彷徨する旅のアーカイブ

旅先や日常で出会った「非日常」の記録

【03】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜灼熱地獄坂編〜

悪石島探検スタート!!!

CONTENS

自然遊歩道

まずは密かに楽しみにしていた自然遊歩道へ。キャンプ場近くに出入口があります(もう一箇所あり)。

これは夕方撮った写真なので薄暗くてちょっと怖そうね・・・

パンフレットより。緑の点々が自然遊歩道

わくわくしながら中に入ると、そこはまるで亜熱帯のジャングル!!!植物園の温室が大大大好きなわたくし。足を踏み入れた瞬間胸が躍ります。

(film)

ガジュマルや、ボゼが身にまとうビロウの葉、クワイズモなどの植物が生い茂っています。灼熱の太陽は鬱蒼とした木々に遮られ、足元には木漏れ日が揺れていて、まるで異世界に紛れ込んだかのよう・・・。

なまめかしき根っこ!

奥に進んでいくと、まるで生き物のようなガジュマルのトンネルが現れました。

(film)

地面を這う根がすごい!!!

階段を登った先に休憩スペースもありました。森に囲まれながらのんびりするのもいいよねぇ・・・。

さらに進むと南石亀が生息するという池が現れます。

運がよければ見れるらしいけど、残念ながら遭遇できず・・・

そういえば、悪石島に行く前に勉強のために読んでいた書物に、こんなことが書いていました。

ガラッパは海、川、山にいるというが、山の神のうちに入っている。(中略)彼岸、盆などの休み日や祭り日に山に行くとガラッパに会うという。その日は人間は出歩かない日というのがわかっていてヌシたちが暴れてまわるらしい。(『トカラ列島民俗誌』下野敏見著)

盆だし!ガラッパが出てきてもおかしくない池もあるし・・・!!遊歩道歩いてる時にこの話を思い出さなくてよかったー!!山じゃなくてジャングルだから出てこなかったのかな・・・。

ちなみにガラッパは鹿児島県立博物館のブログの時に出てきたこれですね。

ガラッパというか河童

ガラッパに出会うことなくジャングルを抜けると、港からキャンプ場へと向かう時に通ってきた海沿いの道路に出ました。

(film)

のんびり写真を撮りながら歩いて10分くらいの距離。それでもとっても楽しめました。再びジャングルを味わいたくて、Uターンしてしまうほど〜。人にも会わないので思う存分堪能です。

湯泊温泉

ジャングルを往復して再びキャンプ場近くに戻ってきたので、今度は海沿いの道路を登って行くことに。しかしまたジャングルを通って行けばよかったと後ほど後悔・・・。

キャンプ場近くには海の温泉ではなく、ちゃんと建物内にある湯泊温泉があります。

2022年8月時点では、5名以上は同時に入浴はNG

休憩スペースもあります

とはいってもこちらは無人の温泉で、自分で箱に200円入れて入浴するシステム。

温泉のお湯は決まった時間に自動で出てくるようになっています。

14時時点ではまだお湯がたまってる最中でした

無人の温泉なので、ルールはちゃんと守りましょう〜

温泉は入れる時間は決まっているけど、シャワーだったら24時間使えるとのことでした。こんな便利な施設がキャンプ場の近くにあるのはありがたーい!

ちなみに露天風呂もあります。

露天風呂・・・

が、今は壊れていて温泉が出ないとのこと。草ボーボーの荒れ放題になっていました。楽しみにしていたから残念・・・。悪石島のHPにはめっちゃ綺麗な露天風呂の写真が載ってるから今でもてっきりやってるのかとー。

海中温泉

再び海中温泉の前を通ります。

・・・あれ??

温泉マークがさっきよりくっきりしているような・・・???

10時頃→14時頃

塗りなおされてるーーー!!!!!

なんと約4時間ほどの間に綺麗な温泉マークに生まれ変わったもよう。明日ボゼツアーが来るからだよねぇ笑。最初2箇所あるのかと思ってしまったよ!

ちょっと面白かったです。塗り直す瞬間にも立ち会いたかったなー!

灼熱のぼり坂地獄

港からキャンプ場へ向かう時は降り坂が多くて比較的楽だったのだけど今回は逆!灼熱の太陽を浴びながら坂を登る苦しさよ・・・!!!自然遊歩道をUターンして、太陽が照りつける海沿いの道を歩いてきたことを激しく後悔・・・。

また逃げるトカラヤギに会いました。

怖くないから逃げないでーーー

アスファルトの道路に刻まれた足跡を発見!!!猫じゃなくてヤギの刻印は初めてみたよ〜笑。

過酷な登り坂で、ちょっと癒されました

しかし完全に舐めてました。真夏あーんど真昼の悪石島。登り坂、坂、坂の灼熱地獄!!!!!崖や木々が日差しを遮ってくれるかと思いきや、ほとんど影の場所がありません・・・。ジリジリと照りつける太陽がじわじわと体力を奪っていき、キャンプ場を出た時点で水筒の半分ほどあった水はどんどんなくなっていきます(ゼロになったらジ・エンド)。上集落に着けば自動販売機もあるしきっと足りるだろう思っていたんだよー!!

でも!

坂の途中から見下ろした景色がとっても綺麗・・・!!!

深く蒼い海の色のなんと美しいことよ・・・!!

あれ?もしかして・・・遠くに見えるのはキャンプ場???

あ!

目を凝らしてみると!!!

まさかの我が家がーーーーーっ!!!!!

すべては計算です(キリッ

ついに上集落まで0.9Kmとの看板が〜。

あともちょっと!!!

すると先ほどキャンプ場で出会った2人組が車で登ってきて上まで乗せて行ってくれるという!!しかしあともう少しというとこだったので、自分への挑戦として歩いてゴールすることを心に決めます。

水をすべて飲み干しラストスパート!!!

あともう少し・・・あともう少しだからがんばれーーー!!!!!

ハイビスカスも熱い日差しを浴びてカラッカラ

上集落

そしてついに到着ーーーーー!!!キャンプ場を出発してから1時間半ほどたっていました(遊歩道の往復時間を抜いたら、だいたいキャンプ場から歩いて50分ほど?)。集落に入るとすぐ売店、郵便局、そして悪石島コミュニティセンター(悪石島出張所)が並んでいます。疲労困憊すぎてぜんぜん写真撮ってなかったわい。

まずはコミュニティセンター前にある自動販売機に一直線!!!水分補給よぉ〜!!!!!!これでわたしの命は救われました。マジで。

そして忘れてはいけないキャンプの受付。コミュニティセンターで書類に記入し、利用料を支払います。1泊300円で、今回は2泊するので合計600円。ちなみに先にキャンプ設営してからの受付でオッケーです。徒歩の場合、重い荷物持って往復するのはマジでキツいからーーー!!

余談ですが、島に行く前に何度も電話で問い合わせして親切に質問に色々と答えてくれた女性と会えて、なんだか勝手に嬉しかったです笑。

悪石島のパンフレットと共に、離島カードなるものもいただきました。こんなのがあるんだねー。知らなかった!集めている人もいるらしいよ。

やっぱりボゼ!

もはや何が押されてるのかよくわからないボゼスタンプも押して大満足!!!

何度も押したけどこれが限界だった。バルタン星人みたく見える

灼熱のぼり坂の難関をどうにか突破してついに到着した上集落。ゆっくり休みたいところですが、好奇心を抑えきれず、すぐに集落散策へと出発です!!!

毎度同じみセルフタイマーで自撮り(自然遊歩道にて)

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:CONTAX Aria

【04】悪石島のボゼに会いに行こう!2022へとつづく▶︎▶︎▶︎

悪石島のボゼに会いに行こう!2022【記事リスト】

【00】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜前日譚〜

【01】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜島旅前夜編〜

【02】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜上陸編〜

【03】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜灼熱地獄坂編〜

【04】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜水祭り・盆踊り編〜

【05】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜キャンプ飯編〜

【06】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜神社巡りと盆踊り編〜

【07】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜ボゼ編〜

【08】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜最終回〜

【09】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜番外編〜

【02】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜上陸編〜

旅の始まりは約3時間もの電車移動。

車窓からは薩摩富士の開聞岳。

遠くにあったと思ったらあっという間にこんなに近く!

鹿児島市内に近づくと海に浮かぶ桜島が見えてきました。

もくもくもく

鹿児島中央駅までの約3時間の電車旅もあっという間!長距離のバス移動は苦手なのに、電車だと不思議と苦に感じません。

CONTENTS

夜ごはん

さて、夜ごはんをどこで食べよう?

荷物が重すぎるのであちこち動き回ることはできない・・・。実家を出発した時は平気だった荷物は、どうやら気分が高揚して感覚が麻痺していただけだったもよう・・・涙

思考停止で向かった先は昨日とおんなじダンケンコーヒー!8時〜22時まで営業しているのはありがたい。メインのパンだけ変えて、またまた同じようなセットを頼みます。

フラクトコーラとハッシュドポテトは外せません

フェリーとしまターミナル

そこから歩いてフェリー乗り場へ。約20分ほどの距離!いつもなら平気な距離だけど荷物が重くて重くてツラかった・・・涙涙涙

でも暗闇に浮かび上がるフェリーの姿を見た時にはそのツラさも一瞬でふっとんだ!!!

まるで丘の上に浮かぶホテルのよう

チケットの販売所は、すでにたくさんの人であふれていました。

乗船手続きと、健康状態の紙に記入し、体温も測ります。PCR検査の結果を見せて(プリントせずとも携帯を見せるだけでOK)、すべての条件をクリア!!悪石島への往復チケットを無事ゲット!!!

【悪石島へのフェリー料金】2等客室 片道:大人 7,140円×2=往復料金 14,280円

フェリー情報 – 十島村役場公式サイト

いろんなところにボゼを発見・・・!!!

シュロの葉がボンボンみたいでまるでチアリーダー

乗船までの待ち時間、朧に浮かぶ月をひたすら撮ることに勤しんでおりました。満月は明日だけれど、ほとんどまんまるな黄金色の月が、優しく夜の海に光を落としていてとてもとても美しかったです。

永遠に眺めていたい、夜に溶けていくような月

フェリーとしま2

いよいよ21時になり乗船開始。

全国的な感染爆発で行動規制が起きるのではないか・・・台風が来てしまったら・・・感染したら・・・濃厚接触者になったら・・・ etc etc

いくつもの不安をひとつずつクリアし、ついにこの時を迎えたよーーー!!!

出港までの間にちょっぴり船内を探検。現在の「フェリーとしま2」は2018年就航の新造船なので、とっても綺麗で設備も整っていました。

ボゼの切り絵
レストラン・売店

照明にはトカラ列島の各島々を象徴するイラストが描かれていて可愛かった!

手前は「トカラウマ」、奥は「島バナナ」かな?

これだけで「ボゼ」とわかるからすごい

レストランでは牛丼やピラフなどのちょっとしたお食事が提供されています。

メニュー表

歯磨きセットやシャンプー等も売られているので、うっかり忘れてもこちらで購入できるから助かる〜。

自動販売機にはドリンク(お酒もありました)だけでなく、パンやカップラーメン、おつまみ等の食事系やアイスクリームも。

豊富な品揃えがありがたい

昭和臭のするイラストのボゼTシャツも!!!

2等客室

本日のわたしの寝床は一番安い2等客室。ちゃんと女性と男性で客室は分けられていました。ちなみに他の部屋はツアー客で貸し切られていて、予約時には選べず。

海モチーフがかわゆ!!!

荷物が大きすぎて上部の荷物入れに入りきらなかったけど、客室入口には大きめの荷物を置けるスペースがあるので安心です。

出港

23時になり、いよいよ出港の時!

