつまでも あると思うな 建築物」(に限らずすべてにおいて)だなぁ・・・。

木賃宿 織屋

レンガのひろばのすぐ隣には、流浪の俳人、山頭火も3日間ほど滞在したという木賃宿 織屋があります。

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なにやらとても古そうな旅館組合の木札

元々は旅籠屋で、ここからそう遠くないところにあり、大正時代に今の場所に移築。その際、炊事に必要な薪の代金ほどで泊まれるといういわゆる「木賃宿」になったとのことです。木賃宿は相部屋が原則で、二階に寝泊まりし、泊まり客が多い時は隣の煉瓦倉庫も利用されていたそうです(解説板より)。

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山頭火が宿泊したのは昭和5年

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山頭火グッズ(ご当地タオルほしくなるよね。ていう前回別の場所で買ってた)

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日奈久を代表する福岡の有名人、ゴリけんの俳句も飾られていた

1階の奥に炊事場は炊事場があります。いい感じの竹細工も(日奈久は竹細工が有名)。

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味のある古いマッチ箱。今はもうなお店なんだろうなぁ。

いろんな人たちが昇り降りしたであろう味のある階段を登って、寝泊まりしたという2階へ。

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ここで知らない人たちで寝泊まりしてたのかー。プライバシーの確保されない空間はわたしには無理だな!

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なぜか熊本の地にアイヌ

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古そうなお守りもありました。宮崎の天岩戸神社のものなのかな?

足手荒神(あしてこうじん)

お次は日奈久温泉街のはしっこにある足手荒神へと向かいます。何度往復したかわからない日奈久の路地。

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大好きなだるまの看板(右の建物)がある通り

こちらも毎度おなじみ狂気を感じる張り紙であふれた酒屋さん(褒めてる)。

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くまモンと同じくらい日奈久ではよく見かけるゴリけん(名前も似てる)。2年振りに見たらパラシュート部隊が増えてた(ご当地ネタ)

そうこうしているうちに足手荒神へと到着。

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こじんまりとした無人のお堂

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真ん中に足手荒神、左右には薬師如来と恵比寿さまがお祀りされています

以前も訪れたことがあるのに今回初めて気付いたことが!

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あああああああ

ああああああ足と手があるーーーーー!!!!!

足と手の形をした板には、参拝にきた人たちの願い事が書かれています(名前や住んでいる地名が書かれていたので写真撮る時に裏返しました)。

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たくさんの奉納された手足が束ねられています

足手荒神についてwikiってみました。

足手荒神は、手足のである。民間信仰を起源とし、手足の病気や怪我に悩む者がその快癒を祈願するもので 信仰の特徴として手型や足型を奉納することが見られる 。中にはギプス松葉杖などを奉納するものもある 。他人が奉納した手型、足型で患部をなでる例もある。信仰される地域は、秋田県福岡県熊本県大分県などで、四国に及んでいるとの報告もある。(抜粋)

なんと、一部の地域でしか信仰されていないのかー!九州を中心にしてるのに、だいぶ北に飛んで秋田にもあるのが不思議だね。ルーツは同じなのだろうか・・・。足手荒神をあちこち巡りたくなってくるーーー。

というわけで、私も奉納してみたよ!!!

ほんとは足型がよかったんだけど、書いていないものがなかったので手型を選びました(1枚300円)。他の方々の祈願内容を見ると、やはり病気関係のものばかり。私の場合、今のところありがたいことに健康体で何の問題もないので、こじつけ的な内容ではあるけれど以下のようなお願いを書いてみました。

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改めて読むと文章変だな・・・手が健康って・・・

次行った時は足型を奉納するぞ(何度でも行きたい日奈久温泉)。健脚祈願したい!いつまでも元気に旅できますようにーーーーー!!!ってね。

ばんぺいゆ神社

日奈久温泉を気ままにぶらぶらして目に付いた真っ黄色い鳥居の神社。

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青い空に眩しいほどのイエロー!

登録有形文化財の有名な旅館である金波楼の敷地内(裏側)にありました。以前行った時になかったはず・・・。おそらく2020年頃に新設されたものと思われます。祠の中にはばんぺいゆの枝が奉納されており、豊穣(特に柑橘類)、世界一祈願、金運向上、夫婦円満、縁(円)結びといったご利益があるそうです。

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祠の屋根の両端にはおだんごみたいなばんぺいゆ

「神社」と書いているからには、ちゃんと正式な儀式とかを経て作られているのかしら?その辺りもっと詳しく知りたい・・・

太閤越え(たいこうごえ)

温泉神社へと向かう途中には「太閤越え」という豊臣秀吉が島津征伐に向け通った道があります。

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密かに電車好きには絶好の撮影スポットかと

線路沿いにあるこちらがその道。

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秀吉が通った道〜!!!

元々は地元の人たちが温泉に入浴するために通っていた道だったそうです。前回は解説板を読むだけでしたが、今回はちょっと奥まで足を踏み入れてみることにしました。

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なんの檻・・・。もしや人が入っていたのでは・・・?(と、妄想する遊び)

薄暗くて・・・個人のお墓もあって・・・なんかこわかった・・・・・。今は放置されてるみたいだけど、昔は畑があって、柑橘の栽培とか、生き物を飼ったりもしてたのかなーと思いました。

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なぜか地面には陶器製の「碍子(がいし)」(電柱と電線を絶縁する部品)がたくさん落ちているのも不思議だった(最初わからなくて、SNSで博識な方に教えていただいた)。ひょんなとこから知らなかった知識を得られてちょっと楽しかったです。

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有名な有田焼の香蘭社のロゴ入り。香蘭社は日本初の碍子メーカーなんだって

相撲座敷と温泉神社

ちょっとした冒険をした後は、これまた温泉神社へと向かう途中にある江戸時代の相撲座敷へ。

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お気づきだろうか・・・(右奥にくまモンがいる)

以前に比べ整備されているようで、古代の遺跡のような雰囲気が若干薄まっていてた・・・。苔むして蜘蛛の巣がはっている雰囲気が好みだったのでちょっと残念(どんな感じだったかは以前のブログをご覧ください)。ちゃんと活用されることは良いことなんだけどねー。

ライティングで影絵が浮かび上がるような仕掛け?もありました。

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スポーツの影絵っぽい?

ちょうどオリンピックの時期だったから、このような催しをしていたのかな?わたしの滞在時にはライトアップされなかったので、どんな感じになるのか見てみたかったです。

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温泉神社から見下ろしたところ

野外劇場として使用したらとても素敵なのでは?と思うんだけどどうなんでしょう?演劇とか、演奏会とか。楽しそうだけどなぁ。有名どころじゃないと、集客とか騒音とかあっていろいろ難しそうだけどね(言うだけならタダ)。

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木鼻ちゃん

毎度お馴染みの温泉神社へも無事お参りをすませ、ほっと一安心!

日奈久百景

ここからは日奈久温泉ぶらぶらダイジェスト!実際に訪れた時に、どこの場所か見つけてみてね〜。

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くねくねくねくね

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縦写真が多いのはわたしの好みだからであります

まだまだ続くよ日奈久旅。

【使用カメラ】film:OLYMPUS OM-1digital : FUJIFILM X-T3、SIGMA quattro dp3

2021年冬・日奈久温泉ひとり旅 vol.3へつづく▶︎▶︎▶︎