甲板に出ると、わたしと同じようにワクワクを抑えきれない人たちがたのしそうに写真を撮ったり、離れていく陸の灯りを眺めていました。

どんどん陸が離れていくよー!

噴煙があがる桜島の影を通り抜け、トカラ列島へと向けてフェリーはどんどん進んでいきます。

無事出港を見届けて、早々にお布団へ。目が覚めたら島に着いているのかと思うとドキドキです・・・。

フェリーでの朝

雑魚寝だし眠れないかなぁーなんて思ったりしたら意外にも朝までぐっすり!悪石島へと到着する間にもいつくも島があり、また一人、また一人と客室から去っていきます。

窓からはキラキラの朝日(film)

あまり食欲はないけど、体力つけるために朝食をいただこうとレストランに向かうも、ちょうどツアー客貸切時間。仕方ないので甲板にでて清々しい朝の太陽と潮風をたっぷり浴びます。

暑い一日になりそうだ(film)
朝ごはん

朝食はレストランで焼肉ピラフ。

スープ付き。まぁ、見た目通りのお味です

9時すぎ。いよいよ悪石島へと到着です・・・!!!

みんなもワクワクしながら外を眺めてる(film)

悪石島(film)

悪石島に到着

港に着くと、こちらでもボゼが出迎えてくれました。

あ!悪Tシャツ!!!(film)

悪の文字が入ったツナギもカッコイイ!!!

おそらく島在住の方の水色のレトロな車がめちゃくちゃ可愛かった!(film)

キャンプ場への道のり

港からすでに思ったよりも急な坂が待ち受けていました・・・。

頑張って歩くわよ!!!

登っていくと、道が二股に分かれいます。

運命の分かれ道(film)

ちょうど港から車が登ってきて、「乗っていく?」とのありがたいお言葉が。しかし車が向かうのは右の上集落。わたしは左のキャンプ場へと向かうのだぁーーーー!!己の足でがんばります!!!

坂の上から海を見下ろすとさっきまで自分が乗っていたフェリーが次なる島へ向かう姿が見えました。

そして島でお次に出会ったのが・・・

トカラヤギ!!!

トカラ列島に生息する野生の山羊です。今回の旅で一番出会ったのが島民ではなく山羊だったという噂・・・。ちっとも人馴れしていなくて、わたしが近づくと逃げていきます。

家族なのかな?

海沿いでは、岩場に消えかけの温泉マークを発見!

うっすらと温泉マーク

火山列島であるトカラ列島では、各島々で温泉を楽しむことができます。悪石島ではキャンプ場近くにちゃんとした温泉施設もありますが、なんとこちらは何の仕切りもないダイナミックな海中温泉!!

潮の満ち引きによってお湯加減が変わるので、その見極めがむずかしい・・・。海水が多すぎると冷たくて少なすぎると熱いという。どうせならちょうど良いお湯加減の時に足湯をたのしみたい。

というわけで、前もって潮見表を抜かりなくチェック!時間を予測してました。(釣りしないから生まれて初めて見た笑)足湯は明日たのしむ予定です。ワクワク!!

キャンプ場(悪石島レクリェーション施設)

ついにキャンプ場へと到着!!!あたりには硫黄の匂いが漂っています。

ビロウの葉が雰囲気満点のキャンプ場入口(film)

おそらく着いたのは10時過ぎ頃。港からのんびり写真を撮りながら歩いて30分くらいかかったでしょうか。今まで何も言ってなかったけど、暑いし重いし暑いし重い!!!

徒歩の場合、フェリーから降りる前に充分な量の水を確保して行くことをオススメします。わたしも1L入る水筒に水とポカリ的なお粉を溶かして持ち歩いていました。熱中症対策大事・・・!!!

左にあるのはなんと砂蒸し風呂

着いて早々目に入ったのが、炊事場近くのテントと1台のワゴン!そして炊事場の建物横に寝転ぶひとりな男性の姿・・・

ま、まさかの先客・・・!!!!!

実はキャンプする人なんてわたし1人くらいだろうとたかをくくっていたのです。ヤバい!殺される!!!とは思わなかったけど激しく動揺・・・。

とりあえずできるだけ離れたところにテントを張ろうと、反対側の場所へ一直線に向かいます。

控えめなものを選んでみました

芝生にはコロコロとしたまあるくて黒いつぶつぶや、ちょっと立派な黒い塊があちこちに落ちています。先ほどお会いしたトカラヤギさまたちの糞ですね・・・。あまりにもデフォルトすぎて、すぐに気にならなくなりました。

巣づくりスタート

さっそくタープを張ろうとすると・・・

あれ?どうやって張るんだっけ・・・?

すっかり忘れてしまったよー!!!約1ヶ月前のお試しキャンプで綺麗に張れたからまるでタープ張りのエキスパートのような気分になっていた・・・。

しかも先客がいたことによる動揺(弱き我が心)と、ジリジリと照りつける太陽によって、体力も思考力もどんどん奪われていきます・・・。炎天下の元に放置してたスマホが持てないくらい高温なってフリーズするという初めての現象も!!(なんとか復活)

このままテントを張れなかったらどうしよう!!!

プチパニックを起こしていると、背後から女性の声が・・・。

なんと先ほどの寝転がっていた男性と一緒にキャンプをしているという!なんでもボゼツアー臨時便の予約が取れず、その前の便で来て数日前からキャンプしているとのことでした。すご!!上には上がいるものですね・・・。

寝転がる男性に心底ビビってたのですが、とってもいい感じの女性だったのでかなりホッとしました。男性も暑くて影になる建物の横に寝転がっていたのだと思われます。超警戒してごめんなさい!!

(ちなみにこの間、プチパニックだったので写真を一切撮っておりません・・・文章ばかりで申し訳ない・・・・・・)

完成

女性の登場で落ち着いたのか、ぼんやりとした記憶を辿り、なんとかタープとテントを張り終えた!!!(おそらくタープだけで3〜40分くらいかかったんじゃないかな・・・)

悪石島での我が住処がこちらです・・・!!!

2日間お世話になります

めちゃくちゃカッコイイーーーー!!!!!

頭上に木が立っていて雷が真っ先に落ちそうな場所だけど、奥に鬱蒼と生い茂るビロウの葉と共に、この場所がとてつもなく気に入ってしまいました(実は一目惚れに近かった)。

ちなみに近くに木があるなしに関わらず、雷が鳴った時はテントから出て建物内に避難するのが良いそうです。

炊事場とトイレ

キャンプ場にはちゃんと炊事場とトイレがあります。

手前の空間が炊事場で、右奥がトイレ

水回りはサビサビでした苦笑。最初水は沸かして飲もうかと思ったけれど、そのままがばがば飲んでもお腹壊さなかったからきっと大丈夫!

水洗トイレはとても綺麗でした。

トイレが綺麗なのはありがたい!

お昼ごはん

当初の計画ではちゃんとお昼ご飯を作る予定でした。思いのほかテント設営に時間がかかり、すでに時間は12時半。今から料理して片付けしてたら時間なくなちゃうよ〜!!というわけで、お菓子とコーヒーでちゃちゃっとすますことに。

まるで絵画のように我が家が水色の額縁に飾られているではないか!

俺のカッコイイ巣を眺めながら飲むコーヒーのなんと美味いことよ・・・。

鹿児島市内の珈琲店ヴォアラのドリップコーヒーと、ダンケンコーヒーのスコーン

ほっと一息ついて、あっという間に14時過ぎ。

いよいよ悪石島探検スタートです!!!

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:CONTAX Aria

【03】悪石島のボゼに会いに行こう!2022へとつづく▼▼▼

悪石島のボゼに会いに行こう!2022【記事リスト】

【00】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜前日譚〜

【01】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜島旅前夜編〜

【02】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜上陸編〜

【03】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜灼熱地獄坂編〜

【04】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜水祭り・盆踊り編〜

【05】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜キャンプ飯編〜

【06】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜神社巡りと盆踊り編〜

【07】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜ボゼ編〜

【08】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜最終回〜

【09】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜番外編〜

【00】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜前日譚〜

そうだ、「ボゼ」に会いに行こう・・・!!!

そう心に決めたのは、GWの秋田青森の長旅を終え、まだその興奮が完全に冷めきっていない5月終わり頃のことでした。

CONTENTS

悪石島のボゼ

ぼぜ・・・ボゼ・・・BOZE・・・

日本でふつーに生活していたらおそらく聞くことがないであろう不思議な言葉。

「ボゼ」とは、トカラ列島の悪石島(屋久島と奄美大島の間に位置)で、旧暦7月7日〜16日に行われる盆踊りの最終日に現れる来訪神のこと。平成30年には「来訪神:仮面・仮装の神々」の構成行事のひとつとしてユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

来訪神とは・・・

仮面・仮装の異形の姿をしたものが、「来訪神」として正月などに家々を訪れ、新たな年を迎えるに当たって怠け者を戒めたり、人々に幸や福をもたらしたりする年中行事。

無形文化遺産 文化遺産オンライン

有名なのは秋田のナマハゲですね。

何を隠そうわたしは仮面やかぶりもの系のお祭りが大好物!!

甑島の「トシドン」に会いに行った時の旅行記はこちら▼▼▼

旧暦に合わせて行われるボゼは、土日祝日に被らないと平日仕事の自分には行けるチャンスがなかなか巡ってきません。でも今年はちょうどお盆休みの時期とかぶってる!これは絶好のチャンス!!!

ボゼに会いに行く方法

ボゼに会いに行くには二つの方法があります。

1.ボゼツアーに参加する

一番簡単なのがボゼツアーに参加すること。コロナ禍になるまではボゼの時期に合わせて毎年ツアーが組まれていました。5月下旬、十島村役場に問い合わせしてみると、今年はツアーを行う方向で進んでいることは分かったものの、少し問い合わせするのが早かったようで詳細はこれからということでした。

2.個人で行く

もうひとつは個人で行く方法。しかしそれはなかなかの難関であることを、問い合わせしていく中で知ることになる。なんとお祭りの期間中は島内にある宿はすべて休業するというではありませんか・・・!!飲食店もなく、ツアー客もフェリーで宿泊するという・・・。軽く絶望していると、ふと目に入ってきたのがMAP上に記載されたキャンプ場の文字。

わたくし、3度の飯よりお布団が大好き!な、根っからのインドア人間。旅行は好きだけど、出掛ける前はめんどくさくて実は行きたくない気持ちが勝ります。もちろんキャンプなんてしたことない!!(たぶん小さい時に学校の行事でしたことがあるくらい?記憶には残ってないけど)

それなのに・・・なぜか心がワクワクするのを止めらないのはなぜかしら・・・?

キャンプするかしないかは一旦置いといて、現実的に計画を練るのはツアー情報が出るまでお休み。その後すぐGWの秋田青森ひとり旅の記事を書くことに没頭。全18回に渡る長編を書き終え、燃えカスになったのが7月のはじめ頃でした。

ボゼツアー募集開始

そろそろ本気で旅の計画立てなきゃ・・・と検索すると、すでにボゼツアーの募集が開始されているではありませんか・・・!!(わなわなわな)

【イベント】トカラツーリズム事業(ボゼツアー)の開催について – 十島村役場公式サイト

真ん中にいるのがボゼ

えー、なになに、アクセサリー作りにスチームドラム・・・。悪石島だけでなく、同じくトカラ列島の宝島や小宝島へも行くのか。うーん、寝る場所や食事は確保できるけれど、やっぱり好き勝手自由に行動したい・・・。

というわけで、決心。

わたくし、悪石島でキャンプデビューします!!!(宣言)

人生初キャンプ!!しかもひとりキャンプ!!!

通常、悪石島へは週に2回フェリーが決まった曜日で運行しています。鹿児島市内の港から出港し、約10時間ほどゆられて悪石島へと到着。なんという長旅!

当初は一泊だけキャンプするつもりが、なんとお盆時期はボゼツアーに合わせてフェリーが運行するため、スケジュール上2泊しなければならないことに(絶句)。

若干不安になりつつ、毎日寝不足になりながらキャンプギア(ギアという言葉も初めて知った)についてリサーチする日々。100均商品をうまいこと取り入れながら揃えるつもりが、なんとタイムリーにボーナスが出てしまいます。猪突猛進人間が潤沢な資金を手に入れ、ノンストップ物欲が炸裂!!!洒落にならんくらいの大金を投資してしまいました・・・(ボゼツアーに参加する方が数百倍安上がりだったよ・・・)。

こうして知識も道具もまったくのゼロの状態から、約2週間ほどかけてキャンプ道具一式を準備。キャンプについて知識がだんだん増えていくにつれ、ひとり夏キャンプのぶっつけ本番はちょっと無謀なのではないかと感じ始めます。そこで、7月の3連休を利用して、近場のキャンプ場で1泊2日のお試しキャンプをすることに!

フェリーのチケット

予行練習キャンプ前日、乗船前月の15日から予約が開始される「フェリーとしま」のチケットを予約するという重大な任務がありました。

キャンプギアは集めたけれどチケット取れなかったー!ツアー募集も締め切られてるしもう行くの無理ーーー!!!

ってなったらもう立ち直れません・・・。そんなことにならないためにも予約開始時間と共にコール開始!!したにも関わらず最初の30分くらいずっと話中でちっとも繋がらないよー!!!

も、もももももしや争奪戦なの!?そうなの!??

と、ぶるぶる震えが止まりません!30分くらいしてやっと繋がり、無事予約が取れた時にはドッと脱力・・・。

フェリーを予約する前までは、悪石島に行くぞ!!という強い気持ちだけで、ツアーにも参加しないし宿も予約していないという何の約束もないままキャンプギアだけが次々に集まっていくという・・・。もしかしたらすべて無駄になってしまうかもしれない!そんな恐怖と闘っていました。

無事フェリーのチケットを入手したことで一気に悪石島への旅が現実に・・・!!これで安心してキャンプの予行練習にも行けます。

予行練習キャンプ

初キャンプの場所に選んだのは福岡県大野城市にある「大野城いこいの森」。

きちんと管理されたキャンプ場でレビューも評判が良かったのですぐさま電話予約。今回は1泊だけど島旅での2泊を想定し、若干多めに荷物を詰め込みいざ出発!!!

70ℓのザックがパンパンに・・・

重くて重くて重くてもう早くも挫けそうだよ・・・?

でも!俺は立派なキャンパーに・・・なる!!!

公共の交通機関を乗り継ぎ、バス停で知らないおばちゃんのエールを受けながら(大荷物背負ってて目立ったらしい)、バスの終点で下車。

まず最初の難関は、バスを降りた後のキャンプ場までの道のり。めちゃくちゃ重い荷物を背負いながら、3〜40分ほど歩くという苦行スタートです!!

バス停横の階段を降りていくと・・・

人とぶつかって一緒に転げ落ちたら体が入れ替わってそうな階段

階段を降りたあたりに山の神様がいらっしゃいました。

一番最初に出会った神社にはほぼ必ずお参りするという自分の中での決まりのようなものがります。というわけで、あいさつすると共に今回のキャンプの成功を祈願。

緑に囲まれた道を進みます

島旅でも同じような距離(+ちょっと長め)を歩くからちょうどいい練習になったけど・・・ツラかった・・・ツラかった・・・。晴れだったことがせめてもの救い。

前日雨が降っていたからか、植物は生き生きとしていて美しかったです

やっと大野城いこいの森キャンプ場の看板が見えました!!

と思ったら、ここからの道がすごいキツかった・・・。

くねくねくね

くねくねとした坂道が延々と続き・・・

やっと!やっと辿り着いたよー!!!

大野城いこいの森

まずは受付で利用料を支払います。

宿泊は14時からの受付

今回の利用料は合計1,740円でした。

【内訳】

・入場料  大人440円

・フリーサイト(1区画)1泊 1,100円

・ゴミ処理代 200円

ゴミを捨てて帰れるのはありがたい!そして受付の建物内には売店や、シャワー(220円)もあります。

なんて初心者に優しいキャンプ場なのだー!!過酷な島キャンするのに甘やかさないでおくれぇーーーー!!!

フリーサイト

さっそく自分が予約したフリーサイトへと向かいます。

なにもかもが初めてでドキドキ

ちょっと休憩してから、生まれて初めてのテント張りに挑戦。まずはタープを張るわよーーー!!

ねぇねぇ、めーーーっちゃ綺麗に張れてません・・・???

木漏れ日もとってもきれい!!!たっぷり予習してきた甲斐がありました。ガイロープも手作りするの密かに楽しかったです(簡単だけど)。

ロープ結び方やまとめ方もちゃんとできるようになりたい!

タープのお次はテント張り。こちらは簡単に張れるとの触れ込みだったので予習をほとんどしてこなかったのですが、うまくできずに苦戦してしまったよ・・・。でもなんとか完成!!!

初めてにしては上出来?

自分でいうのもなんだけどめちゃくちゃカッコイイーーー!!!(お得意の自画自賛)

ポールの高さが足りなくてイメージ通りにはならなかったのがちと悔しいけど、軽量化のために高さを1本分減らしてるから仕方ないのだー。

実は、軽量化のためにシングルウォールのテントを買ったのに、日差しが心配でタープを買い足したという経緯が。それなら最初からダブルウォールのテントを買った方が安いし軽かったよね・・・っていう。ていう。今更だけど!!

他のキャンパーたちの基地も十人十色で見ててたのしい

はじめてのキャンプ飯

周囲をちょっとぷらっとして、混む前に早めのシャワー。のちのキンキンに冷えた酎ハイ!!!

カンパーイ!!!

お酒を飲みながらお料理開始です。

奥ではご飯を炊き、手前ではニンニクを炒めています

さーて、何を作っているでしょう〜

玉ねぎを飴色になるまで炒めて・・・(これでもうだいたいわかるよね)

家で調合してきたスパイスとホールトマト、最後にココナッツミルクを入れて・・・

スパイスカレーの完成ーーーーー!!!!

ご飯もいい感じに炊けました!

しかしどうやら多く作りすぎたようだ・・・3人分くらいありました・・・。余ったココナッツミルクにバナナとシナモン入れた食後のデザートも♪ (でも写真・・・消しちゃった・・・)

キャンプで作る料理ってなんでこんなに楽しいのでしょう〜!!

虫も平気だったし、意外と自分がキャンプに向いてることが発覚(実はすっごく楽しかった)。テントが自分の「家」、「テリトリー」「小さな宇宙」であるという感覚。

キャンプ場で過ごす夜

キャンプってポジティブなアウトドア人間がやるものかと思っていたけれど、どうやらそれだけじゃないみたい。ヒロシみたいなのもいるし、人見知りの内に籠るタイプもキャンパーに多いだろうなと実感したのでした(わたしもそっちタイプ)。

さて、いこいの森でのキャンプは、7月後半だというのにとても涼しかったです。早朝薄暗いテントの中で目覚めると、外から虫や鳥の大合唱が聴こえてきてまるで森と同化したみたいでとっても心地よかった。

朝ごはん

朝ごはんは春雨と干し椎茸を入れたよくわかんないスープにお星様をトッピング♪

いつもちょっとした遊び心がほしいのだ

食後のモーニングコーヒーもかかせない〜!!

ほんとはコーヒーミルで豆から挽くのが夢だけど重いから・・・諦めた・・・・・

朝食を終え、12時のチェックアウトに余裕で間に合うよう、早々と撤収作業を開始。パッキングもスムーズに終えて、再び歩いてバス停へと向かいます。

虫食い?キラキラしててうっとり〜

かけぬける猫!

荷物がどうにも重いのでどこにも寄らずに一直線に我が家へ。

つ!か!れ!たーーーー!!けど楽しかった!!!

はじめてのひとりキャンプを終えて

初めてのキャンプは大大大成功!!!初心者に優しい甘やかされたキャンプ場だったので、真夏の島キャンプとどれだけ環境が違うかはわかりませんが、生まれて初めてのひとりキャンプを終えてちょっと自信がつきました。

島キャンプで必要と思われるものもわかったし、おためしキャンプをして本当によかったです。ただし、たった1泊で吐きそうなくらい荷物が重かったのに、2泊分の荷物を果たして背負えるのか一抹の不安が・・・。

それだけでなく、悪石島へ行く日が近づくにつれ、全国的に感染者がどんどん増え続けていました。もし行動制限になったら・・・自分が感染したら・・・それよりもなによりも台風が来てしまったら・・・!!などという不安要素が盛り盛り盛りだくさん!!!

果たしてわたしは無事ボゼに会うことができるのでしょうか・・・。

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2

【01】悪石島のボゼに会いに行こう!2022へとつづく▼▼▼

悪石島のボゼに会いに行こう!2022【記事リスト】

【00】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜前日譚〜

【01】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜島旅前夜編〜

【02】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜上陸編〜

【03】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜灼熱地獄坂編〜

【04】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜水祭り・盆踊り編〜

【05】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜キャンプ飯編〜

【06】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜神社巡りと盆踊り編〜

【07】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜ボゼ編〜

【08】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜最終回〜

【09】悪石島のボゼに会いに行こう!2022〜番外編〜

秋田青森ひとり旅2022【秋田・仙北市の人形道祖神編】⑥

カンデッコあげを堪能した後に待っていたのは約40分ほどの徒歩移動。なぜなら電車がぜんぜん走ってないから!待ち時間がもったいないので、一駅分歩くことにしました。

CONTENTS

ついに熊に出会う・・・!?

つい先ほど電車で通り過ぎたばかりの松葉駅方面へと戻ります。わたしが熊に怯えていたことは前々回のブログを読んだ方ならご存知でしょう。今回が一番熊に遭遇する率が高いとふんでいたので、ついに熊よけのベルを装着・・・!!熊よけスプレーもすぐ取り出せるバックパックのサイドポケットに入っているよ・・・!!!

歩くたびにリーンリーンと涼やかなベルが鳴ります。なんという心地よさ!!

いつでもかかってこいやっ!!!

そんな気持ちで歩き始めたものの、思ったよりも広めの舗装された道路。車の交通量も比較的多くて拍子抜け・・・。どうやら熊よりも車に轢かれる心配をした方がよかったようです笑(でも油断は禁物よ!)。

でも今回、本州に生息しているのはツキノワグマで北海道にいるのがヒグマであることや、熊に出会った時の対処方法など、まったく知らなかった熊の生態について色々と知ることができてよかったです(すぐに忘れるけどな!)。

道中では、美しい川を撮ったり、タイミングよく現れた電車を撮ったり。

透き通るような川の水

何気にここは撮影スポットなのでは?うまく撮れなかったけど…

歩いていくうちにいつのまにか大きな道路を外れ、民家のある集落へと足を踏み入れていました。

線路下を通り抜けるためのトンネル(スノーシェルターっていうのかな?)があって、なんだかとってもかっこよかった!

光と影

もう見頃は少し過ぎてしまったけれど、美しい桜も咲いていました。

枝垂れ桜?

吉田のワラニンギョウ

期待していた(!?)熊に出会うこともなく、無事正午前に到着したのは吉田集落にある磯崎神社。

鳥居をくぐるとその先に見えてきたのは・・・

遠くにチラッと

ぼくが村を守るんだ・・・!!(勝手にアテレコ)

まるでオズの魔法使いのカカシのような、のほほんとした雰囲気の人形道祖神さま!とっても可愛らしい雰囲気です。地元の人はそのまんま「ワラニンギョウ」と呼んでいるらしい(小松和彦著『村を守る不思議な神様』より)

(film)

チェックポイント

なんだかとっても可愛らしくて好き!!!

手には鉄製の長刀を持っています

強風が吹き続ける中、ひたすら動画で撮影をしていると、突然ガコンと頭に衝撃が・・・っ

く、くくくくく熊・・・!??

(最初混乱してほんとに熊かと思った)

下を見てみると、想像よりもはるかに太い棒が落ちている・・・。もしかしてこれが空から降ってきたの・・・!??棒の写真を撮るのをうっかり忘れてしまったので、きっとみなさまは大袈裟に言ってるのだろうと思うでしょう?でも「枝」とかそんな可愛いものではなく本気の「棒」だったんだよ・・・

実は、その時の動画が奇跡的に残っておりますので、わたしのリアルなリアクションをどうぞご覧ください・・・(最後はちょっとぶりっこしてます)

 

え〜っと・・・

こ、これって間違いなく怒ってますよね・・・???

「いい加減にしなさいー!」って言われたような気がして、ちょっとしょんぼりしてしまったよ・・・涙。単なるかわいいイタズラで、面白がってちょっかい出しただけだと思いたい・・・。

そんなこんなで怒られちゃうし、風は強いし、薄暗くて奥に進むのもなにやら怖いし。本来なら神社にお参りをするべきなのですが、人形道祖神さまを拝んでこの場をあとにすることにしました・・・。

村を守るお方のうしろ姿

昼食を求めて三千里

すでに正午を過ぎていたので、しょんぼりしつつもお昼ごはんを求め、松葉駅近くのラーメン屋さんへ向かうことにします。気になる看板を撮りつつ・・・

いつの間にかキリスト看板を撮る旅にもなっていたそうな

やっと着いた!と思ったら・・・・・

かしわ家食堂

はい!おやすみーーー!!!

GWだということを忘れていました・・・。他に歩いて行ける範囲で飲食できる店はなさそうだったので、お昼ごはんはあきらめることに・・・涙。歩きっぱなしでふらふらだけど、休むとこもないので再び歩き始めます。

畑中のニオウサマ

歩いて10分ほどで着いたのは畑中集落にある稲荷神社。

胸ときめく古びた鳥居

こちらには「仁王様(ニオウサマ)」と呼ばれる人形道祖神さまがいらっしゃいます。

解説板

鳥居をくぐり階段を登ると、まるで蛇のようにうねうねした道が丘のてっぺんへと続いています。

まるで道標のように可愛らしい水仙が点々と咲いていました。

まるでちょっとした登山気分。どんどん息が上がっていきます。

あともうひと踏ん張り!

やっとのことで登り切ると広い空間に出ました。その先に見えたのが・・・

え?・・・え???

仁王様の・・・・骨???

仁王様!仁王様はいずこぉぉぉーーーーーー!!!!?

絶叫しながら(心の中で)登ってきた道を急いで降りて、住民の姿を血眼になって捜します。まさかお昼ごはん食いっぱぐれた上に仁王様にも会うことが叶わないなんて・・・そんなことがあってはなりません!!!

数分もしないうちに第一村人発見し、仁王様を見にきたことを伝えます。するとなんと!一昨年から高齢化を理由に作るのをやめてしまったとのこと・・・涙

わ、わたしは一体何のためにここまで・・・?

と、絶望しかけたその時、一筋の光明が!!!

鳥居横にある「畑中部落会館」に仁王様の面が保管されているという!ばんざーーーーい!!!自由に入れるとのことだったので案内していただきました。

左の建物が「畑中部落会館」

いらっしゃった!

解説板に書かれている情報から、おそらく左が大正12年に作られた初代、右が平成8年に作られた2代目の面と思われます。

2代目

2代目はキリッとつり上がった目と大きな鼻、大きく開いた口には牙のような歯も生え、どこかユーモラスで力強いお顔をしています。

初代

初代は雨風にさらされ、時代を経てその表情すら判別できないくらいに朽ちているけれど、それが逆に凄みを感じさせて、今でもその力は衰えておらず・・・といった感じ!どちらの面もとってもよいお顔です。

もうすでにお気づきかと思いますが・・・仁王様の面のお隣には赤々としてこれまた立派な男○さまが・・・・・(もうこれまでに何度男○って言った?)。

なかなかのビッグサイズ

仁王様を作らなくなった理由や、解体作業の様子を載せた資料も置かれてました。

名前が書かれていた部分は消しました

本来のお姿はこちら

解体時の写真

完璧なお姿の仁王様には会えなかったけど、ふたつの「面」と「男○」だけでも拝むことができてほんとよかったです。諦めてずこずこと帰らなくてよかったー!!教えてくれた村人さんありがとうございました!!!

最後に

ちなみにこちらの畑中集落のすぐ近くの高屋集落にも以前は仁王様がいらっしゃったそうなのですが、数年前に作るのをやめてしまったとのこと。つまり、このあたりに残るのは磯崎神社のワラニンギョウのみ・・・。

高齢化、少子化によって作り手がいなくなるのはとても悲しい。人形道祖神に限らず、それは伝統芸能やお祭り、民芸品や、古い建築など、様々なことに通じる話だよね。一度失われてしまうと復活させるのはきっと難しい。地元住民でもない自分が軽々しく「残してほしい」と言うことは簡単だけど、実際に守り続けていくことはとても大変なことなんだろうな。願わくば、全国のさまざまな素晴らしい文化やモノが失われる前に、目に、心に、写真に焼き付けていきたいと思います。

ここにもかわいいイラストが。雪が積もってるのに裸!なんて寒そうなお祭りなの〜

今回の旅での人形道祖神巡りはついに終了。だけど旅自体はまだ折り返し地点にもきておりません・・・!

松葉駅から電車に乗り、再び「カンデッコ上げの駅」を通ります。車窓からは、今も風にゆらゆらと揺れているであろう「男○」がたわわに実る桂の木が見えました。またいつか、いや、ぜったいあの場所に行くぞ。そう固く誓いながら、流れていく車窓からの風景を眺めるのでありました。

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iPhone SE2 film:KONICA AUTOREX

秋田青森ひとり旅2022⑦につづく▶︎▶︎▶︎

 

秋田青森ひとり旅2022【秋田・湯沢の人形道祖神(後編)】③

完全に陽が暮れる前に訪れたい場所がありました。

山桜がちらほらと

長い長い砂利道をGoogleマップに案内されて、とんでもなく体力を消耗。ママチャリで走る砂利道ってこんなにツラいのね・・・。

気合いだー!!!

目的地まであともう一息!というところで、道に迷ってぜんぜん辿り着けなーーーい!!

このままでは日が暮れてしまうよーーー!!!

と、焦っていたら地元のおばちゃん発見。道を教えてもらって自転車ダッシュ!したにも関わらずまた道を間違いそうになって「違うわよー!そこを曲がるのよーーー」と、遠くからさっきのおばちゃんが教えてくれました笑。ありがとうやでぇ〜

ついに案内板を発見!

CONTETNS

湯沢市岩崎のカシマサマ

末広町のカシマサマ

やっとのことで目的地の千年公園へ到着!

こちらには人形道祖神界のスーパースターがいらっしゃるのです!!!

自転車を停め、期待に胸をふくらませながら敷地内にある八幡神社へと向かいます。

尻尾のぐるぐるがかわいい狛犬ちゃん

まずは神社にお参りです。

拝殿には躍動感のある波と日の丸の扇子の彫刻が〜!

拝殿横の道をさらに進んでいくと、木々の間から鳥居と拝殿が見えてきました。

水神社と書かれていました

ここであってるのかしら・・・?ちょっぴり不安に思いながら、さらに拝殿横の道を進んでいくと・・・

お!

おぉ!!

抜群の存・在・感!!!

ワンダフル〜〜〜!!!!!

なんという力強いお姿。カシマサマを見上げると、背後にはどっしりとした木が天に向かって伸びています。木々がそよぐ音、小鳥の囀り、夕陽でますます黄金色に輝くカシマサマ・・・。なんという穏やかで美しい空間。

光と影のカシマサマ

夕陽とカシマサマを撮りたいなぁとぼんやり思いながら訪れたのだけど、まさかこんなにドンピシャな光景と出会えるとは・・・。とても美人に撮れた気がするよ・・・!!!(実はこちらは女神のカシマサマ)

解説板

末広町のカシマサマは明治時代にこの場所に移設され、現在でも末広町の人々によって祀られています。毎年4月に衣替えが行われ、今年は4月17日に作り替えられたばかり。(解説板では年に2回となっているけど1回になったらしい)ピッチピチの麗しいお姿なのでございます!!!

ふさふさの藁に隠れたお顔を覗いてみると・・・

ほ、ほんとに女神さまなの・・・?

厳しいお顔をした木彫りの仮面がとりつけられていて、悪いものをパーン!!!と一瞬で跳ね除けてくれそうな迫力です。

そしてなんと!カシマサマは昭和61年にアメリカのワシントンでも製作、保存されているらしい!まさか海を渡っているとは〜!!!

「岩崎郷土伝承かるた」というのがあるのね

“アメリカで「おおワンダフル」鹿島様”

このフレーズはそこからきてるのね〜。言葉のセンスとリズムが秀逸すぎて大好きです笑

栄町のカシマサマ

同じ敷地内には小屋があり、そちらには栄町の鹿島さまがひっそりと祀られていました(ちょっと、いやだいぶ窮屈そう)。こちらは男神のカシマサマで、2年に1度作り替えるとのこと。男神さまは女性が、女神さまは男性が作り替えるというからおもしろい!(詳しくは小松和彦著『村を守る不思議な神様』を読んでみてね!

こちらは男神

どんどん陽が暮れてきたので、そろそろこの場をあとにすることに。

黄金色に染まる街

陽が完全に沈む前に、あと一箇所行きたいところがあったのです。自転車を駐車してる場所へと戻り、神社を振り返ると、真っ赤な夕陽がますます美しく輝いていました。きっと今の方がもっと美しいカシマサマが撮れるだろうなぁ・・・。などという思いがふと頭をよぎるも、その誘惑を必死で振り払います。急がないと夜がそこまで迫っているよ・・・!!

緑町のカシマサマ

最後の最後に訪れたのは、同じ岩崎集落内に鎮座しておられる緑町のカシマサマ。

あちこちふさふさで毛深いのがかわいい!

えぇ、とてもご立派です!!!(いろんな意味で)

こちらも綺麗に作り直されたばかり。

辺りには藁のかたまりが

まるで木が背中から生えてるよう

大好物の線香花火の最後のような夕陽

太陽が完全に沈み、夕闇が辺りを包みはじめたところでエンド。夜行バスで早朝に秋田へ到着してからフルで駆け抜けた長い長い一日が、ついに終わりを迎えようとしています・・・。

午前中にお会いしてきたカシマサマは、どこかほんわかしてとても身近な存在に思えたけれど、岩崎にいらっしゃる三体のカシマサマはみんな屈強で威厳のあるお姿をしておりました。お次はどんな姿の人形道祖神に会えるかしら・・・?

【使用カメラ】digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro

秋田青森ひとり旅2022④へとつづく▼▼▼

栃木・福島ひとり旅2021⑩【猪苗代観光船編】完結

ギリギリまで天鏡閣を見学し、時間が迫っていたので駆け足で丘を降りて行きます・・・!!!(相変わらず雨がぽつぽつ降っていました)

f:id:salomery:20220123040356j:plain

丘からは猪苗代湖が遠望できます(X-T3)

f:id:salomery:20220122170846j:plain

雨の感じもまたよし!(film)

CONTENS

猪苗代観光船

なぜそんなに急いでいるのかというと・・・

f:id:salomery:20220123113347j:plain

あ!なんかいる!!!(X-T3)

かかかかかかわゆーーーーーい!!!!!

f:id:salomery:20220122171017j:plain

はくちょう丸と、かめ丸(film)

たどり着いたのは猪苗代湖の猪苗代観光船乗り場!!!10時出発のはくちょう丸に乗るためにこんなに急いでいたのです。湖を泳ぐはくちょう丸を撮りたい気持ちがあったので乗るか迷ってたんだけど、実際にその愛くるしい姿を見ると迷いは一瞬でふっとびました。翁島コース1,500円を支払い、夢のはくちょう丸へと入り込みます!!!

f:id:salomery:20220122172616j:plain

船内はこんな感じ(X-T3)

いざ、出発進行〜!!!

f:id:salomery:20220122170832j:plain

(film)

f:id:salomery:20220122172707j:plain

f:id:salomery:20220122172250j:plain

時代を感じさせる救命胴衣の写真とイラストが最高だった(X-T3)

外に出ると冷たい風がビュービュー吹いてめちゃ寒い!!!

f:id:salomery:20220101134849j:plain

寒いけどやっぱり外にでちゃう!(X-T3)

f:id:salomery:20220122170951j:plain

(film)

湖の上を走っていると、なんと!

雲間から陽の光と青空が・・・!!(日頃の行い〜!!!)

f:id:salomery:20220122174124j:plain

f:id:salomery:20220122172356j:plain

はくちょう丸の、なまめかしきうなじ(X-T3)

めっちゃ短いけど無駄に動画も!

www.youtube.com

観光船の室内では、猪苗代にまつわる昔話等のテープが流れていて、ゆっくり聞けなかったけど、これがまた昭和っぽくていい味だしてました。

そんなこんなで約35分ほどのたのしい遊覧はあっという間に終了!

f:id:salomery:20220122172623j:plain

記念撮影する乗客たち(X-T3)

f:id:salomery:20220122172314j:plain

f:id:salomery:20220122172318j:plain

女の子たちがナイスな白鳥ポーズで写真撮ってて可愛かった!(X-T3)

かめ丸の方は、飲食ができるレストランとして絶賛改修中らしい(タクシー運ちゃん情報)。黒目は小さいまん丸なのに、角度によっておめめがパッチリに見える不思議(上の写真)。まつ毛は羨ましいほどのバシバシです!!

f:id:salomery:20220122172538j:plain

こっちの角度からだと黒目が小粒でしょ?(X-T3)

f:id:salomery:20220123035857j:plain

こちらでチケットは購入できます(X-T3)

実は猪苗代観光船はもともと磐梯観光船として運営していたのですが、新型コロナウィルスの影響で2020年6月に廃業。クラウドファンディングにより、2021年6月に猪苗代観光船として復活!なんとめでたい!!

再スタートするにあたって、はくちょう丸は綺麗にお色直し(塗装)されました。が、その際にお顔をがっつり整形しております・・・。

before

f:id:salomery:20220122224325j:plain

白目部分がまっきいろ!くちばしも違う〜(パンフレットより)

after

f:id:salomery:20220122170915j:plain

キュルルンって顔してる(film)

目が真っ黄色のはくちょう丸の方が!ぜったい不気味かわいいよ・・・!!!

前のお顔が大大大好きだったので(それきっかけで猪苗代湖に行くことを決めた)、顔がお直しされていること知った時はめちゃ悲しかった・・・。今の方が一般ウケするのはわかるけど!わかるけどぉぉぉ・・・・・っっっ(絶叫)同じ気持ちの人求む。

鴨パラダイス

正午すぎのバスの時間まで時間があったので、観光船乗り場周辺をぷらっとすることにします。猪苗代湖では白鳥は一匹も見かけず(11月だから?)、人間たちが与える餌に大量の鴨が群がっておりました・・・。

f:id:salomery:20220122172445j:plain

f:id:salomery:20220122235218j:plain

f:id:salomery:20220122235154j:plain

f:id:salomery:20220122172456j:plain

鴨鴨鴨だらけ(SIGMA)

湖の前にある売店では、鴨の餌(パンの耳)や、いろんな種類の焼き芋も販売されていました。

f:id:salomery:20220122172235j:plain

(SIGMA)

f:id:salomery:20220122233614j:plain

こりゃ売れるばい(iPhone)

さらにぷらぷらしてたら冬眠してるスワンたちに遭遇!!!(テンションあげあげ)

f:id:salomery:20220122172658j:plain

f:id:salomery:20220122172425j:plain

スワンの墓場のように見えてキュン!(SIGMA)

どうやら冬の間はこちらでお休みしてるもよう。湖を泳ぐスワンボートたちの姿も見てみたかったなぁ。

雪の積もったお山も綺麗たっだよー!

f:id:salomery:20220122235206j:plain

f:id:salomery:20220123032410j:plain

にょきっ(SIGMA)

フィルムスワップ(多重露光)

実は今回、旅行前からもちろん天気予報をチェックしていて、最終日の猪苗代湖では雨、もしくは曇りだとわかっていました(ありがたいことに晴れたけど)。そんなわけで、旅の前日に急遽博多駅前のクリスマスツリーをフィルム1本分撮影。これを何に使うかというと・・・

f:id:salomery:20220123005039j:plain

こちらは別日にOLYMPUS PEN FTで撮影(film)

そう、多重露光に使うためです・・・!!!ずっとやってみたかったフィルムスワップという手法で撮影してみました!

フィルム1本分を先に撮影しておき、巻き戻したフィルムを再びカメラに入れて2回撮影するという手法。カメラの多重露光機能を使って、1枚撮影した後にもう一枚重ねて撮るというのが一般的です。

では、ここからはそのフィルムスワップで撮影した猪苗代湖をご覧ください。

f:id:salomery:20220122170814j:plain

f:id:salomery:20220122170809j:plain

f:id:salomery:20220122170924j:plain

f:id:salomery:20220122170927j:plain

f:id:salomery:20220122170836j:plain

(film)

なかなかこれだー!っていうのが撮れてなくてしょんぼり・・・。でも初めてフィルムスワップを試すことができて楽しかった!また挑戦してみたいと思います。

ラストチャンス

再び丘に登ったりしてのんびり写真を撮っていたらなんと!再びはくちょう丸が出航するではありませんか・・・!!!(臨時運行したっぽい)

ちょうど丘から降りてきた時に動き出したので、つい先ほどまでいた丘までぜーぜー言いながら猛ダッシュ!!!(写真撮るため〜ならえんや〜こら〜)

f:id:salomery:20220122172311j:plain

着く頃にはもうだいぶ遠くにいってた・・・(SIGMA)

湖を泳ぐはくちょう丸の姿をなかなか思うように撮れずしょんぼり・・・。そうこうしているうちにいよいよタイムリミット!それなりに満足してバスを待っていると・・・

f:id:salomery:20220122172346j:plain

f:id:salomery:20220122172545j:plain

あーーーー!!!!(SIGMA)

なんと!戻ってくるはくちょう丸の姿が・・・!!!

あと数分でバスの時間だけど、だけど・・・!ギリギリまで撮影したい・・・!!!

ねばりにねばって撮り続けていると、最後の最後に大大大好きな写真を撮ることができました。

f:id:salomery:20220123034343j:plain

猪苗代湖で撮った中で一番大好きな写真(SIGMA)

はくちょう丸がちょうど乗り場に到着したタイミングでバスも到着!もしあと数分早くバスが来てたらさきほどの写真は撮れなかったので、写真の神様ありがとう!!!と、感謝の気持ちでいっぱいに・・・。

バスの車窓から見える景色もとても綺麗でした。

f:id:salomery:20220122172555j:plain

窓の色でよりドリーミー。右下にはひそかに人がいるよ(SIGMA)

f:id:salomery:20220122172542j:plain

普段雪山が見慣れないのでたくさん撮りたくなる(SIGMA)

寒い日の猪苗代湖はまるでフィンランドの湖のようなイメージ(行ったことないけど)でほんとに大好きだった!次行く時は、かめ丸に乗ってお食事したいなぁー。これから色々と事業展開していく感じなので、今後もHPで情報をチェックしようと思います。たのしみ!

あと、猪苗代町には、会津若松市役所にも展示されていたコケシ「たこ坊主」の産地である中ノ沢温泉があるんだよー!!!

f:id:salomery:20220123140854j:plain

目のまわりのまっかな隈取りが印象的なたこ坊主

調べてみたら2022年がたこ坊主発祥100周年らしく、記念イベントを予定しているらしい・・・。き、気になる・・・。

今年行くのは無理だけど、中ノ沢温泉と猪苗代観光船の両方を味わいに、また猪苗代に遊びに行こうと思います。

羽田空港へ

さて、猪苗代駅から元来たルートで東京に戻るには時間がかかりすぎる!というわけで、4日間のフリーパスも最終日は使わず、郡山駅から新幹線でひとっとびすることに。大人だから時間と労力をお金で買うのだ!!(本日二度目)

f:id:salomery:20220122174120j:plain

文明に感謝(X-T3)

f:id:salomery:20220122172552j:plain

車窓からの風景。幾重にも重なる電線に萌(SIGMA)

羽田空港に余裕をもって到着!!

f:id:salomery:20220122172506j:plain

(SIGMA)

時間がたっぷりあったので、展望スペースへも初めて行ってみました。

f:id:salomery:20220122172332j:plain

なんだか未来都市みたい(SIGMA)

後で撮影した写真を見返していたら、なんとスカイツリーが写ってた!!!羽田空港から見えるとは知らなかったのでうれしかったです。

f:id:salomery:20220122172324j:plain

実は遠くから見るばかりで一度も登ったことがないスカイツリー(SIGMA)

ごはんを食べたりお土産買ったりしてたら、だんだんと陽が沈んできました。黄金色がとても綺麗でうっとり。

f:id:salomery:20220101135113j:plain

f:id:salomery:20220101135110j:plain

おばけみたいな逢魔時の影。右上にいるのが私(SIGMA)

18時出発の飛行機に乗り福岡へ。こうして長いようで短かったようでやっぱり長かった4泊5日の旅を無事終えたのでした。

おわりに

今回の旅で、雪の降る季節に雪国を旅したい気持ちがさらに強くなりました。また違った写真が撮れる気がしてワクワクします。2022年がどのような旅模様になるのかまだわかりませんが、今年もひとり旅をたくさん楽しもうと思います。最後までお付き合いいただきありがとうございました!

f:id:salomery:20220122170947j:plain

また乗りにいくよ。待っててね!(film)

【使用カメラ】film:CONTAX Aria、digital : FUJIFILM X-T3、SIGMA quattro dp3、iPhone

栃木・福島ひとり旅2021⑤【湯西川温泉・後編】

CONTENTS

湯西川温泉(2日目・後編)

駆け足で平家の里を後にして、今回の旅の最大の目的地である場所へ。車しか通らないような道路を2〜30分ほどかけて歩いて向かいます。この日は雨や雪が降ってなかったので平気でしたが、吹雪いてたりしたら厳しいだろうな・・・。

f:id:salomery:20220101132554j:plain

f:id:salomery:20220101132558j:plain

途中水路のような何かの遺構がありました。気になる・・・(X-T3)

f:id:salomery:20220101132842j:plain

f:id:salomery:20220101132834j:plain

宿り木にも出会いました(SIGMA)

いちいの家 民宿やま久

ついに目的の場所に到着。本日のお昼をいただく猟師がやってるお宿のやま久さんです・・・!!

f:id:salomery:20220101132604j:plain

民宿やま久(X-T3)

熊熊熊!!!オラは熊が食べたいんだ…!!!!!

f:id:salomery:20220103113310j:plain

f:id:salomery:20220101132629j:plain

f:id:salomery:20220101132611j:plain

f:id:salomery:20220101132615j:plain

f:id:salomery:20220106204452j:plain

なんでブレてる写真しかないんや・・・(X-T3)

そこには期待していた通りの空間が・・・!!!

料理を待つ間、大興奮で部屋の熊皮ちゃんズを写真撮りまくっていると、座布団の上にもお休み中の熊皮ちゃんを発見。

f:id:salomery:20220101132633j:plain

f:id:salomery:20220101132636j:plain

ああああああかわいいいいいいい(X-T3)

ここここれはもしや敷物として使うやつなのでは…???と、聞いてみたらこれはどうやら違うらしい。すると別の敷く用の熊を持ってきてくれました!!やったーーーーー!!!!!

f:id:salomery:20220101132644j:plain

うれしすぎる(X-T3)

前もってサイトに記載されてるメニューから食べたいものをいくつか伝え、大体の予算を言って、あとはジビエ料理を満喫できるような料理をおまかせで作ってもらうようお願いしていました。メニュー見たらわかると思うんだけど、とっても美味しそうなのよー。しかもご主人のつけたお酒なんかもあって・・・1杯くらい呑めばよかったなー。

f:id:salomery:20220101132608j:plain

川魚やトウモロコシ、お肉など(X-T3)

すでに囲炉裏には料理がいくつか用意されており、まず真っ先に目に飛び込んできたのがこちら・・・。

f:id:salomery:20220106231335j:plain

すでに後ろ足をかじっております(iPhone)

たまらなく可愛いサンショウウオ!!!

もう数年したら食べられなくなるんじゃないかって言われてるらしい。それなのにこの姿がインパクトありすぎて味覚えてない・・・。ポリポリしたことは覚えてるんだけど・・・なんてことだ。その他にもどんどんでてきてものすごい量食べました!私がジビエジビエ言うから肉を中心にたくさん用意してくれたようです笑

こちらは鹿や猪肉やら軟骨やらを混ぜたもの。料理名もちゃんとあるんだけともちろん覚えられない。コリコリしてとっても美味しかったー!!(軟骨好きなんです)

f:id:salomery:20220101132701j:plain

箸でこそいでたら、ひとかたまり灰の中に落としてしまい悲しかった・・・洗って食べたかった・・・(X-T3)

もちろん鹿刺しもー!

f:id:salomery:20220101132647j:plain

薬味と一緒に食べると美味(X-T3)

そしてついに熊ですよ、奥さん!!!

熊料理というと、熊鍋がポピュラーなのですが(熊肉は脂があるのでいい出汁がでるらしい)、ひとりだと鍋の提供が難しいらしく、煮物を用意してくれてました。

f:id:salomery:20220101132651j:plain

熊肉と茄子や里芋?等のお野菜の煮物(X-T3)

これが今回のお料理の中で一番美味しかった!!!なんでも熊の腕の部分で、ありがたいことに1週間くらい前から仕込んでくれてたらしい。とろとろでとても美味しゅうございました(味は何肉に近いのかとか気になるでしょうが、私に詳しい味の表現を求めるのはやめましょう)。お肉だけじゃなくお野菜も美味しかったよ。

こちらは鹿の心臓とレバー。ご主人が最初囲炉裏で少し焼いてくれて、あとは厨房で本格的に焼いて持ってきてくれました。

f:id:salomery:20220101132655j:plain

f:id:salomery:20220101132658j:plain

電話で話してる時は猟師のイメージでおじいちゃん想像してたらまだお若い方でした(X-T3)

f:id:salomery:20220101132705j:plain

レバーはちょっと苦手だけど、なかなかない機会だからもちろん全部食べた(X-T3)

このあたりでもうすでにだいぶお腹いっぱいに・・・。でもまだまだ出てくるよ!!!お次はリクエストしていた焼き熊です(シンプルに本来の味を食べてみたかったの)。

f:id:salomery:20220101132723j:plain

焼熊&皮熊(X-T3)

f:id:salomery:20220101132720j:plain

量が少しなのは食べたら理由がわかります(X-T3)

見た目通り熊は脂がすごいらしく、レモンとかでさっぱり食べないと焼いて食べるのはキツいみたい。だから鍋が一般的なんだろうねー。煮物がものすごく美味しかったから、熊鍋もいつか食べてみたいぞ!!

あと、鹿のヒレ肉もいただきました。

f:id:salomery:20220101132727j:plain

美味である(X-T3)

解体する時に丁寧な処理をしないといけないらしく、なかなか貴重な部位らしい。そんなものを舌があまり肥えてないわたしに提供してくれて申し訳ないやらありがたいやら・・・涙  大変美味しくいただきました(美味しいとしか言えない貧困なボキャブラリー)

最後には猪のスープと、ごはん、サツマイモの蜂蜜漬けも。

f:id:salomery:20220101132738j:plain

もうこの時点で胃袋はぱんぱんぱん!!!(X-T3)

ほんとにどれもとーーーーっても美味しかった!!!

しかしお腹いっぱいすぎてご飯とお漬物は残してしまいました・・・ごめんなさい涙

料理が全部終わったので、食後は少しだけ猟師でもあるご主人とお話しさせてもらいました。

f:id:salomery:20220101132716j:plain

f:id:salomery:20220101132712j:plain

f:id:salomery:20220101132709j:plain

床の間にかざられているあれやこれや(X-T3)

床の間に飾られていた蛇皮のことを聞いたら、奥からこんなものを出してきてくれました。

f:id:salomery:20220101132746j:plain

くねくねかわいい(X-T3)

干されたビーへー!

これを焼いたり、焼酎に浸けたりするんだって。あと、蛇の下にある黒いのは貴重なキノコで、たくさんの量干したけど萎んでこんだけになったらしい。松茸よりもすごいかおりと言ってた。嗅いだけどあまり松茸食べたことないからよくわからなかった・・・(相変わらず残念なお人)。けどすごいいい香りだったのは確か!!!(なんのキノコかは忘れた・・・)

最後には記念写真を撮ってもらったよ!熊皮をバックに撮ってほしいとお願いしたら、なんと最初に座布団の上でお休みしていた熊を巻きますか?と。

f:id:salomery:20220106213716j:plain

熊の女王と呼んで!!!(調子のんな)(X-T3)

熊皮をかぶったこんな写真も笑

f:id:salomery:20220107124636j:image

ちなみに熊の裏側はこのようになっています。

f:id:salomery:20220101132622j:plain

白くて綺麗になめしてある。匂いも感じませんでした(X-T3)

さて、気になるのはお値段です。今回の旅の目的は熊をはじめとするジビエ料理を満喫することだったので、予約時に「金はいくらでも出せる」的な話をしていました(どこの富豪だ。実際は毎日カツカツだ)。すると、「5,000〜7,000円で収まるくらいにしますね」と言ってくれてたんだけど、この内容でほんとに収まるのかしら…?と思ってたらぴったり7,000円(囲炉裏の利用料込)!!!なんと何品かサービスしてくれたらしい。ほんとにほんとにありがとうございます涙涙涙

f:id:salomery:20220101132800j:plain

この辺で獲れたというムササビも剥製になっておりました(X-T3)

もうお腹いっぱい&胸いっぱいで、本来は狩猟のあれこれをたくさん聞きたかったのに、時間もなくてほとんど聞くことができなかったな・・・。

いつか誰かと宿泊しに行きたいなぁー。というかぜったいに行く!!!そう思わせる大大大満足で最高のジビエ料理でした。冬にはかまくら祭りという大きなお祭りもあってたくさんの人で賑わうようなので、何年後、何十年後になるかはわからないけど、次回はそれに合わせていきたい。まずはこんな山奥まで一緒に行ってくれる人を探さなきゃだね。。。(ハッと現実に戻る)

f:id:salomery:20220101132640j:plain

いいちことこぐまの共演。玄関前にもたくさん剥製がいました(X-T3)

ごちそうさまでした!!!

ちなみにやま久さんの他にも熊鍋や鹿刺し等を食べれるお店やお宿がいくつかあるようなので、お好みのところをぜひ探してみてください。

歴史の里  平家狩人村

実はここまで歩いで2〜30分ほどかけてきた理由がもうひとつありました。このやま久さんから歩いて7分ほどの場所にあるという平家狩人村。

f:id:salomery:20220106202812j:plain

f:id:salomery:20220101132601j:plain

やま久さんに向かう道中で見かける看板にテンションあがる(SIGMA・X-T3)

ここがとんでもないB級スポットらしく、気になって仕方がなかったのです!が、なんともう何年も前に閉館しているもよう。今どうなってるのかこの目で確かめたかったのですが、タイムリミットで行くことができず・・・。

詳しく書いてあるブログがありましたのでこちらをどうぞ。悶絶したくなるほど大好きな空間・・・。

あぁぁぁぁ!開館してる時にいきたかったぁぁぁぁーーーーー!!!!

やま久さんに帰り際に聞いてみたところ、テレビにも紹介されたことがあるそうで、好きな人にはたまらない場所だったらしい。鹿の子供のホルマリン漬けとかもあったとか言ってたかなー?今では動物によって荒らされてて草もボーボーとかいう話でした。あぁ、せめて入口だけでも確認したかった・・・。

さよなら湯西川温泉

食べすぎてパンパンのお腹をかかえて、再び歩いて元来た道を戻ります。ホテルに預けてた荷物を受け取りバス停へ。ちょうどいい感じの時間配分でした。平家狩人村にいったら間違いなく間に合ってなかったわ・・・。

湯西川温泉駅から電車に乗ってさらに北上していくよ。さよなら湯西川温泉。さよなら熊皮。また会う日まで・・・!!!

【使用カメラ】digital : FUJIFILM X-T3、SIGMA quattro dp3

栃木・福島ひとり旅2021⑥へつづく▶︎▶︎▶︎

栃木・福島ひとり旅2021④【湯西川温泉・前編】

今回栃木・福島方面を旅することになった最大の理由。それは…

 熊を食べてみたかったから!!!

前々から狩猟に対して興味があり、志賀島の神社で鹿の角がみっしりと奉納されている祠を見たあたりから、より狩猟の宗教や民俗学的な面に興味が出てきました。

それと同時に、いわゆる「ジビエ料理」を食べたい気持ちがむくむくと。というか今流行りのオシャレなものよりも、昔ながらの荒々しい「猟師メシ」を食べたい・・・しかも猟師自身が料理していて、狩猟についてのリアルな話も聞けたら最高じゃん??

というところから今回の旅の計画がスタート。鹿や猪を食べれるところは福岡にもあるから、どうせなら九州では食べれないようなものを・・・。そこで頭に浮かんだのがでした。

「熊」「猟師」「宿」のキーワードで検索してみたところ、「湯西川温泉」にたどり着きます。猟師のやってるお宿2軒に目星をつけて問い合わせると、残念ながらどちらとも1人では泊まることができず・・・(ひとり旅あるある)。でも、昼食なら一人でも大丈夫とのことだったので行ってみることにしました。

CONTENTS

湯西川温泉駅

東武日光駅からフリー切符を利用して湯西川温泉へ。着いたのは15時30分頃でした。松明の炎を模したライトが光る不思議な駅で、エレベーターに乗って地上へと出ます。

f:id:salomery:20220101132352j:plain

f:id:salomery:20220101132356j:plain

f:id:salomery:20220101132359j:plain

11月末だったからなのか、クリスマスのような飾りがありました(X-T3)

f:id:salomery:20220101132406j:plain

いい感じのゆるーいイラストの顔ハメ。熊や鹿のつぶらな瞳が愛おしい・・・(X-T3)

屋外には足湯もあって、お土産物屋さんも併設されていました。そこで見つけたのが・・・

f:id:salomery:20220101132403j:plain

こ、ここここれは・・・(X-T3)

いなごの甘露煮です・・・!!!初めてみた!

虫は栄養があるからね・・・将来食糧難になった時のために(何が起きるかわからないから!)虫を食べれるようになってた方がいいんだろうけど・・・まだ勇気が出ないんだ。

湯西川温泉駅からさらにバスに乗って、平家の落人伝説の残る湯西川温泉へと向かいます。

湯西川温泉

山道を20分ほど揺られて湯西川温泉に到着。まずは本日のお宿にチェックインしてから、ちょっとだけ夜のお散歩。

f:id:salomery:20220101132413j:plain

こちらは古民家のお宿、清水屋旅館。私が見た時はネットで予約できなかったので休業してたのかなぁ・・・。泊まってみたかった!(X-T3)

f:id:salomery:20220101132431j:plain

f:id:salomery:20220101132428j:plain

f:id:salomery:20220101132424j:plain

翌朝撮影した清水屋旅館の細部。たまらーん(X-T3)

暗くなって来たので、散歩を終えて宿へと戻ります。温泉にも入ったのにあんまり記憶がないのは何故だろう・・・?とりあえず夜ごはんの写真だけアップしておきます。多くを語らない理由は察してください。

f:id:salomery:20220101132417j:plain

ワクチン接種証明で1ドリンクサービスでした(X-T3)

湯西川温泉(2日目・前編)

前日の疲れから泥のように眠って7時に起床。朝ごはんを食べてから、朝もやにけぶる湯西川温泉をぷらぷらとお散歩します。

f:id:salomery:20220101132910j:plain

右奥に見えるのは清水屋旅館。お隣は湯葉屋さん。行きたかったけどお店が閉まってて残念(film)

f:id:salomery:20220101132917j:plain

f:id:salomery:20220101132906j:plain

(film)

f:id:salomery:20220101132435j:plain

とあるお店のショーウィンドウには昔のかわいいガラス瓶(X-T3)

f:id:salomery:20220101132442j:plain

毎度おなじみ田舎でよく見かけるキリスト看板(X-T3)

平家落人民俗資料館

たどり着いたのは平家落人民俗資料館です。

f:id:salomery:20220101132439j:plain

館内は撮影禁止だったので外観のみ(X-T3)

f:id:salomery:20220101132920j:plain

招き猫(film)

入館料500円はなかなか強気なお値段・・・というような展示でしたが、館内では展示内容を解説するおばちゃんの声のテープが始終流れていて、「わたしもびっくりしました」とか、ちょくちょく話す人の感想が入ってくるのが面白かったです笑(秘宝館を思い出した)

山島屋

何かお土産買って帰りたいなぁーと、民宿とお食事もできるお店にぷらっと入ってみると・・・

f:id:salomery:20220101132457j:plain

f:id:salomery:20220101132446j:plain

た、たたたたた

たぬきーーーーーー!!!!!

え?なんでゴルフ???笑 もうお店に入った瞬間虜になってしまいました。

f:id:salomery:20220101132450j:plain

シュールすぎる(X-T3)

f:id:salomery:20220101132903j:plain

(film)

f:id:salomery:20220101132453j:plain

奥には子熊の剥製も!昔はこの地域で獲れた獣を剥製のするのが流行ったとのことでした(X-T3)

こちらでは湯西川温泉のファンシーハンドタオルをゲット!見つけた時めちゃテンションあがったー!!

f:id:salomery:20220106201608j:plain

たまに田舎のお土産物屋さんで見かけるファンシーグッズ。その筋の人にはたまらんやつ(iPhone)

もう残り少ないとのことで、掘り出し物と言われました笑  当時500円くらいだったと言ってたけど300円してくれたよ(まるで骨董市のようなやりとり笑)。ありがたやー!

お土産用に熊の缶詰も買ってみました。どんな味がするんだろう・・・。

f:id:salomery:20220106201458j:plain

よく見たら熊肉30%だった(iPhone)

ここにもイナゴの佃煮が売られてましたが、聞いてみるとおばちゃん世代が案外食べるのが無理で、若い人たちの方が平気で食べるとのことでした。なんとなく納得!ニュー世代なんだろうねぇ。昆虫食も一部で流行っているし、虫を平気に食べる時代もそう遠くないのだろう。

他にも、ニワトリの鳴き声で平家の里の居場所がバレたから、湯西川では鶏を飼わない(食べるけど)とか、面白い話を聞くことができました。

フィルムカメラ壊れる!?

そろそろ次の目的の場所へ行こうと写真を撮りながら来た道を戻っていると・・・

f:id:salomery:20220101132501j:plain

なぜか11月だというのに綿帽子が。朝露をふくんで、ふわふわきらきら綺麗でした(X-T3)

なんと!フィルムカメラが電池切れ・・・!!

なんてこったーーーーー!!!

とはもちろんなりません。準備万端で新品の電池持ってきてるもんねーーー!!!と、勝ち誇った顔で替えます。が、動かない…。

ななななぜ!!!!!?

パニクって10分ほど電池入れたり外したり、フィルムの蓋開け閉めしたり(つまりは感光しますよね)。最終的に細い木の枝を探して小さいフィルムの巻き戻しボタン押してとりあえずフィルムを救出。折角の旅の貴重な時間がもったいないので、潔くあきらめて前へ進むことにしました・・・。つらい。

湯西川 高房神社 上社

目的地に向かって歩いていると、見るからに魅力的な神社を発見。日光市指定文化財にもなっている高房神社でした。解説板によると8月には獅子舞が奉納されるとのことです。

f:id:salomery:20220101132811j:plain

まるでどこまでも続いているかのような階段(SIGMA)

登っていくと大好きな空間がそこに広がってました。

f:id:salomery:20220101132505j:plain

f:id:salomery:20220101132508j:plain

祠の装飾もよきかな(X-T3)

f:id:salomery:20220101132815j:plain

f:id:salomery:20220101132819j:plain

f:id:salomery:20220101132823j:plain

(SIGMA)

この神社がとてつもなく気に入ってしまいました。

平家の里

その後は復元された平家の里へ。時間がないので急ぎ足で駆け抜けます(ゆっくりしたいのにいつも時間に追われてる人)。

f:id:salomery:20220101132519j:plain

f:id:salomery:20220101132547j:plain

f:id:salomery:20220101132536j:plain

f:id:salomery:20220101132540j:plain

f:id:salomery:20220101132523j:plain

ここにももちろん剥製たち(X-T3)

f:id:salomery:20220101132827j:plain

平家の「平」の文字。う、うそでしょ?最高じゃん・・・てなりました( SIGMA)

敷地内のお土産物屋さんではなんと鹿の角が売られていてびっくり!!

f:id:salomery:20220101132544j:plain

f:id:salomery:20220101132533j:plain

(X-T3)

店員さんに聞いたところ、昔は薬にしたりしてたみたい。今も売れるのか聞いたらなかなか売れないと笑ってました笑

店先にはアマビエおみくじがあって、なんだか可愛かったのでやってみた。

f:id:salomery:20220101132529j:plain

フィルムカメラが動かなくなる不運に見舞われ、これからの旅が不安になったので占いたくなったんだ・・・(X-T3)

f:id:salomery:20220106201444j:plain

移動中の電車にて(iPhone)

「旅行」十分ならず

し、信じないんだからね…!!!

【使用カメラ】film : CONTAX Aria、digital : FUJIFILM X-T3、SIGMA quattro dp3

栃木・福島ひとり旅2021⑤へつづく▶︎▶︎▶︎

岡山旅2021・秋②【鏡野町観光編】

岡山駅から電車で1時間ほどかけて着いた津山駅。そこからさらに友人が運転する車で鏡野町へと向かいます。

CONTENS

山田養蜂場 お菓子工房 ぶんぶんファクトリー

まずはトラウマ級の巨大な蜂が出迎えてくれるぶんぶんファクトリーへ。

f:id:salomery:20211127141225j:plain

子供が見たら泣いちゃう!?

f:id:salomery:20211128144124j:plain

よく見たら蜂ルックだった人

f:id:salomery:20211127141236j:plain

蜂蜜を使ったお菓子や化粧品が売られています

はちみつジュレ入りの「ハニーアップルパイ」がボリュームたっぷりでジュレもとっても美味しかったー!!!

f:id:salomery:20211127141232j:plain

はちみつジュレ入り「ハニージュレ」と、はちみつカスタード入り「ハニーカスタード」の2種類がありました

奥津湖総合案内所「みずの郷奥津湖」

お次は鏡野町の特産物が売られているみずの郷 奥津湖へ。

f:id:salomery:20211127141316j:plain

ん?

f:id:salomery:20211127141320j:plain

え、エリマキトカゲ…!!?

間違いなくあの昭和のエリマキトカゲ大ブーム時代に作られていますよね…??

www.youtube.com

鏡野町では「姫とうがらし」という唐辛子が有名なようで、物産館の前にはたくさんの姫とうがらしが干されていました。

f:id:salomery:20211127143136j:plain

まっかっか!(film)

f:id:salomery:20211127141327j:plain

ちょっとしたフリマコーナーではジュリーーーーー!!!

姫とうがらしを使った七味がありました。瓢箪の形がかわいい〜。

f:id:salomery:20211127141331j:plain

お値段もお手頃だしお土産に最適!

なんとこちらでは自分で調合して「マイ七味」を作ることも出来ます!自分好みの調味料を作れるだなんてサイコー!!

f:id:salomery:20211127141341j:plain

姫とうがらし、青姫とうがらし、柚子、塩、胡麻(白・黒)、紫蘇(赤・青)、梅粉、山椒、青のりの10種類

では、早速調合していきましょう!

f:id:salomery:20211127142620j:plain

たのしい!!!

おすすめの割合が書かれた表があり、それを見ながらスプーン合計10杯の中で組み合わせを考えて調合していきます。

f:id:salomery:20211127143204j:plain

(film)

先に作った友人がスプーンすり切り1杯で調合していったところ瓶に隙間ができていたので、わたしはスプーン山盛りで!!

f:id:salomery:20211127141335j:plain

青姫とうがらしと山椒を多めに入れたことは覚えてるけど、詳しい配分覚えてないからもう二度と同じ味は作れない…

まぜまぜしてから瓶に入れていくと・・・

f:id:salomery:20211127141338j:plain

あふれた…!あふれたよ…!!!

欲張るとこういうことになるので良い子は真似しないでね・・・

f:id:salomery:20211127141345j:plain

みんなそれぞれ好みの調味料を調合したマイ七味ができました

夕食時におのおのが作ったマイ七味の品評会を行うことになりました。負けないんだからねっ!

f:id:salomery:20211127141348j:plain

物産館からは奥津湖を眺めることができます。カヤックやサップなどのアクティビティ体験も。

四川料理 天府苑 (陳さんの水餃子)

さて、すでに時間はお昼の1時。腹は減っては戦はできぬ…!(アップルパイ食べたけど)というわけで、天府苑(陳さんの水餃子)へ。

f:id:salomery:20211127141419j:plain

f:id:salomery:20211127141430j:plain
f:id:salomery:20211127141427j:plain
f:id:salomery:20211127141438j:plain
f:id:salomery:20211127141435j:plain

f:id:salomery:20211127141423j:plainどれもこれも美味しかったー!とくにシャキシャキなジャガイモの炒め物は永遠に食べていたいほど…。

岩井滝

お腹を満たしたあとは、自然を求めて岩井滝を目指します。

f:id:salomery:20211128122436j:image

く、熊・・・!?

え?岡山にも熊いるの・・・???熊にまったく縁のない九州生まれ九州育ちの自分にとっては驚愕の事実・・・・・。

不安に思いながらも駐車場に車を停めて、滝までの遊歩道を登っていきます。

f:id:salomery:20211127141508j:plain

ある日♪ 森の中♪ 熊さんに♪ 出会っ…ていませんっ(ほっ)

道の途中では、子宝にめぐまれるという水が湧き出ていました。

f:id:salomery:20211127142624j:plain

なんの予定もないけどとりあえず飲む。飲めるもんは飲む。

滝ぃぃぃ〜!!!

f:id:salomery:20211127141512j:plain

f:id:salomery:20211127141532j:plain

マイナスイオーーーーーン

こちらではなんと!流れる水の裏側からも滝を眺めることができます。なかなか見ることのできない光景にテンションあがる〜!!!冬には氷瀑も見れるそうです。

f:id:salomery:20211127141523j:plain

滝のカーテンってやーつー

f:id:salomery:20211127141520j:plain

南無南無

f:id:salomery:20211127142612j:plain

ここから滝を撮ると・・・こうなるっ

f:id:salomery:20211127141516j:plain

時を止めた感

f:id:salomery:20211127141527j:plain

f:id:salomery:20211127141536j:plain

記念写真もパシャリ

ちょっぴり赤くなった紅葉も見ることができました。

f:id:salomery:20211127141540j:plain

奥津温泉

本日のお宿は奥津温泉の米屋倶楽部です。

f:id:salomery:20211127141605j:plain

浴衣がかわいい〜。熊のタグ。

奥津渓の紅葉ライトアップ

チェックインして一息ついてから、奥津渓の紅葉ライトアップへ。葉が紅葉しているのか、それとも照明で色づいているのかわからず・・・。

f:id:salomery:20211128151858p:plain

(film)

f:id:salomery:20211127141628j:plain

わたしたちが行った時からちょうど一週間後くらいが見頃だったようです。惜しかった・・・

f:id:salomery:20211127141613j:plain

道中にあった温泉のイラストがかわいい

マイ七味品評会

夕食時にはお待ちかねのマイ七味品評会です。

f:id:salomery:20211127141653j:plain

f:id:salomery:20211127141657j:plain

果たして勝者は・・・!

てんぷらにつけて食べると・・・自分のが一番おいしい!!!(山椒が強く香って個性的なお味)

ていうか、結局みんなそれぞれ自分の好きなもの入れてるから自分のが一番だよね…という話になりました笑(自宅では味噌汁や納豆など色んなものに入れて味わっております)

奥津温泉名物「足踏みせんたく」

翌日、あっという間に旅の最終日です。

f:id:salomery:20211127141716j:plain

奥津温泉の朝

f:id:salomery:20211127141724j:plain

朝食をいただきます

9時からは奥津温泉の「足踏みせんたく」を見るよ!

f:id:salomery:20211127141747j:plain

なんと!昨日から鏡野町をアテンドしてくれてるお友だちがふみふみするよ〜!!

f:id:salomery:20211127141802j:plain

f:id:salomery:20211127141755j:plain

音楽に合わせてふみふみ♪

f:id:salomery:20211127143056j:plain

ふみふみふみふみ♪ (film)

f:id:salomery:20211127141758j:plain

絵になる〜

衣装もほんわかしててかわいいね〜。なんてのんびり思っていたら…その由来がなかなかヘビーでびっくり!

f:id:salomery:20211127141806j:plain

昔は奥津温泉には熊や狼が多く横行していて、襲われるのを防ぐために生まれた風習なんだって〜(昨日見た熊注意看板が一気に現実味を帯びる)。あなあそろし・・・。

f:id:salomery:20211127142608j:plain

足踏みせんたく娘たちと♪

足踏みせんたく娘たちが頭に巻いてる手ぬぐいも可愛いんだよ〜!

f:id:salomery:20211128151452j:plain

お友だちにもらった手ぬぐい。かわいい!!!

f:id:salomery:20211127143039j:plain

f:id:salomery:20211127143213j:plain

(film)

一旦ホテルへと戻り、せんたく娘から洋服に着替えた友人と再び合流!岡山ラストDayは、着物で津山市観光です。

【使用カメラ】film:OLYMPUS PEN FT、digital:FUJIFILM X-T3、SIGMA dp3 quattro、iphone SE2

f:id:salomery:20211127143118j:plain

(film)

岡山旅2021・秋②【津山市観光編】につづく▼▼▼

玉名・中津・求菩提ひとり旅2020⑦【求菩提山登山・後編】最終回

熊本県玉名市から始まった旅の記録も今回でいよいよ最終回。求菩提山登山の様子をどうぞおたのしみください。

CONTENTS

中宮

獅子の口に別れを告げて、背の高い木々が連なる山道をひとり、木漏れ日を浴びながら歩いてきます。

f:id:salomery:20211025160207j:image

鳥居と狛犬、中宮へと向かう石の階段が見えてきました。

f:id:salomery:20211025221724j:plain

f:id:salomery:20211025221727j:plain

(film)

階段を登り進めていくと、中宮のあるひらけた空間に着きます。

f:id:salomery:20211025161522j:plain

(film)

こちらで毎年3月にお田植祭があり、多くの人で賑わうそうです。宿のご主人も毎年行っていると話していました(2021年はコロナでどうだったのかなぁ…)。また開催される時期に行ってみたいです。

f:id:salomery:20211025221839j:plain

目ん玉こぼれ落ちそうなお牛がかわいいー!(求菩提山のパンフより)

ここには鬼が祀られた鬼神社もあります。はるか昔、猛覚魔卜仙という人が求菩提山を開き、この山に連なる犬ヶ岳の八鬼を退治して甕に封じたそうです。

f:id:salomery:20211025160252j:image

f:id:salomery:20211025160442j:plain

(film)

鬼の石段

その鬼神社の横を抜けると上宮(頂上)までを結ぶ850段ほどの急な石段があり、鬼が一夜で作ったという伝説から「鬼の石段」と呼ばれています。

f:id:salomery:20211025161556j:plain

(film)

ここに来るまではぜんぜん楽勝!って思ってたんだけど、階段登ってる途中でぜーぜーと息切れが…。写真ではなかなか伝わらないけどとんでもなく急なんだよ〜!!

f:id:salomery:20211025161246j:image

狭い階段に座って休憩しつつ頂上へ向かうのでした。普段なんの運動もしてないからきつかったー!!!

f:id:salomery:20211025161248j:image

上宮

ついに上宮(頂上)が見えてきた…!!

f:id:salomery:20211025161506j:plain

f:id:salomery:20211025161448j:plain

f:id:salomery:20211025161435j:plain

ここではお昼ご飯を食べてる人もいて、なんだかほっとする空間でした。座ると動くのが億劫になる気がしたので、休憩せず先に進むことに。

上宮の右側を進んでいくと一気に荒れた道に…!!ゴツゴツとした大きな石があちこちにあって、なんだかドキドキしたよ。

f:id:salomery:20211025161417j:plain

滑り落ちたらイチコロ感すごかった…

わたし、今からこの道をひとりで歩いていくの…??

一気に不安になるのであった。

上宮横から裏手にかけて、求菩提山のご神体である磐座(巨石群)があったらしいのですが、私は拝むことなく通り過ぎてしまいました…。

五窟巡り

上宮からは、山伏たちが修行するために篭ったという窟を巡る「五窟巡り」ルートから帰ります。

f:id:salomery:20211025161451j:plain

f:id:salomery:20211025161404j:plain

f:id:salomery:20211025161453j:plain

こんな荒くれた道をタッタッターっと軽快に走っておりてく二人組の男性に追い越され信じられなくて白目になる。(トレランしてる人たちの前世はきっと山伏に違いない…)それ以降、下山するまで誰にも会うことはありませんでした。何事もなくてよかったー!

f:id:salomery:20211025161455j:plain

f:id:salomery:20211025161419j:plain

f:id:salomery:20211026164704j:plain

f:id:salomery:20211025231806j:plain

f:id:salomery:20211025161459j:plain

背後の岩に亀裂の入った普賢窟

普賢窟には、国宝の「銅板法華経」が納められていたといわれ、その岩の割れ目に耳を澄ますと聞こえる「ゴォー」という音は「梵音」と言い伝えられているとのこと。(後で知った。聞きたかった!)

f:id:salomery:20211025233031j:plain

岩から生える湿気をふくんだ緑が美しかった(film)

五窟巡りコースを抜けて、行きと同じ道にたどり着きほっと一安心。ほんとは五窟のあとに修行者の禊場に出るルートで帰るつもりが詳細MAPなくしてルートがわからないし、YAMAPにも載ってなかったのであきらめた…。遭難はこわいもんね!

f:id:salomery:20211026164737j:plain

行きの時に見に行ってUターンした禊ぎ場。ここに出るルートがあったらしい。

11時頃に入山して、下山したのは14時過ぎ。約3時間ほどの登山でした。わたしは写真を撮りながらだいぶゆっくりしたので、普通に登山する分には約2時間ほどのコースかと思われます。他にも過酷なルートがあるみたい。登山される方は修験道の歴史に思いを馳せながらぜひ歩いてみてほしいです。

そんなこんなで初めてのひとり登山を無事終えて、ほっと一安心するのでありました。

山里へ

さて、ゆっくりのんびり休憩したいぞー!と思っても、登山口から飲食店がある場所まで歩いてさらに40分ほどかかるというね…!!

f:id:salomery:20211025233740j:plain

f:id:salomery:20211025233405j:plain

f:id:salomery:20211025233738j:plain

(film)

f:id:salomery:20211027132942j:plain

風情のある石積みの棚田

実はお昼は登山しながらカロリーメイト食べただけ…。ふらふらでランチできる店を探すも、気づけばすでに4時前。ランチ営業時間外だし、コロナの影響で予約しないと入れない店がほとんど。せめてカフェだけでも…と、ダメ元で山帰来さんへ行ってみます。

f:id:salomery:20211025161422j:plain

すると!なんと!1人分だけ蕎麦が残ってるという奇跡…っ。生き返ったー!!!

f:id:salomery:20211025233610j:plain

(film)

f:id:salomery:20211025233614j:plain

お蕎麦も天ぷらも美味しゅうございました

帰りのバスを待つ間うろうろしてたら、すっと横に車が止まりドキドキしていると、「お疲れ様でした〜」との女性の声が。なんと求菩提資料館で井浦さんの話や登山ルートなどを色々教えてくれた方でした!「おかげさまで無事登れました〜!」とご報告。旅の最後にそのやりとりがとてもうれしくて楽しかった〜!!

f:id:salomery:20211025161402j:plain

f:id:salomery:20211025161359j:plain

f:id:salomery:20211025161446j:plain

f:id:salomery:20211025233504j:plain

(film)

最終のバスに乗り込み宇島駅へ。荷物を置かせてもらっていた宿にお別れの挨拶をし、無事帰路についたのでありました。

f:id:salomery:20211025234643j:plain

f:id:salomery:20211025234641j:plain

(film)

おわりに

2泊3日の玉名→中津→求菩提の旅は、モダン建築、城下町、修験道(登山)というそれぞれジャンルのちがう盛りだくさんの三日間で、とっても楽しかったです。ひとりだと止める人や、気を使う人もいないので無茶なスケジュールをぶっこんでしまいがち。欲張りだから、いろんなことを一度にたくさん体験したくなるんだー。お金と時間がたくさんあったら、もっとゆっくり旅できるんだろうけどね。

f:id:salomery:20211025233403j:plain

求菩提山の麓にて(film)

さぁて、次はどこへゆこうか。

【使用カメラ】film:OLYMPUS PEN FT、digital:FUJIFILM X-T3